戦国の裏街道を行く運び屋は、荷よりも厄介事を運んでいる
9月3日AM7:00
第75話 重い集金 砂金
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戦国の裏街道を行く運び屋は、荷よりも厄介事を運んでいる
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イラスト 第75話 重い集金 砂金
「あたし、甲府で銭見た時、目の前が真っ暗になったもん」
双葉が笑いながら文殊と雑談をしていた。
「そうだな。金山の人夫頭も、もう砂金持ってねえつったけ」
文殊も笑っている。
「人夫頭、用心してる、次、無い」
単葉も微笑んでいた。
それを聞いた文殊は、少しイライラしたように言った。
「そうだな、人夫頭、前は五十貫で五百匁だったのに、今回は百五十貫で七百五十匁しか出しやがらなかったからな」
五右衛門は煙管に火を点けて言った。
「まあ、運はよかったな。五百七十貫の儲けなりゃ悪くねえ」