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無能な働き者がウンヌンとかいう、あの言葉……

とあるユーザーさんとコメントのやり取りをしていて思いついたのですが──

『無能な働き者が一番の害悪』

って言葉があるじゃないですか、あれ……あんまり好きじゃないんですよね。

いや確かに、一面の事実は捉えている言葉なのかもしれませんし、軍隊などの(どうも起源は軍における人物評の言葉らしいです)一つの判断が多くの人命に直結する組織においては大事なのかもしれませんが……現代社会にそのまま置き換えることができる言葉かどうかは疑問なんですよね。

私もこれで社会人としてそれなりの年数が経過して、後輩の面倒を見ることも幾度となくありましたが──

「無能な怠け者の方が、何年経っても頼ることができんぞ!?」

──というのが素直な感想ですね。

え? 無能な働き者はどうなんだって?

とっくに独り立ちしているか、どうしてもできないことがあったとしても、他の分野でできることを見つけて、ちゃんと貢献してくれてますよ。

『長期的視点をもって人を成長させる』

という観点からは適さない言葉だと思うんですよね『無能な働き者が1番の害悪』

なんというか、人材を使い捨てにする前提の言葉だと思います。

なによりも頑張ってる奴と一緒に仕事したいと思うじゃないですか……名言のように流布されてますけど、私はあまり実感できていない言葉でした。

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