★★★ Excellent!!!
“ログアウト不可”の手触り
最初は、未来のVRが当たり前になった世界の話として、落ち着いた説明から始まります。
けれど読み進めるほどに、「便利さ」よりも「逃げ場所としてのVR」の匂いが濃くなっていき、主人公の過去と現在が静かに重なって見えてきました。
印象に残ったのは、戦闘そのものの爽快さよりも、“手応えがリアルすぎる”違和感です。
血の臭い、焦げた匂い、熱さや冷たさの痛み――その感覚が出てきた瞬間、空気が一段冷えたように感じました。
「いつものゲーム」のはずなのに、そこだけ現実の手触りになってしまう。そのズレが怖い。
もう一つ、NPCのはずの相手がやけに生々しく喋り、こちらの言葉にも反応してくるところも、落ち着いて読めない不穏さがあります。
派手な力の見せ場はしっかりあるのに、読後に残るのは達成感よりも「何かがおかしい」というざわつき。
このざわつきが次にどう形になるのか、確かめたくなる読み心地でした。
TERU
TERUさん、素敵なレビューありがとうございます!
ゲーム世界が現実となるって、実際なら怖いですよねw
そんな世界で主人公カリナが召喚魔法剣士として活躍するお話です。
売りは現実感あふれる食事描写や、冒険で出会う色んな人々との出会い、
そして召喚獣を鎧として纏う聖衣ドレスシステムが本作のオリジナル要素です。
興味を持って頂ければ是非フォローだけでも、
良ければ読んで頂けると嬉しいです。
現在カクコン女性主人公部門でランクインしています。
TERUさんもう一度、ありがとうございます!
TERUさんのリンクはこちら
https://kakuyomu.jp/users/TERU9999それでは皆様今後とも宜しくお願い致します。