浮かぶ蒼月、彷徨う澱み
:淵源の溟、秘匿された智慧。
我らに現を授け、夢を啜る。
全てを膿で満たし、穢し。
夜の底に、蒼白い蛹を紡ぐ。
嗚呼、月の愛し子、始まりの獣。
生命の躍動、解き放たれし王
:中庸とは、万物の流転、不安定な盤石。
執着と諦観と、永遠の膏肓に嵌め殺される。
繁栄も滅亡も、使命の全てを強要される。
成すべきに押し潰され、世界を拓き尽くせ。
酷く夢見た朦朧魂魄
:形を保つ日々の、蒙昧、朦朧、妄想。
愛の熱が混じり、染み付き、淀み。
全てが溶け合う一つへ、沈み逝こう。
楽園へ、ようこそ。
次元の狭間、逸脱せしザナドゥ
:腐った花が咲き誇る。
月から漏れる、膿を溶かすために。
修羅に宿ったその炎。
腐れを焼き、膿を焼き。
無垢なるそなたに、愛を。
滅びの洪水
:嗚呼、本当に愛おしい。
無垢な少女を穢して。
理想に燃えた淑女を辱めて。
全霊を懸けた救世を犯し尽くした。
我のお陰で、君は大人になれた。
/溢れんばかりの愛玩を、
決して忘れ得ぬ祝福を。
持ってはいけない恥を、
欲しがっていた救済を。
君の何もかもを踏み躙り、凌辱し尽くそう。
君の表情が、いつでも大好きだったよ。
blasphemy edgy
:万物の霊長を討った、覇道の結末。
死者に口無し、生者に目無し。
虚しく、外れることすら許されぬ。
ならば、これだけが真実だ。
弱さは、罪。
雷霆万鈞のデバステート
:天を統べるは我が雷。
その玉座を砕き、治世を翻し。
空の王者は地に伏し己が無力を知る。
撃ち抜け、容赦無く。
不遜なるもの、その悉く。
/見よ、これぞ梟雄の在るべき姿。
天の全てを万雷で焼き穿ち、
空の王者の治世の終焉を告げる。
さあ汝、仁義を贄に、悪逆を得ん。
叛逆こそが、我らの正道なり。
ウルトラユニバース・インハイパーディメンジョン
:“時間”とは、そこにあるのだろうか?
時の流れは、平等なのだろうか?
画一にして正確な、その概念。
歪みがないと、誰が言い切れる?
/恒久なる平和、選択の放棄、理想の世界。
全ては光に堕ち、終わりのない幸せへ。
これこそが完全なる未来、顕現した救済。
汎ゆる暴力を否定し、根絶せしむるために。
殺生石は斯く語りき
:家畜たちの長、便器たちの王。
殺生石は、斯く語りき。
貴賤のない、凡そ汎ゆる生命よ。
御陰にて矛を食む、それだけを誉れとせよ。
我々に、思考の全ては無用である。
煉󠄁憫手向けるバニーボイラー
:煉獄で焼かれし、焼滅の魔女。
憎しみの燻りを掻き消し、聖別されよ。
楽園には、幸せだけが満ち満ちる。
慚愧の御影石
:痛罵と凌辱に満ちた、暗い道を進んだとて。
やがて全てを、奪い取る日が来る。
そう、強者も弱者も、万物は流転する。
瞳を捧げた我らに、新たなる未来を。
我らは、我らの運命をこそ、支配する。
或る物語の終焉
:愛が誰かの心に疵を付けるのなら。
愛はきっと、暴力だ。
全てを焼き尽くす、暴力だ。
/ご愛読ありがとうございました。
各々の夢にお帰りください。
或る物語の終焉:Phase1「ノクターン・サンブレイク」
:人は戦うために、ここまで進化した。
喰うを超えて。
狩るを超えて。
守るを超えて。
人は人を屠る、その為の形を得た。
/人間は、戦うためにここまで進化した。
どんな救いをも払い除け、己を焼き尽くすために。
最強を以て、三千世界を閉じる時。
或る物語の終焉:Phase2「ライジング・リベリオン」
:爪を立てて。
強く啄んで。
噛みついて、二度と離れぬように。
恋とは胸に秘するもの、
愛とは大いに振り回すもの。
/私を斃せば、アンタが正しい。
強いものが生き残れば、私が正しい。
つまりどっちかが勝てば、私が正しい。
簡単な話でしょ?
