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旭

  • @keinisan
  • 2016年12月10日に登録
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akira_nvler
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  • 6日前

    ご無沙汰しております

    こんにちは、旭(あきら)です。 約10ヶ月ぶりの近況ノートの更新になります。お久しぶりです。 前回の近況ノートで「頻繁に更新が滞るようなことはない」と書いておきながら、何のお知らせもせず長らく更新が止まってしまい申し訳ありません。 仕事とプライベートで多忙が重なり、さまざまなことがあって精神的にも執筆できる状態ではなくなっておりました。 現在は比較的落ち着いており、こっそり更新再開しています。 以前のように、今後も週一投稿を目指しておりますが、もしかしたらお休みになる週もあるかもしれません。 何卒ご了承いただけますと幸いです。 休載していた間、そして更新再開してからもコメントやハートなどを付けてくださった読者のみなさま、本当にありがとうございます。 今後ともよろしくお願いいたします。
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  • 2025年3月1日

    明日の更新について

    明日更新予定の『彼女と私は時給1万円の関係です』につきまして、諸事情によりお休みさせていただきます。申し訳ありません。 次回の更新は3/9(日)とさせていただきます。 今後についてですが、本業や私生活が多忙な状況にあり、定期更新が難しくなる可能性があります。 現在は毎週日曜日の午前9時に更新するスケジュールとなっていますが、たまに時間がずれたり、今回のようにその週はお休みさせていただくことがあるかもしれません。 ご理解いただけますと幸いです。 とはいえ、可能な限り決まった日時に更新するよう尽力しますので、頻繁に更新が滞るようなことはないと思います。 明日の更新を楽しみにしてくださっていた読者さま、大変申し訳ありません。 次回更新予定日までもうしばらくお待ちください…。
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  • 2025年2月1日

    本日の更新について

    本日9時に更新予定の『彼女と私は時給1万円の関係です』につきまして、申し訳ありませんが公開時間を遅らせていただきます…。 本日中には必ず更新する予定なので、もう少々お待ちいただけますと幸いです。
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  • 2025年1月12日

    【時給1万円】第7章 完結しました

    こんにちは、旭(あきら)です。 【彼女と私は時給1万円の関係です】の第7章が完結いたしました。 以下、例によってネタバレを含みますのでご注意ください。 第7章は、イチャイチャと修羅場で忙しい章でした。(修羅場の方が多かったかも…) 陽生が本格的に参戦して、見事に奏向と夕莉の間を引っ掻き回してくれましたね。 個人的なお気に入りは、奏向を取り合って行われたマーキングの応酬です…笑 中盤の水族館デートは、夕莉の人生で一番はしゃいだ日になったと思います。 デートの終わりで、水も魚も実は苦手だったことが判明した奏向。理由は彼女の過去にあります。 詳細が明かされるのはまだ先になりそうです。 そして本章の最後で、ある二人の関係を匂わせるような発言が出てきました。 あの人とあの人にまさかの因縁が…? 不穏な展開になってしまうのか…というところで次章へ続きます。 少々長くなりますが、以降は本章に関する裏話をちょこっと語らせていただきます。    * 【144話のあのシーンについて】 奏向が142話で保湿クリームを夕莉からもらっていましたが、実はそのクリームを学校に着いてからこっそり手に塗っていたんです。(奏向の勘違いですが、匂いが気に入らないと思われたのがあまりにもショックで) それから仮眠室のベッドで一悶着あり… 噛みつき終わったあとで、頬に手を添えられた夕莉が反応して目を見開くシーンがありましたが、それはクリームの匂いに気づいたからです。 深呼吸をしていたのは、自分の好きな匂いで落ち着こうとしていたんですね。 そして、自分があげたものをすぐに使ってくれる奏向の優しさを改めて実感していました。 そんな奏向を一方的に責めてしまった自分自身の心の弱さと不甲斐なさに、思わず悲しみが込み上げてきたのです。 奏向の手に頬擦りして唇を押し当てたのは、自分を一途に想ってくれる奏向に対して「やっぱりあなたのことがどうしようもなく好き」という気持ちが溢れた結果ですね。夕莉なりの謝罪と愛情表現です。 こうした些細なセリフや行動などに隠された伏線が、これまでのお話の中にたくさん散りばめられています。 余力があれば、伏線の解説や本編では語られていないちょっとした裏話なんかをいつかまとめてみたいなと思っておりますので、気長にお待ちいただければ…。    * これまで夕莉が嫉妬心や独占欲を見せる場面は何度かありましたが、本章の終盤でとうとう爆発してしまいました。 そこに至るまでに積み重なった【嫉妬ポイント】を、いくつか具体的に挙げてみます。 ・プライベート 夕莉は意外と奏向のプライベートを詳しく知らないんです。知っているのは、休日もアルバイトをしているということくらい。 家の事情も杏華から簡単に聞いた程度で、本人に深掘りしたことはありません。 (奏向もあまり自分から話したりしません) なので、お見舞いで奏向の家に来たとき正直かなり驚いていました。 お嬢様育ちで、貧乏な生活を一切経験したことも想像したこともない、というのも相俟って…。 陽生から「カナのことなら何でも知っている」と言われたとき、そういえば学校にいるときの奏向のことしかよく知らないなと、改めて痛感させられたんです。 ・合鍵 夕莉の合鍵を持っているのは奏向ですが、奏向の合鍵を持っているのは陽生なんですよね。 誰が誰に対して心を許しているのか、合鍵の所持事情だけで窺えます。 (ということはつまり、奏向は夕莉よりも陽生に心を許している……のでしょうか…?) 138話の終盤、陽生が勝手に家に入ってきたことで、陽生は奏向の合鍵を持っているのだと、夕莉は気づいたはずです。 「私は持ってないのに、あの子は持ってる…」なんて嫉妬してもおかしくはないですね。 ・知らない顔 奏向は夕莉に対して割とデレている方なので、他の人と接する時に比べて雰囲気が柔らかめです。 反対に、幼馴染みの陽生には結構態度が雑になります。よく「はあ?」とか言ったりします。 ただそれは幼馴染みだからこそで、気の置けない仲特有の距離感によるものです。 恋人にしか見せない顔と、幼馴染みにしか見せない顔。夕莉にとっては、奏向に後者の顔があることにモヤッとしてしまうんです。 またここだけの話…奏向が向ける笑顔は、夕莉と陽生で少し違います。 141話で奏向と陽生が電話しているところを夕莉に見られていたわけですが、今まで見たことのない笑顔を奏向がしていたので、嫉妬のボルテージが爆上がりしたんですね。 ただでさえお見舞いのときに鉢合わせしてボロクソに煽られ、気が休まらない夜を過ごしたのに、翌朝その子と親しげに話している恋人の姿を見たら…。 そりゃさすがに噛みつきたくもなります。 ──と、このように。奏向が恋愛感情を向けているのは夕莉だけ、というのは大前提なのですが、無意識に夕莉を嫉妬させてしまうような行動を所々しでかしてしまってるんですよね…。 ただ、陽生との接し方を見つめ直さなければいけないと奏向が自覚し始めたので、これからは改善されるはず…。 ですが厄介なことに、この二人は切っても切れないような深い関係で……続きは8章をご覧ください。    * ▼今後の更新予定日 ・幕間:1/19(日) ・第8章(第146話):1/26(日) 【第8章について】 「カナの“はじめて”をもらったのはわたし」と暴露した陽生ですが、奏向は「そんなのするわけない」と否定しました。どちらが嘘をついているのでしょうか。その真相を探るところから始まります。 中盤では、陽生の過去について語られます。 陽生がなぜ奏向にあれほど心酔しているのか。 彼女の生い立ちや背景を知れば、その理由がわかると思います。 陽生の過去ということは、必然的に幼馴染みのあの子も登場してきますね。はい、奏向です。 今はだいぶ丸くなっていますが、不良と恐れられてかなり評判が悪かった中学時代がありました。 当時の奏向は、どれほどヤンチャな学校生活を送っていたのでしょうか。 また、過去を通して陽生と“あの人”との関係についても明かされるでしょう。 そして、作中の時期は冬なので、冬と言えばのロマンチックなイベントを絡ませたストーリーも次章で書きたいのですが、絶賛三角関係中なのでどうなるやら…。 またしても修羅場になってしまうのか、聖なる夜に相応しいラブラブで甘々な二人が見られるのか。 陽生にマウント取られまくった夕莉ですが、次章では負けじと反撃に出る…!? ぜひお楽しみに!    * 最後に、読者の皆様、作品のフォロー、ハート、星、ギフトなど、いつもありがとうございます。 今年もまったりと連載していくので、暇な時などに気楽にお読みいただけると嬉しいです✨ 今後とも、本作をよろしくお願いいたします。
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  • 2024年10月13日

