幣作『やれやれ系主人公がポップした』をご愛顧くださりありがとうございます。
本日より第二部【異世界が危ない】の開始となりました。
第一部の終盤で地球の危機を救った主人公の前に現れたのは……。
そして主人公は新たなる舞台へと旅立ちます。
新キャラが増え、あのキャラクターの掘り下げも。
実は初期構想では割と序盤の話でしたが、連載を始めるにあたって章立てを考えた結果、章ごとにテーマを設ける恰好となりました。第二章どころか第二部になったのは想定外。三十万字超えて章呼びは無理があるから仕方ないね。
第一部【地球が危ない】
第二部【異世界が危ない】
第三部【○○が危ない】
今まで通りアドリブ頼りのガバガバ仕様ですがネタ帳にある話は使い切りたいところです。未来の私よ頑張ってくれ。
おまけがわりに第一話のプロットを投下しておきます。
珍しくプロット通りに話が進んでいますね。
無限アポートからは逃げられない
目の前で高校生の集団が轢かれようとしている。
ただのトラックではない。異世界転生用のレアなトラックだ。
そういえば異世界転生は未経験だったな。
私は異世界転生に巻き込まれることにした。
迫る異世界転生トラックを前に硬直する高校生と諸手をあげて歓迎する私。
ぶつかる刹那、異世界転生トラックは華麗なステップで私たちを避けていった。
「舞台装置の分際で小賢しい」
私はアポートで異世界転生トラックを引き戻した。
「高校生は帰ったがお前は私を轢くまで帰れないぞ?」
轢かれたい私と轢きたくない異世界転生トラックの攻防は正気に戻った高校生が帰っていっても続いた。
やれやれ、私の無限アポートからは逃げられないぞ?
交通の邪魔にならないようにテレポーテーションで場所を移しているから邪魔は入らない。
だが、無駄なあがきを続ける根性は認めよう。
「ははっ、おもしれ―トラック」
轢かれやすいように私は大の字になって寝ころんだ。
異世界転生トラックはとうとう諦めたのかアクセル全開に突っ込んできた。
「ちっ。軟弱なトラックだ」
私の身体とトラック、どちらが強いのかは明白だ。
接触の衝撃に耐えられず異世界転生トラックが消し飛んでしまった。
「見つけたぞ。首を洗って待っていろ」
異世界転生トラックが散り際に発した術式から私は異世界の所在を突き止めた。