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創作村あれこれ⑪


 ルーツについては以前にも語ったと思うが、なんだかんだ言って「奈須きのこ」の影響は凄まじかった。
 同時に二次創作界隈に身を置いていたこともあり、彼の文章表現の影響をひしひしと感じていた。

 たとえば漢字表記で言えば、以下のようなものが該当するだろう。

・まさか → 真逆
・とぶ → 跳躍する
・馬鹿 → 莫迦
・キリスト → 基督
・両目 → 双眸
・笑う → 嗤う
・いや → 厭

 だいたいこのあたりを使っていれば、「影響下にある」と判別できてしまう文章になる。かつてはこの手の表現がかなり出回っていたわけだが、それはさておき。

 きのこの才能は、文章や文体というよりも「設定」にある、というのが村の総意だった。特にFateは、その聖杯システムを考案し、世に出した時点で勝ちだった。「英雄を呼び出して戦わせる」。この一文だけで、いくらでも物語が転がせてしまうのだから、あまりにも強すぎる。同時に、それがきのこ自身が書かなくなっていった一因でもあるのだろうが。

 ……で、DDDはいつ出るんだ?
 魔法使いの夜の続編は?
 月姫2は?

 さて、Fateの二次創作あるあるとして、とりあえずルールブレイカーを出す、というお決まりがある。
 かの宝具は、さすがに便利すぎた。私が読んだものでも、かなりの頻度で登場していた気がする。
 
 Fate以前で言えば、月姫の影響で、伝奇ものも多かっただろうか。あるいは美少女ゲーム最盛期でもあり鍵や葉っぱ、サーカスなんかもかなり多かった記憶にある。特にKanonとONEは影響が大きかったように感じる。コンペをやっていたのも、この界隈の先輩方のお声がけがあったからだ。

 そうだ。葉っぱと言えばだ。村の中で東鳩を異常に愛していた男がいた。彼の中で「委員長」と言えば、永遠に保科智子である。
 彼は浩之ちゃんになりたがるほど神岸あかりを愛していた。そうなると二次創作を書きそうなものだが、彼はそうはしなかった。多分、東鳩はあれで完成していたからなのだと思う。ある意味で、彼にとっての聖域だったのだろう。その東鳩がリメイクによってCV変更された際、彼が心から悲しんでいたのを覚えている。

 ところで、諸君の中で「委員長」と言えば誰だろうか。私の場合は東鳩2の小牧愛佳が君臨していたが、その座を奪ったのがプリンセスうぃっちぃずの委員長だった。いや、二面性ヒロインに弱いねん……。

 ああ、想像通り、その後にアマガミの「絢辻詞」が勝ち取った訳だが。僕は何も見てません。綾辻さんは裏表のない素敵な人です。

 さすがパッケージヒロインは格が違った。
 そういえば、そこから綾辻さんがずっと不動で動いてない気がする。

4件のコメント


  •  奈須きのこさんは影響力でかいですよね、月姫とか多くの患者を出しましたね。

     現実側に非現実を持ち込む作品って、なんか減りましたよね。
  • DDDの3巻はいつでるんですかね?←多分出ない。
  • 千古不易さま

    ですね。これもどれもFateが売れすぎなのが……。

    流行というのもあるかもしれません。その後、ハルヒで「ボーイ・ミーツ・変な女」ときて、キリト君に移行しましたしね。
  • 遠藤孝祐さま

    奈須きのこの中でDDDは忘れ去られてる気がしますね……。埃被り過ぎて大変ですよ(一・二巻見ながら
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