    キャッチコピー変更しました

    こんにちは、旭(あきら)です。 今さらですが、【彼女と私は時給1万円の関係です】のキャッチコピーを変更しました。 旧 「金髪不良娘×黒髪美人令嬢」 新 「時給1万円であなたを雇ってあげる。条件は、私に特別な感情を抱かないこと」 (上限35文字ピッタリ!) キャッチコピーって考えるの難しいですね😓 ひとまずこれでいこうと思います…!
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  • 2024年7月28日

    【時給1万円】第6章 完結しました

    こんにちは、旭(あきら)です。 【彼女と私は時給1万円の関係です】の第6章が完結いたしました。 以下、例によってネタバレを含みますのでご注意ください。 第6章のメインイベントは文化祭でしたが、いろんなことが起こったなーと思います。 まず、『付き人の六ヶ条』を廃止した後のお話なので、奏向と夕莉を心置きなくイチャイチャさせられて非常に筆が乗りました。 おかげさまで夕莉の独占欲も開花しました。 6章の最も重要なポイントと言っても過言ではないのが、陽生の登場ですね。 今まで声のみしか出番がありませんでしたが、この度ようやく姿を現しました。 楽しくなるはずの文化祭で、早速夕莉と陽生が鉢合わせ…。 いやー、修羅場を書くのは楽しいですねー笑 二人をもっとバチバチさせてもよかったかなと思ったのですが、本章はあくまで顔合わせまでのシナリオになっているので、お互いの存在を把握しつつ警戒するまでに留めました。 おそらくこれから先、もっと激しい修羅場が待ち構えていることでしょう。 後半では杏華さんの出番が多くありました。 意味深な発言をして結局謎のままになってしまいましたが…何やら昔の奏向を知っていそうな雰囲気でしたね。 今後の彼女の動向にも注目してみてください。 …と、なんやかんやありましたが、無事に本章を締め括ることができてよかったです。 陽生が本格的に登場したので、改めて簡単なプロフィールをご紹介します。 ・皇 陽生(すめらぎ ひなせ) 奏向の幼馴染み。身長173cm。 薄茶色の長髪。ゆるい癖毛あり。 "Haru"という芸名でモデル活動をしている。 八方美人(ただし奏向の前では別)。 ▼今後の更新予定日 ・幕間:8/4(日) ・第7章(第123話):8/11(日) 次週は幕間を公開します。 作中で触れてきた、いくつかの奏向の過去について、ちょっとだけ深掘りされたお話が描かれます。 誰の視点で語られるかはお楽しみに。 第7章は再来週から開始予定です。 相変わらず仲睦まじい奏向と夕莉の間に陽生が本格的に乱入し、修羅場になるのかならないのか…!という手に汗握る(?)展開をお届けします。 そして、散々謎めいた言動で翻弄してきた杏華さんの秘密が一つ暴かれる…かもしれません。 最後になりますが、読者の皆様、作品のフォロー、ハート、星、ギフトなど、いつもありがとうございます。 いただいたコメントは極力返信するようにしているのですが、もしかしたら返信できない場合もあるかもしれません。何卒ご了承ください。 今後とも、本作をよろしくお願いいたします。
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  • 2024年7月13日

    本日の更新について

    本日更新予定の『彼女と私は時給1万円の関係です』に関しまして、諸事情により最新話の公開時間を遅らせます。 早くて午前中、どれほど遅くても本日中には更新いたしますので、もう少しお待ちいただけますと幸いです。 更新を楽しみにしてくださっている方々、申し訳ありません…!
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  • 2024年5月4日

    本日の更新について

    毎週9時に更新している『彼女と私は時給1万円の関係です』について、誠に勝手ながら本日は10時更新とさせていただきます。 最新話公開まで少々お待ちいただけますと幸いです。
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  • 2024年2月25日

    For my Valentine.

