『名残切り』を整えるために、自分で読み返していて思ったこと。
長い!
重い!
遠い!
読み切ってくださった方への感謝の気持ちがますます大きくなりました。これはこれで好きな形なので、今から大きく構成を変えようとまでは思わないのですが……
軽やかさや、テンポのよさも意識してみたいなと思い、現在、読み切り『送り犬』の恋愛ifを書いています。
「もう一度会えたふたり」として、異類恋愛に舵を切ったお話です。読み切りの続編というよりは、同じふたりで恋愛をやるセルフ二次創作?みたいな気持ちで書いています。
書き溜めができてきたので、ゆっくりめの更新目安で投稿してみることにしました。連載の力を借りて、お尻を叩かれながらなんとか書き切りたいです。
人と怪異の危うさ、倒錯的な関係性、主導権が揺れる感じ、触れる描写……好きものを詰め込んで(書いてる私が)楽しい作品です。
登場人物はこんな感じです。
■千春(ちはる)
現在は女子大生。四年前、送り犬に人の世まで送ってもらった。その際、初対面の送り犬に対し、「おばあちゃんから聞いてたやつや」くらいのノリで接し、お世話になるからと人外にやすやす名を名乗った女。
自分の名前の意味を、「千はたくさん。春は春」と送り犬に雑に説明した。四年前の出来事から、送り犬には絶対的な信頼を寄せています。
どこかあっけらかんとしていて、喋っていないと落ち着かないタイプ。
私自身が吉野の祖父から送り犬の民話をよく聞いていたので、なんとなくゆるい関西弁にしたろ!と思ったら、方言のイメージに引っ張られてどんどん図太くなってしまいました。書いていて楽しい主人公です。
■送り犬
四年前、異界の山に迷い込んだ千春を、人の世まで送り届けた山の怪異。その際、先導はせず、半歩後ろについて歩いていました。ナンジという山の怪から千春を守り、帰る道を教えました。
人外ゆえなのか、何を考えているのかよくわかりません。言葉は話すけれど、語彙は少なめ。謝られたり、感謝されたりするのはあまり好きではないらしい。
役目と決まりごとを大事にする、律儀な犬です。
四年前の別れから、千春の名前とその意味を覚えていました。「千はたくさん。春は春」と。
今作では、途中から人の姿にもなってもらいます。
◆こんな話です!
千春が何気なく教えた言葉を、送り犬は真面目に受け取ります。その雑な説明ごと。どんどん覚えていきます。
千春の名前とその意味から始まった習性ですが、今作では「お手」「かわいい」「待て」「よし」。
犬に教えたつもりのことが、人の姿になった送り犬から返ってきてしまい……。
読み切り版を未読でもお読みいただけるようにはしています。今夜あたりから投稿できたらな、と準備中です!
もし良ければ覗いてみてください🙂↕️