Twitter(シン・エックス)で、名刺代わりの小説十選というものを見かけたのですが、タイムラインだと流れると思うので、残りやすい近況ノートにて。
おおよそのルーツがここにあります。
『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー著
クリスティー作品の代表格。日本では『オリエント急行殺人事件』の方がメジャー感がありますが、個人的にはこちらの方が好きですね。
読み続けると、どうやって伏線回収するんだとハラハラしながら、終幕に向けて一気に解決するのは気持ち良いです。そして大人になってから読み直すと、人間模様というのがより鮮明に見えてくる名著です。
『コーマ──昏睡』ロビン・クック著
この作品ではありませんが、映画『アウトブレイク』の原作者でもあります。あまり日本では名が知られてないかもしれません。緊急医療系ドラマのはしりみたいな作家さんです。
医療サスペンスドラマではあるのですが、シリーズ全体ではSF感もあり、人体に関わる恐怖や医療関係の苦悩、ミクロの世界の恐怖などが見れるものです。特に最初の作品となる『コーマ』は、一番読者を引き込みやすい内容ではないでしょうか。
SF好きな人には強くオススメしています。
『アンドロメダ病原体』マイケル・クライトン著
クライトン作品では一番に出てくるのは『ジュラシック・パーク』かもしれませんが、個人的にはこちらの作品を勧めます。クライトン氏は一つ前の『コーマ』の脚本と監督もしていますね。
1969年の作品なので、少し古めかしいところはありますが、今のようなハイテクが無い時代に宇宙からの病原体がどう地球に影響するのかを、ハードなSF作品として表現されています。
同名の映画も古いですが、オススメです。
『レッド・オクトーバーを追え!』トム・クランシー著
冷戦時代の米ソ核戦略である、原子力潜水艦を舞台にした硬派な作品です。SF要素はありませんが、人間模様や相手の読み合いなど、静かな海の底の話なのに熱い展開になっていきます。
軍事関係に疎い方には読み辛い部分もあるので、映画版をお勧めしています。欧米イケオジ全集といえる映画なので、女性にも勧めてます。
『造物主の掟』ジェイムス・P・ホーガン著
ホーガン作品では『星を継ぐもの』の方が有名ではありますが、個人的にはこちらの方も勧めています。出だしはハードSF感が強いのですが、読み進めるとハリウッド映画のように娯楽としても楽しめ、難解なことはあまり出てきません。
ある意味、映画『アバター』の原型とも言える作品なので、未読の方はチャレンジしてみてください。翻訳も読みやすいです。
『模倣犯』宮部みゆき著
日本という特殊な環境の中で、凶悪犯罪がどう扱われているのかを強烈に皮肉を込めた名作です。映画版もありますが、強くお勧めできません(笑)
SFではなく、現代ミステリーではありますが、宮部作品は描写が綺麗で学べる点も数多くあります。
『すべてがFになる』森博嗣著
四季シリーズの初作ですね。アニメ版もあったので手軽に楽しむならアニメから入っても良いですが、原作も併せてオススメです。
森作品は読みやすさが定評で、文芸作品というよりはライトノベルに近い形のミステリ作品になっていますので、さくさく読み勧められます。
ちなみにJCは、アニメ主題歌の『talking』(KANA-BOON)が好きで、時折カラオケで歌ってます。
『魍魎の匣』京極夏彦著
凶器になる文庫本として有名な京極作品のひとつ。『鉄鼠の檻』、『絡新婦の理』の方が有名ではありますが、個人的な好みとしては京極作品で代表を上げるなら、この作品となります。
独特な文体なので慣れるまでは大変ですが、読者が勝手にイメージし始めると途端にビジュアルが目に浮かんできます。
ビジュアルのインパクトとして強いのが、この『魍魎の匣』です。特に最初と最後のワンセットが、今この記事を書いてる中でもすぐにビジュアルが出てくるほどです。
『ARIAL』笹本祐一著
ライトノベルのはしりとも言えるSF作品で、しかも硬派なロボット物かと思いきやコメディタッチの割と平和な地球侵略物でした。最初に読んだ時には騙されたとは感じましたが、結局シリーズ最後まで読んでしまったもののひとつです。
昔ながらのオタク向けな描写ですが、1980~90年代のオタクが何を夢見ていたかが分かるという意味でも、貴重で楽しめる作品です。
『デルフィニア戦記』茅田砂胡著
茅田作品のファンタジー代表作。よく覚えて無いのですが、本屋でジャケット階したファンタジー小説です。今ならダークファンタジーになるのかもしれませんが、当時としてはライトなものです。一巻ずつで話がまとまっており、シリーズ全体でアニメ映画として完成されるような構成です。
さくさく読めますし、漫画のコマがすぐに思い浮かべられるような、楽しい作品のひとつです。
さて、こうして記していくと、他にも色々あるなとか、統一性が無い自分の再発見だとかがありますが、ネタとして十一作品目を出すおやくそくは引っ込めておきます。
そんなに文量読んでないなと思う部分と、それなりには読んでるのかな? と、他人と比べたことが無いので分かりません。
読書アカウントの方に比べれば、ミジンコみたいなものでしょう。
あくまでも十選なので一部なのですが、おおよそこのあたりの作品年代がルーツになっていることが多いです。
あ、私はJCですから、そこのところお忘れなく。
同じく響くものがあったり、これを読んでるならこれも好きでね? というご意見がありましたら、お気軽にコメント残してください。