    こんにちは、旭(あきら)です。 現在連載中の『彼女と私は時給1万円の関係です』の100話到達を(勝手に)記念して、ささやかながら短編を執筆いたしました。 とっくに過ぎてしまいましたが…2月はバレンタインの時期ということで、今作はバレンタインをテーマにしています。 ぜひ、お楽しみいただけますと幸いです。  * * *  朝から教室内が色めき立っている。  別に騒がしいこと自体は、何ら珍しいことではないけれど。  普段と比べて落ち着きがない理由、それは何と言っても、今日がバレンタインデーだからに他ならない。  何やかんやで世間を賑わせてはいるものの、所詮はただチョコを贈り合うだけの風習で特別感なんてない、という認識でいた。今までは。  渡す相手もいないし、そもそもまともなチョコ一つ用意できるほどの経済的な余裕すらなかったから。  数個しか入っていないお菓子がありえないほど高額だったり、手作りするとしても材料費やラッピング代が必要だったり。  お金のかかる行事なんだなーと他人事のように軽視していたけれど。  今年は少しだけ、バレンタインに染まりきったこの空気に便乗することにした。 「ねーねー」  隣の席を覗き込む。  何かあったらすぐ絡みに行ける近さにいるのはありがたい。  以前より会話をする機会が増えて、さらに仲が深まった――と思っているのは私だけかもしれないが。  呼びかけに反応した雪平は、面倒くさそうに顔をしかめている。 「……なんだよ」 「雪平は私にくれないの?」 「は? 何を」 「チョコ」 「やるわけねーだろ」 「えー。ほしいなー、雪平からのチョコほしいなー」 「物乞いすんなッ。てか声デカい!」 「何かくれたら黙ってあげる」 「…………チッ」  お昼休みの喧騒の中でもしっかり聞こえる音量で舌打ちすると、盛大にため息を吐いて鞄の中を漁り始めた。  "あげない"と言っていたくせに、ちゃっかり用意してくれていたなんてツンデレが過ぎる。  何をくれるんだろうとワクワクしながら待っていたら、ぶっきらぼうに手を突き出された。 「……ほら」  雪平が持っていたのは、クマの顔の形をした棒付きの丸いチョコ。  子どもが喜びそうな、というより、正真正銘子ども向けのお菓子だ。  私がうんと小さかった頃、お父さんに"買って"と泣きながら何度もせがんだほど欲しかったチョコ。  確か、誕生日に一度だけ買ってくれたことがあったっけ。  滅多に食べられなかったお菓子の、あの仰天するほど甘美な味を今でも覚えている。  おそらく誰もが一度は口にしたことのある国民的チョコを前に、いろんな意味で感動してしまった。 「やった。ちょー嬉しい」 「そんなに喜ぶほどのもんか? ……子ども向けのやっすいチョコなのに」 「これ、個人的に思い入れがあってさ。それに、何を貰うかじゃなくて、誰に貰うかが重要じゃん」  もちろん、誰であろうと物を与えられるのは嬉しいけれど。  それが親しい相手だったら、より特別感が増す気がする。 「じゃあ、私からのお返し」 「別にいらな……って、あたしがあげたやつじゃねーかッ!」  恥ずかしげに紅潮していた顔が一変し、鬼のような形相を見せる。  完全にふざけていると思われているけれど、私としては至って真剣だ。 「お前どういう神経してんの? 人があげたものを自分からのプレゼントとして本人に返すって」 「違う違う。ほら、私も偶然同じチョコ用意してたの」 「何でこれが被んだよ……!」  いろんな意味で感動した理由の一つがこれである。  驚くことに、世の中に数多あるチョコの中で、雪平がくれたものと私が用意したものが全く同じになるという奇跡が起きた。  当然ながら、裏でこっそり調べて合わせようなんてサプライズは考えていない。  本当に偶々、同じメーカーの同じチョコの、同じキャラが被ったのだ。  ちなみに、この棒付きチョコはクマ以外にもパンダやブタ、ヒヨコなど、いろんな動物の種類がある。  私が持っているクマと自分が持っているクマを交互に見ながら、何とも複雑な表情を浮かべている雪平の肩にポンと手を置く。 「同じチョコでも、"私があげた"っていう付加価値があるじゃん」 「そんな価値いらん」 「まぁまぁ。食べないなら誰かにあげてもいいし」  一度、バレンタインに誰かとチョコを交換するという行為を体験してみたかった。  雪平の態度を見る限り、明らかに喜んではいないものの満更でもなさそうだし、とりあえず渡せて良かった。  後で食べようと思いポケットにしまおうとした時、不意に視線を感じた。 「…………」  いつの間にお手洗いから戻ってきた木崎さんが、羨ましそうに私と雪平のチョコを凝視している。今にも涎を垂らしそうな顔で。  時間も時間だし、お腹が空いているのかな。 「木崎さんの分もあるよ」 「ほんと!?」  雪平とは対照的に、心底嬉しそうな笑顔を向けてくれる。  健啖家の木崎さんは、食べ物なら何でも喜んでくれそう。 「わたしもチョコ持ってきたんだ。二人にもあげるね」 「二色にはあげなくていいと思う」 「いーや。せっかく用意してくれたんだから喜んで頂きますけど」  雪平の妨害を掻い潜り、木崎さんからのチョコを受け取ることができたのは、お昼休みが終わる直前だった。  放課後、生徒会活動が終わるまで図書室でのんびりしていた私のスマホに、一通のメッセージが届く。  そこには『生徒会室に来て』と短い一文が。  すぐさま椅子から立ち上がり、目的の場所へすっ飛んだ。 「なにこれ」  生徒会室に入って放った第一声がこれ。  真っ先に言及したくもなる。  会長用のデスクの隣に、大量の紙袋が置かれていたのだから。  会議はすでに終わったようで、ここに夕莉以外の生徒会メンバーはいない。  夕莉はというと、まだ仕事が残っているのか、デスクで作業をしていた。  手は動かしたまま、さらっと返答する。 「お菓子」 「は、これ全部?」 「そうよ」  チラッと紙袋の中を覗いてみる。  市販のものや手作りと思われるお菓子が、これまた大量に入っていた。  思考が一瞬停止する。  現実を受け入れられない、いや、受け入れたくない。  もしこのお菓子が全部夕莉への"あれ"だったら―― 「えーっと…………なるほど、全校生徒に配るやつだ」 「残念だけど、全て私宛てのもの」 「んなバカな」  肝が潰れるとはまさにこのことで、文字通り開いた口が塞がらなかった。  ……うん、でしょうね。  夕莉のファンクラブがあると聞いていたから、なんとなく予想はしていたけれど。  それにしても、現実でこんなに貰ってる人初めて見た。漫画の中だけかと思ってたわ。  中学時代、一番モテモテだった男子ですら、ここまで貰っていなかった気がする。  ここがお嬢様学校だからなのか、夕莉の人気が異次元レベルだからなのか。  個人的には前者であることを願いたい。  ひとまず、顎を押し込んで開いた口を無理やり閉じる。  夕莉の一仕事が終わるまで、近くのソファーに座って待つことにした。  いくら凝視したところで無くなりはしない紙袋たちは、私が夕莉の家まで持ち運ぶことになる。  荷物持ちは、彼女の護衛兼お世話係である私の役目だから。  暇潰しに、作業に勤しむ夕莉の姿を眺めていたら、ふとある疑問が浮かんだ。  本当は知りたくないけれど、同じくらい知りたい気持ちもある。  葛藤している間に、口が勝手に動いた。 「夕莉はさ、今までチョコ何個貰ったことある?」 「……さあ。数えたこともないわ」  え、なに、数えようとも思えないくらいの量を貰ってたってこと? どんだけモテてんのよ。  ……しかしまぁ、紙袋が大量に積まれているこの光景を見せつけられたら、数える気になれないのはお察しできる。  にしても、どうすんのこれ。  まさか一人で全部食べるつもり?  ……さすがにそれはないか。  夕莉の綺麗な肌にニキビができてしまうだけでは済まなくなる。  想像するだけで胃もたれしそうだなと戦慄しながら、無意識にため息が出た。 「……絶対いくつか本命入ってんじゃん」  ぼそっと、心の声が漏れる。  こんなに貰っているのだから、一つや二つ本命が混ざっていてもおかしくはない。  現に、夕莉をそういう目で見ている子を一人は知っている。  夕莉が私のことを好きなのはわかっているけれど、彼女宛てのプレゼントを見ると無性にモヤモヤした。 「大丈夫よ」  独り言が聞こえたのか、優しく諭すような声で夕莉が反応する。  作業が終わったようで、デスクの上は綺麗に片付けられていた。  隣に腰を下ろしてじっと目を見つめたあと、私の頬を軽く撫でる。 「私には奏向しか見えていないから」  ぶわっと、一気に体温が上昇した。 「そう……ですか」  咄嗟に視線を逸らす。  密かに嫉妬していたことを見破られたような気がして、急に恥ずかしくなった。  私だけがドキドキしているこの状況が、羞恥心に拍車をかける。  そういうセリフはもっと、躊躇いながら言ってもいいんじゃないかな……。  そんなに余裕綽々な態度をとられると、逆にからかわれているのではないかと思えてくる。 「奏向だって、たくさん貰っていそうだけど」  フォローのつもりで言ってくれたであろう言葉に、堪らず苦笑する。 「まさか。親からだってくれたことない」  そもそも友達が少なかったのもあるけれど、今までバレンタインというイベントを謳歌した試しがなかった。  基本的に二色家では年中行事にあやかるという概念がなく、節分だろうがクリスマスだろうが特別なことは一切しない。  あったとしても、誕生日をお祝いするくらいだろうか。  