九月より投稿開始した『交換日記は異世界からー教室に届いた異世界からのSOSー』が本日、一応の完結をしました。
私にとって初の作品となります。過去に設定だけ、冒頭だけを書いた物語は沢山ありましたが、当然の事として他者に見せる事は無いものでした。
何処かで見た「完璧より完結させろ」の言葉を、今回は拠り所に完結まで辿り着く事が出来ました。
ここまで、予想外の応援を貰い本当に感謝しています。読んでもらう喜びを、初めて味わせて貰った事、おそらく中毒になるでしょう。
数日後を予定に、後日談+αと榊原銀次の短編を一つ投稿します。
その後、次回作の連載を開始するつもりです。是非!これからも応援宜しくお願いします!
ここまで読んでくれて本当にありがとうございました!
一応の完結。一応と付けましたのは、続編を考えているからです。完結の後、後日談と榊原銀次の短編を一つ投稿します。そちらも宜しくお願いします。
以下、裏話と言うかなんと言うか。私の雑記になります。ご興味あればお付き合いください。
今回、目標とした最大の事は完結させる事でした。今まで、何度も何度も書き直して、やがて諦める。そんな、過去の繰り返しをしない事でした。
もっとも、過去に一度も完走した事のない自分です。一番信用してないのも私自身です。
なので、完結まで下書きを完成しなければ投稿しないと決めてました。途中、修正したい所や変更したい場所が出ても、えいっと無視して先に進みました。
投稿前に、推敲をします。ですが、その密度が話数によってマチマチになってしまったのが、一番の後悔かも知れません。
読み返しても、色々な部分がバラバラに感じます。
完結まで完走する事を最大の目標とすると共に、今回は幾つも求めていた事があります。
まず、10万文字に到達する事。薄めの文庫本一冊に相当する量だそうです。
次に文章の書き分け。健一の物語と、葵の物語は交互に書いていきました。
私と比較的近い健一と、最も遠い葵。二人の世界の違いを表現したくて文体を別々にしました。後悔してます(笑)
当初の案では、健一の物語と葵の物語は別々に独立しても読めるようにと思ってました。挫折と方針転換は早かったです。
文体も、ごちゃごちゃになってる部分あります。ニュアンス的に矛盾してる様なと感じる部分も。説明不足も感じます。
健一のサバイバル部分を深く書きたかったとも思います。葵の学校生活も書きたくなってました。
1話で、それぞれ1日を描写して文字数をひと息で読み切れる量にするのが当初の指針でした。これも、描写不足や説明不足になった原因に思います。途中から重視しなくなった指針でした。
でも、全てを納得できるまで手を入れていたら、今回も投稿まで辿り着けなかったと思います。
『完璧より、完結を目指せ』
今回、この言葉は私に新しい世界と少しの自信を与えてくれました。ありがとうございます。
健一の居た異世界は、私の考える物語で何度も舞台となった世界です。細かく設定された世界は、様々な出来事が重なり歴史的な年表まであります。
今回は、そんな中の大草原の喪失前後の期間に、健一が飛ばされて大草原の喪失を経験する。最初の構想は、これだけでした。
健一の物語の中で、断片的にしか情報を出せなかったのも難しいと感じた所です。
異世界での物語を書き始めたつもりが、異世界の割合が低くなったのは誤算でした。
この世界を舞台にした、過去に諦めて埃を被っておる物語もサルベージできればと思ってますが可能かどうか。
今回、初めての場所に私はこれました。これからも、新しい場所を目指して進めたらと思います。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。できれば、今後とも見守り、応援してもらえると嬉しいです。