精神科医のローズが勤める病院に、若い女性が運ばれてきた。カウンセリングで話を聞くと、彼女は大学院生で、眼の前で教授が自殺してから、「なにか」に付き纏われているのだという。
そして突然、彼女は恐怖に慄いた表情で叫ぶ。そこに「それ」がいると云うのだ。花瓶が床に落ち、派手に砕ける。慌ててインターホンで医療スタッフを呼ぶローズ。
そして振り返ると、女性はにったりと不気味な笑みを浮かてローズを見つめながら、割れた欠片で自らの頬から頸にかけて切り裂き、自殺した。
自殺を目の当たりにしたローズはその後、不可解な現象に悩まされる。疲れやトラウマからくる幻覚とも思えたが、それはまさに眼の前で自殺した彼女が話していた「なにか」と同じなのだった――。
……って感じの始まりなんですが、もう！ 最近観たなかでダントツに怖かったです!! 昼間じゃなかったら最後まで観られませんでした！ 怖かった、怖かったよぉ～～★ヽ(≧▽≦)ﾉ
なにが怖いって、まず理不尽でワケがわからないのが怖い。そしてほどほどに痛そうでグロい。周囲に信じてもらえない孤独がきつい。謎解き要素もあるけれど、わかればわかるほど次が自分がってなってヤバい。しかもタイムリミットもあるっぽい。逃げられない。唯一その連鎖を止められるとしたら、それは――。
心理的恐怖、ぞっとする映像、サスペンス的な緊張感、正体不明のバケモノ、観終わってからも残る余韻……ぜんぶ揃ってて、とにかく怖いホラーです。超おすすめ。
あ、でも猫好きな方は要注意です。。。