プレゼントはあったりなかったり。  バースデーケーキなんて贅沢すぎて買えなかったから、お麩一つにロウソク一本を刺していたのはここだけの話。 「でも今年は二つも貰っちゃった」  そのうちの一つは、半ば強引に巻き上げたと言っても過言ではないけれど。  学校で友達からチョコを貰ったのは、今年が初めてかもしれない。 「……誰から?」  穏やかだった夕莉の表情が僅かに曇る。  声のトーンが低くなったのは気のせい……?  特に隠すようなことでもないし、正直に贈り主を教えた方がいいか。 「雪平と木崎さん」 「……そう」  鋭かった眼差しが、安心したように柔らかくなる。  夕莉も私が誰からチョコを貰ったのか、気になったりするんだ。  二人以外の名前を出していたら、どんな反応をしていたんだろう。  さっきまでの雰囲気からすると、ガン詰めされていた可能性もなきにしもあらず……。 「帰り支度をするから、もう少しだけ待っていてくれる?」 「うん」  幾分か上機嫌な様子で、夕莉はソファーから立ち上がった。  再び暇な時間が訪れて、手持ち無沙汰になる。  何気なくブレザーのポケットに手を突っ込むと、ある物に当たる感触がした。  そういえば、雪平から貰ったチョコをポケットに入れていたんだった。  それを取り出して、じっくり観察する。  言うまでもなく、この棒付きチョコはどこにでも売っている定番商品だし、私が雪平と木崎さんにあげたものと寸分の違いもない。  これを選んだ理由は、私が一番好きなチョコだったから。  自分の好きなものを友達と共有したかったんだ。  ラッピングをビリビリと開けて、躊躇いなく一口で食べる。  トリュフチョコ一個分の大きさだから、ちょうど口に収まりやすい。  懐かしい味が口の中を浸透していく――前に。  不意に顎を持ち上げられ、ぐいっと強引に顔の向きを変えられた。  何事? と脳の処理が追いつくより先に、私の唇が奪われる。  あまりにも不意打ちすぎるキスに、"何で?"と疑問が浮かんだのも束の間、夕莉の舌が口内に捩じ込んできた。 「……!?」  互いの舌の熱で、チョコがあっという間に溶けていく。  唾液と混ざってドロドロになった液体を、夕莉の舌にほぼ全て舐め取られた。  まるで、口の中にあったチョコを残らず奪い取るように。  甘さが感じられなくなるほど口腔をしつこく蹂躙されたあと、ようやく唇を離してくれた。  肩を上下させて呼吸を整える私に、夕莉が膨れっ面で咎めるような眼差しを向ける。 「私の目の前で、他の子から貰ったものを食べないで」  とんでもない嫉妬の塊だった。 「…………ごめん……なさぃ」  思わず声が尻すぼみになる。  夕莉のいる前で軽率な行動をとってしまった愚かさと、不意のキスにもかかわらず気持ちいいと感じてしまった淫らさに、感情がごちゃごちゃになる。  口に含んだはずのチョコはほとんど夕莉に奪われて、味も上書きされてしまった。  居た堪れなくなって萎縮していたら、またも顎を持ち上げられる。  しかし、今度の手つきは優しかった。  見つめ合うのも数秒、吸い寄せられるように唇がそっと重なり合う。  貪るような激しさとは対照的に、じっくり感触を味わうような柔らかくも濃厚なキス。  夕莉の下唇を軽く挟んだところで、ある違和感を覚えた。  何だろうと思いながらも、しばらく夢見心地な感触を堪能する。  最後に舌先でちろっと舐めてから唇を離した。  くすぐったかったのか、夕莉は僅かにぴくっと顔を震わせてから、恥ずかしげな上目遣いで私を見る。  ……やっぱり、感触が違う。  見た目では全然わからなかったけれど、触れてみると明らかに違いがある。 「リップ、変えた?」  私の問いかけに、今度は夕莉が顔を赤く染めた。 「……どうしてその方法で気付くの」 「いつもと味が違った」  彼女のリップを食べているわけでは断じてなく。  風味というか、肌触りというか、唇を合わせるとそういう感覚が敏感になる。 「何で変えたの?」 「だめだった……?」 「ううん。いつも以上にふにふにしてて気持ちいい…………あ。もしかして、これ?」 「……?」 「私へのバレンタインのプレゼントって、夕莉からのキス?」 「っ! ちがっ……」  狼狽したように耳まで真っ赤になった。  半分冗談で言ったつもりだったけれど、見事に真に受けたようだ。  もし本当だったとしても、それはそれで嬉しい。  おねだりしたら、もっとしてくれるかな。なんて下心満載な願望を抱きかけた時、夕莉が鞄から何かを取り出した。 「……これ、私からのプレゼント」  シックな色の包装紙に包まれた、薄い長方形の小さな箱。  見た目といい紙の質感といい、高級なものであることは明白だった。  最も望んでいた相手からの贈り物に、今日一番の笑みが浮かぶ。  高いとか安いとか関係ない。  たとえ箱の中身が空だとしても、バレンタインデーに夕莉から物を貰ったという事実が何よりも嬉しい。 「開けてもいい?」 「ええ」  受け取った手のひらサイズの箱を、なるべく綺麗に開けていく。  包装紙を解いて蓋を外すと、いろんな形をした合計六個のチョコが、仕切りの中に一個ずつ入っていた。  丸とか四角とかハートとか、見ているだけでも面白い。 「食べてもいい?」 「もちろん」  隣で夕莉に見守られながら、チョコを一つ口に含んだ。 「うま」  脊髄反射で声が出る。  人生で初めて体験した味だった。  口に入れた瞬間にとろけて、舌触りが滑らかで、それでいて甘さはくどくなく、食べ終わったあともほのかにカカオの風味が香る。  ……これが上物のチョコか。  一度この味を覚えてしまったら、普通のチョコには戻れなくなりそうで怖い。  高級な食べ物に慣れていない私は、一つ食べただけでも充分満足できたけれど、どうせならもっと嬉しくなることをしたいと思った。 「ねぇ、夕莉も一緒に食べよう。私だけ楽しむなんてもったいないくらい美味しいから」  贈り主に勧めるのもおかしな話だけれど。  こんなに美味しいものを独り占めするのは、本当にもったいない気がして。  夕莉は私の提案に一瞬驚いた表情を見せたものの、嬉しそうに微笑しながら頷いてくれた。  「……食べさせて」  そして、甘えた声でねだられる。  普通に箱を差し出そうとしていたのを、咄嗟に引っ込めた。  なるほど。こういうのは、食べさせてもらいたいと思うもんなのか。  確かにお互いドキドキしそうだし、行為がなんだかカップルぽい。  気を取り直して、チョコを掴み、手を添えながら夕莉の口元まで持っていく。  しかし、恥ずかしげに視線を逸らすだけで、なぜか口を開けてくれない。 「夕莉?」 「奏向の口から……が、いい」  しまった、配慮が足りなかった。  "あーん"じゃなくて口からの方をご所望…………口から!?  待って、えっと……それはつまり、さっきやられたみたいな……く、口移しってこと? 「奏向」  急かすように名前を呼ばれる。  羞恥と戸惑いで頭の中が大混乱に陥る中、追い討ちをかけるように夕莉がさらに近付いて、私のブレザーの袖をきゅっと掴んだ。  縋るような熱っぽい目で見上げながら。  ここまで来ておいて、恥ずかしいからムリなんて断れないし、そもそもさっきやられて気持ちよくなっちゃってたし……。  あーもうっ、どうにでもなれ!  今さらこんなことでウブになってどうすんのよ。  覚悟を決めて、掴んでいたチョコを自分の口に入れる。  固形のままがいいのか、少し溶かしてから移した方がいいのか……とか考えているうちにもう溶け出してきた。  夕莉の頬を包み込むように手で添えて、彼女の口を自分のそれで塞いだ。  半分以上液体になりつつあるチョコを、舌で送り込む。  口の隙間から溢れないように、少しずつゆっくりと。  夕莉の口内に舌を侵入させると、ねっとりと蠢くものが絡まってきた。  口腔の至る所に舌を擦りつける。  二人の熱で完全にチョコが溶けていく。  口の中に甘さが広がって、とろけるような感覚が脳を支配する。  流し込んだチョコを残らず受け取ったあとも、私の舌を執拗に犯してきた。  攻守が逆転して、いつの間にか夕莉が貪るように私の唇を弄んでいる。  口移しがとうに終わったことも忘れて、無我夢中で快楽を求め合った。  どれほどの間、唇を重ね合わせていたかはわからない。  どちらからともなく体を離すと、不意に静寂が訪れた。  まだ足りないような気もするし、心が満たされるほど満足できたような気もする。  思いのほか熱烈なキスをしたせいか、今になって羞恥心がぶり返してきた。  なかなか目を合わせられずにいたら、嬉しそうな声で夕莉が呟いた。 「――甘い」  チラッと彼女の方を見やる。  ちくしょう、可愛い。 「あっ……実はね、昨日夕莉のためにとっておきのお菓子作っておいたんだ。だから早く帰ろ」  こんなタイミングでさらっと言うつもりじゃなかったけれど、この変な気まずさを打開するには致し方ない。  昨日の夕方、彼女の家で夕飯作りのお手伝いがてら、バレンタインで渡すお菓子をこっそり作っていたのだ。  杏華さんがつまみ食いをしなければ、今頃冷蔵庫で眠っているはず。  地球がひっくり返ってもそんなことはしないだろうけど。 「わかったわ。楽しみにしてる」  ほんのり頬を染めながら、夕莉は無邪気に笑った。  お菓子を食べた彼女がどんな反応を見せてくれるのか、私も楽しみだ。 Fin
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  • 2024年2月18日

