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「匿名アンソロジー・みどりと子」に参加しました。

板野かも様主催の「#匿名アンソロジー・みどりと子」に「新緑の子」にて参加をさせていただきました!
テーマは「みどり」と「子」。ちょうど大型連休の時期だったこともあり、まずは五月の新緑を思い浮かべました。ただ、「新緑」だけでは少し素直すぎるかなと思い…そこから「若さ」や「未熟さ」、そして子どもの頃に名前を付けられなかった感情へと結びつけていきました。

この話は朝海いよ短編比では比較的救いのある、爽やかな百合になったのではないかと思っています。もちろん、報われる話ではないのですが…趣味です。申し訳ありません。
それでも、なかったことにはしたくない時間や今さら名前を付けきれない感情を、少しだけ明るい場所へ置いてあげられたらいいなと思いながら書きました。北海道のジンギスカン、めちゃくちゃ好きです。

企画URL
https://kakuyomu.jp/works/2912051598792750843
お読みいただいた皆様、応援やコメントをお寄せいただいた皆様、誠にありがとうございました!そして素敵な企画を立ち上げてくださった板野かも様、いつも本当にありがとうございます!
コメントについて、お返事をさせていただきたいと思います。

朔良 海雪様
ご感想ありがとうございます!
「恋は自分の中で終わらない限り、次の恋に進めない」という読み取り、とても嬉しいです。まさに「私」は、十八年前の五月をずっと現在形のまま抱えてしまっていた人なのだと思います。
彼女の家庭は特別に劇的なものではなく、どこにでもある普通の暮らしとして描きたかった部分でした。だからこそ、そこに自分の知らない十八年が積み重なっていることが、「私」には強烈だったのだと思います…。
そして「次に彼女に会うことがあるとすれば、私が彼女の現在に追いついた時」という言葉に、はっとしました。今回の再会は恋を取り戻すためではなく、置き去りにしていた時間にようやく触れるためのものだったのかもしれません。
丁寧に読んでくださって、本当にありがとうございました!


うびぞお様
ご感想ありがとうございます!
初恋が必ずしも綺麗なものだったとは言い切れないけれど、それでも二人の中に確かに残っていたものを、最後には少しだけ美しく見送れたらいいなと思いながら書きました。
「美しく終わりを告げた」と感じていただけて、とても嬉しいです。
こちらこそ、最後まで読んでくださってありがとうございました!


朽葉陽々様
ご感想ありがとうございます!
「みどり」という色の苦さを感じ取っていただけて、とても嬉しいです。新緑は本来なら明るくて眩しいもののはずなのに、この作品では未熟さや戻れなさ、かつて確かにあったものの痛みも含んだ色として書きたいと思っていました。
「救われることと戻れないことは、同じ形をしている」という一文を好きと言っていただけたことも、本当に嬉しいです。あの場面の「私」は彼女が悪いわけではないと理解することで少し救われる一方で、自分が抱えてきた期待の行き場を完全に失ってしまうのだと思います。
彼女の家庭は、彼女にとっては積み重ねてきた現在で、けれど「私」にとっては十八年間届かなかった場所でもあり…。その温度差の痛みを書きたかったので、「丁寧だからこそより苦い」と受け取っていただけたことに、深く報われた気持ちです。
素敵なご感想を、本当にありがとうございました。


右中桂示様
ご感想ありがとうございます!周りの時間は確かに進んでいて、彼女にも家庭があって、町も少しずつ変わっていて。その中で「私」だけが十八年前の五月に立ち止まっていたという苦しさを書きたかったので、そう感じていただけてとても嬉しいです。
美しい思い出を否定せずに、それでも今の現実を受け止めることは、「私」にとってかなり痛みを伴う成長だったのだと思います。忘れるのではなく、ようやく自分のものとして持ち直すような終わり方にしたかったです。
切なくも素敵な物語と言っていただけて、とても励みになります!読んでくださって、本当にありがとうございました。


M・A・J・O様
やったー、百合です! こちらこそ、こんな百合を読んでくださってありがとうございます…!
子どもの頃の恋愛って、本人たちにも名前が付けられないまま進んでしまうことがあるのかなと思っています。純粋だからこそ恋愛と言い切れないし、でも恋愛ではなかったとも言い切れない。そういう曖昧なものを書きたかったので、そこを感じ取っていただけて嬉しいです。
「久しぶり。なんも変わってないね」の一言は、彼女にとっては何気ない再会の言葉でも、「私」にとっては自分だけが十八年前に置いていかれていたことを突きつけられる言葉だったのだと思います。取り戻せない時間ではありますが、それでも二人にとって、なかったことにはしたくない大切な思い出として残っていたらいいなと思いながら書きました。
素敵なご感想をありがとうございました!


葉月様
ご感想ありがとうございます!
彼女が主人公を呼んだ理由について、そう受け取っていただけてとても嬉しいです。彼女には夫も娘もいて、今の生活をちゃんと愛しているのだと思います。ただそれとは別に、十八年前のあの時間にまだ名前を付けられないまま残っていたものも、きっとあったのだと思います。彼女にとっては後悔というほど明確なものではなくても、「あの頃の私たちは何だったんだろう」と、ふと振り返る瞬間があったのかもしれません。だからこそ、娘が当時の自分たちと同じ年頃になったタイミングで、主人公を呼んだのかなと思いながら書きました。
主人公にとっては苦しい再会でしたが、それでも彼女の現在を見て、あの頃のことをなかったことにはしないまま、少しだけ前を向けたのだと思います。
切なさの中に爽やかさも感じていただけて、とても嬉しかったです。読んでくださってありがとうございました!


gaction9969様
ご感想ありがとうございます!まさか「私」を男性だと思って読まれていたとは……!その読み方は想定していなかったので、とても面白かったです。
たしかに性別をはっきり示す言葉が出るまでは、家族のある昔の相手の家に泊まりに行く話としても読めてしまうのかもしれませんね。笑 娘があまり警戒せずに話してくるところなども、読み返すとそういう見え方ができるのだなと、こちらが気づかされました。
叙述ものとして書いたつもりではなかったのですが、「名前の付けられなかった関係」を描こうとした結果、関係性の輪郭が少し遅れて見えてくる形になったのかもしれません。
何も分かっていなかったけれど、それでもお互いを大切に思っていた時間を尊いと感じていただけて嬉しいです。主人公も、完全に吹っ切れたわけではなくても、少しだけ前を向けたのだと思います。
読んでくださってありがとうございました!


コメント

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