この度は「ネッ友(自称行き遅れ)の『結婚してくださいよ~』にOKしてみた翌朝、玄関に綺麗なお姉さんがいた」をお読みいただき、ありがとうございました。多くの方に読んでいただき、作者冥利に尽きる思いです。
作品URL:
https://kakuyomu.jp/works/822139840393830762 また、勝手なお願いとなりますが、作品をお楽しみいただいた方には是非とも☆(レビュー)や応援コメントをいただきたく存じます。執筆の励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
次回作に関しては、「クールを気取って~」の続きを書くか、また別の新作を書こうかと考えています。少し期間が空くとは思いますが、お待ちいただければ幸いです。
ここでは「ネッ友~」のあとがきを書かせていただければと思います。以下、ネタバレを含みます。
・日向について
ひゅーがさん、もとい日向は弱みを見せないキャラとして描きました。多少の困りごとは相談しても、本心を打ち明かすことは滅多にない人間です。幼い頃に父親を、大学一年生で母親を亡くした彼の孤独は簡単に癒えるものではないと思いますが、それでも日向はほとんど弱音を吐くことはありませんでした。最後まで綾音のためにもがき続けたその背中は、命懸けで部下を守った父親の姿と重なるものがあったのではないかと思います。
・綾音について
袖崎綾音、という人間は客観的に見れば恵まれていたと思います。資産家に生まれ、面倒見のいい両親の間に育ち、何不自由なく大学まで進学したうえに、小説家といういわば花形の職業に就いたわけですから。しかし、そんな彼女が渇望していた幸せとは、ボロアパートで収入もない大学生と二人で正月を過ごすというささやかな暮らしだったのです。人間が幸福かどうかは本人にしか分からない、とまでは言いませんが、作者自身にも人生観を考えさせてくれるキャラクターでした。
・綾音の年齢について
実は決めてあったのですが、途中でその設定は捨てることにしました。皆様のご想像にお任せします。
・綾音の「お嫁さん」像について
あまり指摘されなかったのですが、綾音の「お嫁さん」像は意図的にやや古く描いています。妻が夫のために家事をする、という時代ではなくなりつつありますが、古くからの名家に生まれた綾音の価値観を反映してこのような描写となりました。違和感を抱いた読者の方がいらしたかもしれませんが、これをもって説明とさせていただければと存じます。
・今泉について
意外と人気が出てびっくりしたキャラです。もっと出番をあげればよかったなと思っています。貴重な男の娘(?)キャラを端役で消費するとはどういうことか、と作家仲間に怒られました。ごめんなさい。
以上になります。日向と綾音のドタバタした夫婦生活を楽しんでいただけたのであれば、作者としても大変嬉しく思います。
改めまして、最後までお付き合いいただいた皆様には感謝しかありません。
読者の皆様と、この小説の着想を与えてくれた一人の友人に厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました!
写真:山形の空と樹氷原