    【時給1万円】第5章 完結しました

    こんにちは、旭(あきら)です。 【彼女と私は時給1万円の関係です】の第5章が完結いたしました。 以下、例によってネタバレを含むかもしれないのでご注意ください。 まずは、最後までお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。 本作を楽しみにしてくださっている方が一人でもいらっしゃると実感できていたからこそ、ここまで描き切ることができました。 夕莉の過去編に関しては、多くの方々に大変辛い思いをさせてしまったこと、深くお詫び申し上げます。 本章を執筆するにあたり、夕莉の過去をどこまで詳細に深掘りするか、非常に悩みました。 批判的な意見が出たり、こんな展開は望んでいなかったと失望させてしまうかもしれないことも、覚悟はしていました。 しかし、これまでの夕莉の行動や発言にはこんな意図があったのだと説得力を持たせるため、彼女の過去を語るのは物語上必要不可欠で、連載開始当初からすでに考えていた構想でもあります。 また、幾度となく作中で『付き人の六ヶ条』について触れてきましたが、本作ではこれがかなり重要な要素になっていました。 このルールが作られた背景にどれほど深刻な事情があったのかを明かすため、苦しい場面をお見せしてしまうことは重々承知の上でお話を綴りました。 夕莉にとって耐え難いほどの経験であったことは確かです。 それでも、彼女なりに乗り越えようとしながら今を生きています。 どれほど辛い過去であれ、杏華や奏向との出会いも含め、それらの出来事が今の夕莉を形成しているからこそ、おざなりに描写するようなことはしたくありませんでした。 とはいえ、過去編は断片的にしか描いていないため、充分な情報や真実が上手く伝えられなかった部分もあるかもしれません。 あまり詳細に描写しすぎると生々しく冗長になってしまう、かといって抽象的に描写すると正しい事柄が伝わらないので、塩梅が難しいですね…。 もっとライトに表現するような書き方もあったかもしれませんが、その辺りは作者の力量不足です。 それでも、この展開や描写はどうしても受け入れ難い、と感じる方もいらっしゃるかと思います。 作品の捉え方は人それぞれですし、少なからず不快感を与えかねない描写が含まれていたことは事実なので、どのようなご意見も受け止めます。 二人の恋がどのように進展していくのかが物語のメインではありますが、様々な経験や人との関わりを通して彼女たちが成長していく姿も、ぜひ見守っていただけますと幸いです。 ▼今後の更新予定日 ・短編:2/25(日) ・第6章(第101話):3/3(日) 次週(2/25)は、恐れながら本編の更新をお休みさせていただきます。 代わりに、100話記念の短編を近況ノートにて公開する予定なので、気が向いた時にでも覗きに来てくださると私がとても喜びます。 第6章の予告ですが、メインイベントは文化祭です。 今まで以上にわちゃわちゃするお話になりそうです。 ようやくお互いのことが好きだと伝えられましたが、それはあくまで一つの通過点にすぎず、まだまだ彼女たちの物語は続きます。 夕莉の過去編でちらっと出てきましたが、杏華に妹がいることや、奏向が中学生の頃から金髪だった理由などについても、これから語られる予定です。 そして、今まで奏向との電話のやりとりしか見せ場がなかったあの人物が、いよいよ次章で姿を現します。 彼女の登場により、奏向の過去も少しずつ明かされていくかもしれません。 最後になりますが、読者の皆様、作品のフォロー、ハート、星、ギフトなど、いつもありがとうございます。いただいたコメントも全て読んでいます。 本当に励みになります。 今後とも、本作をよろしくお願いいたします。
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  • 2023年9月17日

    【時給1万円】第4章 完結しました

    こんにちは、旭(あきら)です。 【彼女と私は時給1万円の関係です】の第4章が完結いたしました。 以下、例によってネタバレ含むかもしれないのでご注意ください。 本章では、ようやく…! といった展開まで進められて、ひとまず良かったなと安堵しています。(ここまで長かった…) また、これまでにないほど大胆な行動をとる夕莉を描くことができて、とても楽しかったです。 もっとイチャイチャさせたいのですが、それは二人の関係がさらに進んだあとで…。 そして、やっと正直な気持ちに向き合うことができた奏向ですが、むしろ自覚してしまったからこそ、これからが前途多難なんだろうなーとも感じています。 最後の言葉は、これ以上ルールを破るわけにいかないという気持ちから、本心を押し殺して出た台詞なのでしょうね。 付き人のルールのせいで、焦ったい…もどかしい…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、次章では奏向が覚悟を見せてくれるはずなので、もう少しお付き合いいただけますと幸いです。 この流れで、第5章の予告を少し…。 次章ではいよいよ、夕莉の過去が明かされます。 Prologueの展開、なぜ『付き人の六ヶ条』を定めたのか、奏向を付き人にした本当の理由、等々…これまでほのめかされていた、夕莉に関する全ての謎について言及していきます。 なので、今まで基本的に奏向視点で進行してきましたが、5章では夕莉視点多めになる予定です。 ここで一つ、ご留意いただきたいことがあります。 第5章の描写について… 以前よりレイティングにて「残酷描写有り」を設定させていただいているのですが、5章では特にショッキングな描写が多く含まれる可能性があります。 (この章のために設定していたと言っても過言ではないです) そういった描写が含まれるエピソードには、冒頭にて注意書きを記載しますが、怖くて読めない…という方はご無理なさらず、閲読をお控えください。 ただ、あまりに生々しい描写は作風に反しますし、気分を害しかねないシーンは極力割愛もしくは抽象的に表現するつもりなので、そこまで警戒する必要はない、のかなと…思います…。 物語の進行上、夕莉の過去について語るのは避けて通れません。 おそらく、心苦しいと感じる場面も出てくるかと思いますが、ご了承のほど何卒よろしくお願いいたします…。 不穏な予告をしてしまいましたが、もちろん暗いシーンばかりではありませんのでご安心ください。 第5章は、物語全体としても一つの大きな区切りがつく大事な章です。 いくらすれ違っても、辛い状況が続いても、本作においてハッピーエンド以外の結末はありえないので、二人の絆を信じて、どうか最後まで見届けていただければ幸いです。 ▼今後の更新予定日 ・幕間:9/24(日) ・第5章(第79話):10/1(日) 5章は次々回より開始します。 幕間の内容はこれまでと同様、夕莉視点のお話になります。奏向のあの言葉を受けて、何を感じたのでしょうかね…。 最後になりますが、読者の皆様、作品のフォロー、ハート、星、ギフトなど、いつもありがとうございます。とても励みになっております。 今後とも、本作をよろしくお願いいたします。 P.S. 第5章を終える頃には、100話に到達しているはず! なので、その時は記念の短編を書こうと思います。 (絶対イチャイチャさせる🤩)
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  • 2023年6月16日

