【ネタバレ注意】
このページには、「ありきたりな終焉の記録」のネタバレが含まれます。
本編を読んでからこちらを読むのを推奨します。
本編はこちらから
https://kakuyomu.jp/works/2912051596414868565
本編とはかなり雰囲気が違うので、苦手な人はブラウザバック推奨です。
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登場人物
■ 賢者
はるか昔の魔法使いにして、世界最強の魔女。不老不死。年齢・性別は不詳。
地球の知識は持たないが、幾度となく文明の興亡を見届けてきたため、古典物理学程度の知識は有している。全知ではないが、ほぼ全能。たまにポンコツ。
修復魔法を開発して以来、世界の終焉を何度も見届け、そのたびに世界を復活させている。あらゆる魔法を操ることができ、禁忌魔法の図書館を自ら作り上げた。
禁忌魔法も、世界規模の修復魔法などの大規模なものを除けば、繊細なコントロールが可能。人格への干渉を排した記録魔法や、効能を抑えた翻訳魔法など、用途に応じてカスタマイズしながら使っている。
■ 「」
賢者の召喚魔法によって、地球から呼び寄せられた人物。物理学・天文学が好きな大学生。
作中で賢者から名前を呼ばれることはない。
作者が名前を考えるのが苦手だから先延ばしにしていただけなのに、いつのまにか命名魔法なんてものができてた。なんでだ。
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魔法集
■ 浮遊魔法。レベル2
重力を無効化する魔法。遠心力を利用しており、地球から見ると「浮いている」ように見える仕組み。
計算を見直したら浮くスピードを間違えていたので、こっそり修正した。
■ 静寂魔法。レベル1
分子の動きを止める魔法。賢者の黒歴史。
賢者が最初に試したとき、たまたま窓が開いていたためそれほど影響を感じなかった。密閉空間で使ったら大惨事になった。描写上は死にそうな書き方をしたが、賢者ちゃんは体が凍ったくらいでは死なない。
使ったのが賢者ちゃんだったからよかったものの、範囲指定のコントロールが不完全だと、浮遊魔法と同様に全世界の気体の温度を下げかねない。
■ 増殖魔法。レベル3
バイ○イン。この文明は増殖魔法を使って食料問題やエネルギー問題を解決していた。チャビはかわいかった。
もし本当に猫を飼うことになったとしたら、その猫は原因不明の伝染病に苦しみながら修復魔法で治され続けるという地獄を体験することになる。かわいそう。
■ 修復魔法。レベル5
賢者ちゃんが賢者ちゃんである所以。都市程度の大きさなら範囲を細かく指定できるが、それを超えると「世界」を一括で範囲指定するしかなくなる。世界規模の修復魔法はコントロールが極めて難しく、範囲外に指定できるのは術者本人のみ。なぜいつまで経っても習熟できないのか、賢者自身も不思議に思っている。
小規模であれば完全なコントロールが可能で、精神をそのままに肉体だけ修復したり、壊れた状態へと時間を巻き戻すことも可能。
実は、賢者ちゃんの魔力が増すにつれて「世界」として認識される範囲も広がっている。最初のリセットは太陽系程度の範囲だったが、魔力の増加とともにリセット範囲はどんどん拡大し、それに伴ってコントロールも難しくなっていった。結果として、いつまで経っても上達しないように見えてしまっている。
賢者ちゃんも所詮は人間。悠久の時には耐えられない。ときおり発狂し、自分ごと全てを修復魔法でリセットしてしまう。本人はその事実に気づかないが、魔力だけが減っている。
なお、修復魔法で世界をリセットすると、賢者ちゃんのわずかな動きの違いがバタフライエフェクトを生み、数十年も経てばあらゆることが変わる。禁忌魔法さえ封印しておけば、同じ滅びを繰り返すことは基本的にない。
■ 停止魔法。レベル1
物体をものすごいスピードで射出する魔法。賢者ちゃんの知識と地球の知識のずれを書けて満足。別にこれを使ったら即文明終了というわけでもないが、誰でも使える簡単な魔法だったので禁忌指定になった。
ちなみに爆発力の計算を盛大に間違っているので、色々とおかしい部分はあるが、最初から書き直さないといけないのでそのままになっている。雰囲気で読んでもらいたい。ごめんなさい。
■ 豊穣魔法。レベル1
魔力版ハーバーボッシュ法。食料があったら繁殖力が高い種族が無双するし、銃があったら数が多い種族が無双するよね。ってな話。何度繰り返しても人類が滅亡するので禁忌指定になった。
個人的に好きな作品で、人類勢力のはずの勇者が、アンデッドにクロスボウの知識を渡さないために人類側の兵器を自ら破壊するシーンがある。強力だからこそ敵に渡せない、使うに使えない切り札っていいよね。
