前回の近況ノート↓の補足。
【予告】小説コリント編、最終回を再構築 〜ペンテコステに向けて〜(2026年5月3日)
https://kakuyomu.jp/users/kamuya_kurai/news/2912051598927253978
「……これから、最終回(第12話 少女たちの決意)を書き換えます。
公開直前の木曜、金曜にお休みをとって、万全な執筆準備を整えるはずであった最終回。──ところが、公開当日に要対処案件が発生してしまい、結果、ほとんど推敲もしないまま一気呵成に書き上げたものを公開するに至りました。これを5月24日のペンテコステ(聖霊降臨日)までに再構築します。今日から随時書き換えていくので、5月下旬までは「作業途中のストーリーが公開されている状態」になるかと思います。」
→5月31日の時点で、再構築・改稿作業にもうすこし時間をかけることにしました。理由:「この小説の主要モチーフを掴んだ! ついては、しっかり“芯を食う”ストーリーに整えたい」。
※「芯を食う」というのは、以前、とある仕事をつうじて聞いた言葉。2010年代ぐらいから通用している新語だそうです。野球とか、ゴルフとかで、「ボールがバット(クラブ)にしっかり当たる」こと。弓道でいう「的を射る」に近い意味合いだと思います。
……
今回の小説コリント編の主要モチーフは、「キャラクターたちが、それぞれの役割、責任を引き受けること」「同時に、仲間同士で協力しあうこと」(もちろん、教会の仲間たちだから、「イエスがついてる!」という固い確信をもつことは大前提)。
たとえば、第1話には、以下のようなフェベとマリアのやりとりがありました。
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「ええな! 企画の運営は、自分一人でやるんやない、みんなで困難を乗り越えることに意味がある! せやけど出展手続きとかの細かいことは、うちがコリント市の責任者と話してきたから心配あらへん。みんなには、出店の中身かんがえてほしいねん。……で。で! マリア!!」
「ほあ」
突然のご指名、マリアは上の空であった。彼女は、こういう会議になると、だいたい主旨とは関係ないことを想像している。
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第1話の段階で、主人公マグダラのマリアは、どこか上の空。むつかしいことはフェベがしてくれると思っていて、自分の責任をきちんと引き受ける姿勢に欠けていた。要するに、彼女は未熟であった。
そのような状態から、「イストミア大祭の準備をとおしてプリスカと出会い、距離を感じていたパウロの良いところを見出して、自分自身の責任をしっかり自覚するようになる」……その流れを丁寧に描くことが大事。
特に、この小説の語りは、基本的には【三人称客観描写】だが、【マリアの内面に焦点化する叙述】が頻出する。つまり、読者は、マリアに感情移入する度合いが大きいと思う。最終回で、彼女の決意をしっかり描くことが、小説全体の叙述に首尾一貫性をつける上で鍵になる。
(コリント編は、新約聖書の使徒言行録18章をリブートしているから、この章で使徒パウロが出会うことになっているプリスカとアキラがおのずと前景化する。さらに、ギリシャが舞台ということで、ご当地の執事フェベも重要な主人公の一人である。それに加えて、叙述の形式上の主人公はマグダラのマリア。「三者三様の個性を描き、一人ひとりの顔が見える最終回にする」ことが大事である。)
……このことをしっかり理解したのが、5月に入ってから! 最終回および全体を読み返しているときに、しっかり理解した。
ついては、もうちょっと最終回を寝かせます。2025年12月24日に連載を開始したので、その1年後の12月24日までには仕上がっていると思うよ。(&もしかしたら、そのあいだ、どこかに短編を発表するかもしれない。コリントやエフェソの家の教会の日常!)