    喫茶店にて〈Another Story〉

    こんにちは、旭(あきら)です。 突然ですが、本日6月16日は『彼女と私は時給1万円の関係です』の連載が始まってからちょうど1年になる日でして。 連載開始当初からお読みいただいている方も、最近本作を知ってくださった方も、本当にありがとうございます。 更新頻度は決して高いとは言えませんが、同じ作品をここまで長く続けられているのは、読者の皆様のおかげです。 連載1周年記念&日頃の感謝の気持ちをこめて短編をご用意しましたので、お楽しみいただければ幸いです。  * * *  休日の昼下がり。  ランチタイムのピークを過ぎて、些か落ち着いてきたなと思い始めた頃に、"彼女"は突然現れた。  いつものように、カウンター席前の調理場で作業をしていると、お客さんの来店を知らせるドアベルがカランと音を立てた。  反射的にドアの方へ振り向き、お決まりの挨拶を投げかける。 「いらっしゃいま、せ……」  何千回と口にしてきたこの言い慣れた言葉が、初めて歪なイントネーションになった。  店内に変な訛りの「いらっしゃいませ」が響いたことを恥じる余裕もなく、来店してきた人物を前に頭の中が一瞬でパニックになる。  ……よし、一旦整理しよう。  ここは喫茶店だ。  私が毎週土日にアルバイトで働いている、小ぢんまりとした飲食店。  家族連れや団体というよりは、二人組の友達やカップル、お一人様が利用するような落ち着いた場所である。  その点に関しては、何ら違和感はない。  彼女は今一人でやって来たのだから。  では、身なりはどうだろう。  お祭りや派手なイベントで着るような、奇抜で目立った服装はしていない。  至って普通の外出着で、爽やかなブルーのワンピースがよく似合っている。  これも特に問題はない。  客観的に見れば何の変哲もないただの"お客さん"なのだけど、一番の要因は、彼女自身の正体にある。  最初は見間違いかと思った。  だって、あの子がここに来るはずはないと当たり前のように思い込んでいたから。  平日は毎日一緒にいるけれど、土日はもはや他人同然の不思議な関係。  まさか夕莉が、私のもう一つのバイト先に顔を出すなんて。 「……お好きな席にドウゾー」  目が合いそうになる前に速攻で顔を逸らし、ひとまずマニュアル通りの言葉をかける。  が、店員としてこの場にいる以上、いつまでもこうしてはいられない。  すぐにお冷やを出さなければ。  頭ではわかっていても、体が驚くほどスムーズに動いてくれなかった。  彼女との接触に抵抗感を抱いていると言ってもいい。  原因は言わずもがな、『業務時間外は接触禁止』という付き人のルールに抵触するからだ。  この件について、一体どういうつもりなのかと夕莉に全力で物申したい。  私には厳しいルールを課しておきながら、なぜこうして自分から会いに来る?  しかもこんな場所に。  接触せざるを得ないような状況で。  店員が客を無視するわけにもいかないし。  私がここでバイトしていることを知っているはずだから、わざと出向いてきたのか?  そもそもお嬢様って庶民のお店に一人で来れるもんなんだ。  これはさすがに不可抗力だ。  ……どうすればいい?  今の私は"二色奏向"ではなく、モブのようなただの一店員として振る舞えば、この危機を乗り切れるか?  必死に脳みそをフル回転させて対処法を考えている間に、無意識にお冷やの準備が終わっていた。  あれほど葛藤していたのに、体に染みついてしまった動作というのは恐ろしい。  ……ああ、足が、勝手に動く。  夕莉にお冷やを届けようと、店内を見渡して居場所を探そうとした瞬間に、ギョッとした。  え、カウンター席に座ってんですけど。  動揺しすぎて、すぐ目の前に来たことに全く気付かなかった。  確かに言いはした。「お好きな席にどうぞ」と。  だけど、それで私に最も近い席に座るかな普通。  これはもう狙っているとしか思えない。  夕莉は私に試練を与え過ぎでは?  私からは触れてはいけないのに、自分からは遠慮なくグイグイ来るし。  この前だって図書室で……って、何思い出そうとしてんの。  今は接触禁止なのに自分から近付いてくるし。  本当によくわからないルールだ。  困惑する私を見て楽しむ、なんていう趣味の悪い遊びでも覚えたのだろうか。  またしても脳内で慌てふためいていた時、今度は夕莉とがっつり目が合った。 「…………」 「…………」  硬直したのも束の間、咄嗟に手に持っていたお冷やを差し出す。あとおしぼりも。 「……ご注文お決まりになりましたらお声がけくだサイ」  逃げるようにその場から離れた。  といっても、調理場はそこまで広くないから、せいぜい背を向けることくらいしかできなかったけど。  一連の流れ的には、何も不自然なことはなかったはず。  あくまで店員としてお客さんに普通の対応をしただけ。  あ、でもちょっと語尾が上擦ったかも。  しかし、一気にやりづらくなったな……。  気のせいだと思いたいが、背後からとてつもなく視線を感じる。  私の一挙手一投足を肩時も見逃さず、まるで監視しているかのような圧のある視線を。  なんだろう。  家の中では絶対に見せないバイト先での自分を身内に見られたような気まずさを覚える。  何気に、学校の制服以外の格好を夕莉に見られるのは初めてかもしれない。  一応他人のフリをしているけれど、この対応が果たして接触禁止のルールに違反しているのかはわからない。  これでクビを言い渡されたらさすがに泣く。  店長に持ち場を交代してもらおうかな、なんて考えていたら。 「注文、いいかしら」  ……やばい、話しかけてきた。  そりゃそうか。一番近くにいる店員は私だし。  ……ちょっと待て。  今タメ口で声かけてきた?  ということは、私と普段通りに接しようとしている?  私に課したルールの内容を忘れたのかこの子は。  それとも、店員には敬語を使わないタイプの客なのか。  はたまた、私相手に敬語を使うのは主人のプライドが許さないとか、そういう高飛車な一面も…………考えるだけ無駄だ。  今は大人しく呼びかけに応えよう。 「……はい、承ります」 「いつものをお願い」  何だよ"いつもの"って。  ここの常連じゃないでしょあんた。  いきなり無理難題ぶっ込んできたな。  あと、注文の仕方が完全に使用人へ指示出しする主人の言い方なのよ。  家での夕莉がまさにそんな感じだから。  夕莉の付き人でいる時は「はいよー」とかぬるい返事をしていたけど、今その調子で答えたらどうなるかわからない。今後の私の処遇が。 「それと、何かおすすめはある?」  難しい注文ばっかじゃん……厄介な。  高級レストランじゃないのよここは。 「今は季節限定のマンゴータルトがおすすめですね……あとは、看板メニューのパンケーキとか」 「じゃあ、パンケーキを」 「……かしこまりました」  さっさと引き上げて調理場に戻る。  パンケーキは厨房に任せて、こっちは"いつもの"とやらを淹れる準備に取り掛かる。  夕莉が欲しているものに、全く心当たりがないわけではなかった。  食後とか授業が早く終わった日の放課後とかに、彼女が好んでよく飲む飲料がある。  おそらく、そのことを指しているんじゃないかなと。  いつもはホットだけど、時期的に暑いしアイスの方がいいか。  それにしても、あの言い方はどう考えても私を試しているようにしか聞こえなかった。  "いつもの"と言われてちゃんと要求通りのものを用意できるのか、と。  ……まったく。誰かに覆面調査でも依頼されたのだろうか。 「……ねぇ」  ……また話しかけてきた。  今度は何?  てか、夕莉はどういう立場で私と会話しようとしてんのよ。  客としてなのか、主人としてなのか。  もし後者だったら完全にアウトでしょ。  