■ 翻訳魔法。レベル4
ほ○やく○ンニャク。文明は、嘘や隠し事ができなくなった瞬間に崩壊する。それだけでは少し弱いかとも思ったので、強制的にリ○ロの言○の加護状態にさせることにした。
■ 保温魔法。レベル1
周囲から熱を奪い、指定範囲内の温度を一定に保つ魔法。局所的な温度変化にとどまるため、完璧に使えば周囲への影響は大きくない。しかし、皆が不完全な状態で使ったため天変地異になった。
■ 清浄魔法。レベル1
異世界ものでよく回復魔法って見るけど、よくよく考えたらすごく難しいことをしてる。素人は医療に触れると逆効果。
バトルもので、死を救済として捉えたり、神を言い訳にして周囲に迷惑をかけるキャラクターをよく見る。そういうキャラクターが嫌いで、出す意味もわからなくて、だからこそあえて書いてみた。もう二度と書かない。狂信者は死すべき。
■ 分離魔法。レベル2
核分裂を引き起こす魔法。簡単に使えるから禁忌になった。
ここまであからさまでなくても、ファンタジーの魔法には、よく考えると核分裂/核融合を起こせそうなものはかなり多い。
■ 代償魔法。レベル5
賢者ちゃんが最も嫌いな魔法。当時の賢者ちゃんはまだ記録魔法を持っていなかったため、禁忌魔法の原因特定には長い時間と複数のリセットを要するのが常だった。そこで、悲劇が起きた。
■ 反転魔法。レベル2
反物質を作る魔法。それなりに使うのは難しいが、威力が高すぎて禁忌になった。
■ 接続魔法。レベル1
永久機関を作る魔法。異世界の人類にとって、無限のエネルギーは扱いきれるものではなかった。もしコンピュータなんかで制御できてたら、禁忌扱いはされなかっただろう。
■ 圧縮魔法。レベル4
物質を一点に集める魔法。世界の終焉と言えば謎の黒い球という印象があったが、流石に難しかったのでブラックホールで妥協した。
■ 再生魔法。レベル2
異世界ものでよく見る回復魔法の問題その2。まじで回復魔法ってなんなんだよ。原理を教えてくれ。
■ 同調魔法。レベル3
某憤○担当が相当ショックだったので書いた。
■ 不死魔法。レベル1
実は賢者ちゃんの人生でトップ5に入る絶望回。
代償魔法のあれこれで手一杯になりながらも、少しずつ世界の時間を前へ伸ばしていた賢者ちゃん。しかし別大陸では、不死魔法によって全く別の大惨事が起きていた。
それに気づいた頃には、時間を五百年前まで戻さなければならない状態になっていた。
■ 記録魔法。レベル2
やろうと思えば人格を上書きできる魔法。便利だが、どの文明にも必ず一人はキチ○イがいるため、封印しておかないと人類はいずれ一つの意識に統一されてしまう。
賢者ちゃんは常にこの魔法で全世界のログを取り続けており、文明が滅ぶたびに逐次確認して禁忌魔法を探している。
■ 命名魔法。レベル4
名前をつけることで再定義する魔法。「無」に名前をつけて、哲学的な終わりを迎えた。その時は流石の賢者ちゃんもびっくりしてた。
「」は異世界の人間であるため、この世界の一部として認識されていない。そのため、世界全体を対象とした修復魔法を使っても、「」だけはリセットされない。
しかし、命名魔法で「」の名前を定義してしまうと、世界の一部として認識されてしまう可能性がある。
実際には、名前を呼ぶだけで命名魔法が発動するとは思っていない。だが、賢者ちゃんの魔力は桁外れに強く、「」は世界に現れた初めての異世界人だ。万が一があるかもしれない。
極小の可能性に怯えて名前を呼ぶことすらできない賢者ちゃん。かわいい。
■ 召喚魔法。レベル なし
異世界との道を繋げる魔法。「」はその道から呼ばれた。道は双方向であるため、地球にも何かが送られたかもしれない。
一度発狂し、自分ごとリセットした賢者ちゃんは、このままだと孤独に耐えきれず発狂すると確信。世界規模の修復魔法に巻き込まれない、異世界を求めた。
召喚魔法は難度が高く、「」を呼び出すまでに長い時間を要した。賢者ちゃん本人でさえ、召喚魔法の原理を完全には理解していない。
召喚された「」は異世界の環境に耐えられず死にかけるが、賢者ちゃんの必死の介抱で回復。ただ、地球から来たウイルスや病原菌が世界中に広がってしまう。
世界か「」か、どちらを助けるか迷った賢者ちゃんは、世界を見捨てることを選択した。
ちなみに、賢者ちゃんは終わった後の世界全体に清浄魔法をかけてから修復魔法を使ってる。完全にオーバーキル。異世界から来た伝染病も世界の適用範囲外にあるからね。仕方ないね。
「」が禁忌図書館から出ないのは伝染病が広がる可能性があるから。図書館の周囲は恒常的に清浄魔法がかけられ、無菌状態になっている。
賢者ちゃん本人はゴリゴリ病気にかかっているが、修復魔法を連続的に使い続けて生き延びている。
禁忌魔法でない魔法集(抜粋)
■ 爆○魔法。
エクスプ○ージョン!!
