『俺様が基準だ』
藝大に落ち、美大を「空気椅子」とバカにしていた男が、やがてその美大の教授となる。
これは、エリート中のエリートである「俺様」が、凡人ばかりの美大で過ごした、屈辱と成長の「空気椅子時代」の物語。
才能もないのにアーティストを気取る美大生たち。
権威に胡坐をかいて偉そうにするだけの教授陣。
俺様は彼らを軽蔑しながらも、なぜか彼らに関わっていく。
その先に待っていたのは、想像を絶する衝撃の体験と、人生最大の「汚点」だった。
傲慢な俺様が知った、芸術と、そして庶民の底知れぬ力。
これは、誰も語りたがらなかった、あるアーティストの痛々しい青春の記録である。
さあ、退屈な日々から抜け出したいあなたに、俺様の話をしてやろう。