故意犯でしょ。私をクビにする気? 「いつもそんな無愛想にしているの?」  ……クレーム?  何を言い出すかと思えば。  不満を面と向かって言うヤツはクレーマーだと相場が決まっている。  ていうか夕莉に言われたくないわ。  確かに、以前まではお客さんから顔が怖いと密かに苦情を言われたこともあるけども。 「……そういうつもりは、ないんですけど」  まぁ、無意識に顔が強張っちゃうんだろうね。  だって、絶対ここには来るはずないと思ってた人が、堂々と業務時間外に私と接触を図ろうとしてんだもん。  つくづく夕莉は自分勝手がすぎる。 「杏華は奏向のどこを気に入ったのかしら」  独り言のように夕莉が呟く。  これは、遠回しに悪口を言われているのだろうか。  こんな仏頂面に目をつける理由がわからないと。  ……それは一理ある。  出会った当初は特別杏華さんにだけいい顔をしていたわけではないし、むしろバイト中は誰に対しても事務的な態度をとっていたはずだ。  にもかかわらず、杏華さんの方から積極的に声をかけてくれて。  物好きな人もいるんだなーと思ったけど、それは夕莉にも言える。  印象の悪い人間をよく付き人にしようと決断できたなと。 「……あなたも大概だと思いますよ。無愛想な店員が近くにいる席に座るなんて」  ぼそっと、目を合わせずに吐き捨てる。  これはあくまで独り言だ。  しがないアルバイトのちょっとした心の声が図らずも漏れてしまっただけ。  付き人としての私ではなく、喫茶店で働いている私としての声。  別に、夕莉に話しかけたつもりはこれっぽっちもないのだ。  ……と思いつつ、少し試している。  彼女がどんな反応をするのかを。  これで不機嫌になったら、理不尽だけど接触禁止のルールを私が破ったということになってしまう。  もし何も言われなかったら、今日はこのまま店員キャラでいこうと思う。 「…………」  夕莉からの反応がない。  ……しまった。やっぱりこっちからは話しかけちゃダメなんだ。  ……いや、これは独り言だから。  大体、最初に突っかかってきたのは夕莉の方だから。  話しかけられて無視するのも失礼でしょうよ。  したがって、私に非はないはず―― 「この席が一番落ち着くと思ったから」  誰にともなく心の中で必死に弁明していたら、彼女の言葉に手が止まった。  落ち着く? カウンター席が?  私だったらテーブル席の方を選ぶけど……と考えていたところで、とんでもない憶測が浮かんだ。  ……いやいや、さすがにそれは自惚れだし、自意識過剰にも程がある。  夕莉は"私が近くにいるから"ではなくて、"直感的に良さそうだと思ったから"この席を選んだんだ。  さりげなく気づかれないように、チラッと夕莉に視線だけを向けると、めちゃくちゃこっちをガン見していた。  思わず二度見してしまうほどの真顔で。  ……さっきから見すぎじゃない?  すんごく気が散る。  ただでさえ夕莉がここに来ただけで、接し方がわからず挙動不審になっているのに。  この状況をどう打破しようかと考えている間に、黙々と作っていた"いつもの"が完成した。  これは、お店でよく注文するという意味の"いつもの"ではなく、夕莉が日常の中で普段飲んでいる"いつもの"である。  もし想定のものと違ったら、私が責任持って払う。 「アイスココアです」  そう、彼女が好んで飲むものはココアだ。  子供舌の夕莉にぴったりの甘い飲み物。  ココアの上にたくさんのホイップクリームを乗せて、さらにその上にチョコチップを散らし、さくらんぼを添えている。  目の前に差し出したココアを、夕莉は興味深そうに凝視していた。 「いただきます」  律儀に一言添えて、ストローの先を咥える。  良かった、"いつもの"は間違ってなかった。  伊達に夕莉の付き人をやってるわけじゃないからね。  彼女の好き嫌いは把握していて当然だ。  ただ、当たり前だけど家で飲むココアとは味が違う。  子供舌ではあるが味覚は敏感な彼女に、気に入ってもらえるだろうか。  普段なら見守るところだけど、今はただの客と店員だから、あまりまじまじと観察はできない。 「よくわかったわね」 「……奇跡的に勘が当たっただけ、です」  甚だ対応が難しいな……。  どこまで素の自分を出してもいいのやら。 「雑談に付き合ってくれる店員がいると聞いたのだけど、それはあなたのこと?」 「……さぁ。違うと思いますけど」  おそらく、杏華さんから何か聞いたのだろうけど。  生憎、今の状態で会話をしたらいろいろとボロが出そうだから、できれば夕莉との必要以上の接触は遠慮願いたい。 「……あなたは"いつも"と違うのね」 「そりゃあ……仕事中なんで」  というのももちろんあるけど、一番の原因は他にある。  本当はルールなんて気にせず、休日でも会いたいし、今だってもっと気楽に話したい。  でも、契約を交わしている以上、決められた規則をおいそれと無視するわけにはいかない。  夕莉は私を信じてくれているから。  その信頼を裏切るようなことをしたら、きっと幻滅されてしまう。 「……奏向は、私の付き人でいる時も仕事だから、あんな接し方をしているの……?」 「…………」  不安げに問う夕莉の声に、チクリと胸が痛んだ。  絶対に違う。  それだけは断言できるのに、すぐに否定できなかった。  その問いに答えた時点で、付き人である私として接することになってしまうから。  他の作業をしているせいで、私に向ける夕莉の視線がどんなものなのかは見えない。  無言である以上、少なくともいい気はしていないだろう。  接触禁止の時間帯とはいえ、せっかくお店に来てくれたのに、浮かない気持ちにさせたままなのは嫌だな……。  ルールを守ることを意識しすぎて、塩対応になってしまった気もするし。  何とかして機嫌を直してもらえる方法はないかと考えた末、作業の手を止めずに口を開く。 「……これはただの独り言なんで、聞き流してほしいんですが」  今から勝手に呟くから反応しないでね、と釘を刺しておく。  夕莉の様子は確認せずに、誰もいない空間に向かって話しかけるような感じで。  咄嗟に上手く言い訳するとか、器用なことはできない。  私にできるのは、飾らないありのままの思いを伝えることだけ。 「今まで夕莉に伝えてきた私の気持ちに、嘘はないから」  これも本当は、しっかりと彼女の目を見て言いたかったけれど。  何事もなかったかのように、忙しさを装って背を向ける。  そろそろパンケーキができあがる頃合いだ。  奥の厨房へ様子を見に行くと、ちょうど私が来た瞬間にデシャップへ置かれたところだった。  厨房担当の店長に「運びます」と伝え、素早くそれを手に取る。  夕莉に出す前にこっそりとカウンター前の調理場で、パンケーキにある細工を施す。  少しでも喜んでくれたら嬉しい。  そんなささやかな思いを形にして。 「お待たせしました」  差し出したパンケーキを、夕莉がこれまた不思議そうに見つめている。  だけど、こころなしか目を輝かせているように見えた。 「これ、他のお客さんにはやってないんだ」  お皿の余白には、チョコソースでデコレーションした花がある。  ソースでドレッサージュとか、本当はこんなサービスしないんだけど―― 「特別だから――二人だけの秘密、ね」  誰にも聞こえないように、小声で。  目を見開いて私を凝視する夕莉に笑顔を向ける。  が、自分から仕掛けたくせに結局照れ臭くなって、また彼女から目を逸らした。  そそくさと別の作業を再開する。  ここのパンケーキは絶品だから、気に入ってくれるといいな。  そう思って密かに覗いてみた夕莉の顔には、小さな笑みが浮かんでいた。 Fin
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  • 2023年4月9日