■ 封印魔法。
世界中の魔力の総量の約一割が特定の魔法を封印しようとすると、その魔法は使用不能になる。賢者ちゃんの魔力は膨大なため、賢者ちゃん一人が封印を意図するだけで発動できる。おまけに魔力が多すぎるため、封印した魔法を賢者ちゃん本人だけがこっそり使える状態になっている。完全に無法状態。
■ 死霊魔法。
死者を呼び起こす魔法。魔王とかがたまに使う。一般の人が禁忌魔法と言われて想像するのはこういうのだが、別に賢者ちゃんは禁忌魔法に指定してない。
■ 強化魔法。
人体を強化する魔法。勇者などがよく使う。人体のどの部位をどの程度強化するか、瞬時に細かい判断が求められるため、よほどの才能と訓練がなければ事実上使用不可能。
■ 属性魔法。
火・水・風・土の四属性があり、それぞれの要素で発動する。賢者ちゃんが世界に広めた嘘の魔法理論のひとつ。使い勝手は良いが汎用性は低い。
■ 防御魔法。
非常に使いやすく強力なのだが、コロンブスの卵なのか、文明で発見されることは稀。賢者ちゃんお気に入りの魔法。
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魔法設定
■ 魔法の複雑さについて。
魔法は、仕組みが複雑なものから現象レベルまでに簡単なものまである。また、発動の難易度と魔法を発見する難易度、自在にコントロールする難易度は違う。
封印魔法はもはや勝手に発動する現象レベル。次いで命名魔法。浮遊魔法や反転魔法はそこそこ使うのは難しい。召喚魔法は、あの賢者ちゃんが発動させるのに千年もかけた化け物難易度。
■ 魔力について。
魔力は基本的にあらゆる物体に宿っている。人種は特に魔力量が多く、修行を積んだ者・才能のある者・魔力濃度の高い場所に長くいた者などは魔力量が化け物レベルになる。賢者ちゃんはオート修行状態で悠久の時を生きているため、世界全人類の魔力を合計しても賢者ちゃんの魔力には遠く及ばない。
特定の物体に魔法を使うとき、術者か物体か、どちらかの魔力が失われる。どちらかは、魔法によって異なる。浮遊魔法や増殖魔法なんかは物体の魔力が、修復魔法や豊穣魔法は術者の魔力が失われている。物体の魔力を消費するタイプは、生物にかけることで思わぬ効果が発生したり、簡単に範囲が広がったりする。危険度高め。
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総評
S○Pの世界終焉シナリオが好きで、昔そういうものを書いていた厨二ノートをうまく作品に昇華できた。書いていて素直に楽しかった。
伏線を張るのも難しかったが、後から読み返せば気づけるレベルにはなったのではないかと思っている。
次回作も予定しているので、もし読む機会があれば伏線にも注目しながら読んでいただけると嬉しい。
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感謝
ここまで読んでくださった皆さんへ心からの感謝を。
本作に星や心臓を捧げてくれたら、次回作や続編の励みになります。
「こんな魔法が面白いのでは」などアイデアがあれば、ぜひコメントで教えてください。