    【時給1万円】第3章 完結しました

    【彼女と私は時給1万円の関係です】の第3章が無事完結いたしました。 ※以下、ネタバレ含むかも? 本章は二人にとって、大きな転機となるような物語だったのではないかと思います。 夕莉が奏向に初めて見せた表情。 そして、奏向が夕莉に初めて抱いた感情。 それらが意味するものを、彼女たちが自覚する時が来るのは、そう遠くないはずです。 また、最後の最後に、第2章完結時のあとがきで匂わせた"あの子"の存在を何とかぶち込みました笑 (忘れていたわけではありません…!) 彼女はキーパーソンなのですが、メインで登場するのはまだ先になりそうです。 何せ、次章以降は奏向と夕莉の関係がさらに進んでいく重要なストーリーが続きますから。 何はともあれ、奏向が退学せずに済んで一安心です。 今回は敗北してしまった加賀宮さんですが、いつかリベンジできる日が来るといいですね。 そして、おなじみの登場人物紹介です。 ・加賀宮 詩恩(かがみや しおん) 生徒会副会長。身長157cm。赤茶色のハーフアップ。 夕莉に心酔しているお嬢様。もはやストーカー。風紀に厳しい。 ・陽生(ひなせ) ??? 次章についてですが、テーマは【夏】です。 夏休みです。女の子たちがわちゃわちゃします(予定) 夏と言えば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。 私は日焼けしたくないので、毎年クーラーの効いた部屋に閉じこもっています。 アイスを食べながら執筆します。 第3章完結後の予定につきましては、例のごとく幕間を1話投稿し、その後第4章を開始します。 ▼更新予定日 ・幕間:4/16(日) ・第4章(第57話):4/23(日) 次章はいよいよ、夕莉が動き出します。 彼女の行動にもぜひ注目してみてください。 あと、作中でちょいちょい出ている『付き人の六ヶ条』について、ストーリー上わりと大事な要素になるので、改めてこちらに掲載しておきます。 一、命令には必ず服従する 二、不快にさせる言動をしない 三、非常時を除いて業務時間外は接触禁止 四、許可なく私室に入らない 五、体に触れない 六、特別な感情を抱かない 最後に、読者の皆様、作品のフォロー、ハート、星など、いつもありがとうございます。 コメントも全て、ワクワクしながら読ませていただいています。 ギフトもいただくようになりまして、本当に感謝しかありません。 今後とも、本作をよろしくお願いいたします。
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  • 2023年1月3日

    サポーターになってくださった方へ

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  • 2022年12月24日

    Does Santa really exist...?

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  • 2022年11月19日

    【時給1万円】第2章 完結しました

    【彼女と私は時給1万円の関係です】の第2章が完結いたしました。 今回は奏向と朱音の関係を主題にしたお話でした。 奏向の中学時代についてや、喧嘩が強いという設定を具体的に描きたかったのです……。 そして、最後にようやく……! って感じでしたね。 ずっと夕莉は二人称呼びだったので、いざ名前を呼ばせると作者の私までなんかムズムズします。 (余談ですが、「あなた」と「奏向」って一字違いだなと最近気付いた) 今回も、第2章で新たに登場した人物の設定を少し紹介します。 ・雪平 朱音(ゆきひら あかね) 奏向の腐れ縁。身長159cm。焦茶ポニーテール。 過去にいろいろあった。ツン99%、デレ1%。 ・木崎 茅(きさき ちがや) 朱音の友達。身長158cm。黒髪ボブ。 引っ込み思案で大人しめ。生徒会書記。 ・小高 瑠奈(こだか るな) カーストのトップ。身長153cm。シルバーグレーの巻き髪。 裏の顔がやばい。またいつか登場するかもしれない。 次章では生徒会副会長が登場し、またまた奏向に退学の危機が訪れる……? あとは、第34話で存在がほのめかされた"図体の大きな後輩の女の子"についても、少しずつ触れていこうかなと。 2章ではシリアス成分多めだったので、3章ではコメディ要素を増やしていきたいです。(願望) 2章完結後の予定としまして、幕間を1話投稿し、その後第3章を開始します。 ▼更新予定日 ・幕間:11/27(日) ・第3章(第38話):12/4(日) 徐々に変わり始める二人の関係を、これからも見守っていただけると嬉しいです。 読者の皆様、作品のフォロー、ハート、星などありがとうございます。 いただいたコメントも全て読んでいます。 今後とも、本作をよろしくお願いいたします。
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  • 2022年7月27日

    【時給1万円】第1章 完結しました

    【彼女と私は時給1万円の関係です】の第1章が無事完結いたしました。 第1章といっても、長い序章のようなものですね。 ようやくスタートラインに立ったところでしょうか。 8話でヒロインが登場し、11話にして名前が明かされるという、恋愛・ラブコメものにしては展開の遅い流れになってしまいましたが、ここまで辛抱強く読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。 ここで、主要登場人物の設定を少しだけ紹介します。 ・二色 奏向(にしき かなた) 主人公。身長164cm。茶色がかった金髪のミディアムヘア。 遅刻・早退・欠席・居眠りの常習犯。見た目が怖いと思われがち。 ・神坂 夕莉(こうさか ゆうり) ヒロイン。身長160cm。さらさら黒髪ロング。 才色兼備なお嬢様。冷静沈着で感情が読めない。 ・杏華(きょうか) 夕莉のメイド。身長166cm。赤褐色のお団子ヘア。 いつもニコニコしているお淑やかなお姉さん。 次章からは本格的に学院生活が始まります。 新しいキャラも登場し、奏向と夕莉の掛け合いも増えます。(多分) 今後の更新としては、幕間を1話投稿し、その後第2章を開始する予定です。 幕間:7月31日(日) 更新予定 第2章(第17話):8月7日(日) 更新予定 第2章開始までしばらくお時間をいただき恐縮です……。 主従関係になったばかりの二人ですが、これからその関係がどう変化していくのか、末永く見守っていただけると嬉しいです。 最後に改めまして、読者の皆様、作品のフォロー、星、応援などありがとうございます。 今後も楽しんでいただけるような物語が書けるよう、精進してまいります。
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