或る物語の終焉:Phase3「ゾディアック・イクリプス」
:浮かぶ、蒼白き智慧の瘤。
割り開き、満ちて溟となる膿。
溟よ、慟哭を響かす溟海よ。
溟鳴り遥か遠く、滅びを喚いて。
焔の波に、永遠に巻かれて。
/立ち上がれ、無冠の覇王。
焼き尽くせ、自らを。
憤怒と憤激、激昂に満ちた薪を。
或る物語の終焉:Phase4「戻らずの火」
:飲み込んでもなお溢れ出る、
止め処なく溢れ出る、
戻らずの火が、薪を喰らい暴れ狂う。
最期の戦いを彩るために、
燃え残りをさえ、一片も残さずに。
/憎しみが削げ落ち、煌めく赫の炎。
闘い続けた先に、答えはあった。
ずっと傍にあって、導き続けた。
全てを焼き尽くす暴力が、戻らずの火となって。
或る物語の終焉:Phase5「三千世界の夜明け」
:此処には、私たちしかいない。
見上げても、もう何も無い。
ならば、成すべきはたった一つ。
私も、あなたも、無でさえ。
全てを、この暴力で焼き尽くす。
/私たちはここに立ち、ようやく自覚する。
最強になること、その意味を。
戦い続ける歓びを享受しながらも、
それを投げ捨てることを。
天国の外側すら喰らい尽くして、
何者の居場所さえ消し去ることを。
言葉や理屈ではなく、純然たる事実として。
或る物語の終焉:Final Phase「愛に全てを」
:これこそが終点、暴力の極み。
全てを焼き尽くし、遂に最強に至る。
この世には、何も残らない。
だからこそ、愛に全てを。
滅びを弔う墓標
:極寒の僻地に突き刺さる、滅びの墓標。
自己研鑽を放棄した、享楽の街。
自分から目を背けた、弱者の坩堝。
オムニバース・ペリッシュ
:飛び立とう、より高く
進み続けよう、より遠く
幾度も練磨された、錆びた誇りと共に
涯のない空の、夜明けを見届けよう
/盲目の王より 剥がれ落ちた鋼
はじまりに打ち捨てられた 錆びた誇り
君の望む 終わりのない探求の旅へ
共に飛び立とう 涯のない空へ
燃え盛るあの川を 何人も越えられぬように
海は澱んだ月の魔物
:はじまりに浮かぶ、蒼い智慧の月。
澱んだ膿に満たされた、淵源の毒。
盲目の王を秋波で焦がし、蕩かし尽くし。
誇りを錆び付かせ、永遠に貪り。
やがてたわわに、果実は実る。
手をとりあって
:私たちは辿り着いた。
燃え盛る川の、向こう側に。
天国を食い破り、地獄を焼き尽くし。
闘い続ける歓びを、享受する世界に。
…………バロン。
これからもずっと、愛し合おうね。
/三千世界は終わらない。
どこでも、いつまででも。
私たちは、戦い続ける。
戦場だけが、私たちの居場所なのだから。
空ろなる器、夢見の細雪
:人らしさとは、つまり。
残虐で、嗜虐的で、被虐的で、
意味のないことに意味を見出すこと。
愛のあるセックスだってそうだ。
無駄撃ちなんて、非効率が過ぎる。
/おお、なんと惨めで哀れなのだろう。
そこには、何もない。
まだ何の穢れも知り得ない。
まさしくそれは、空の器。
Critical Footage13-3「浅き夢見し王道楽土」
:元からイカれた世界は、
イカれた力で焼き尽くすのが適当だ。
闘い続ける限り、きっと何度でも。
何度でも、燃え盛る川を越えていく。
Final Footage「Valentine Day,Verdict Day.」
:理不尽に死ぬからこそ、闘いには意味がある。
争い、焼き尽くし、朽ち果て、消え去る。
ありのままの世界を、ただ進み続けろ。
第五話「Rusting gash,Rusting gush,Rusting gouache」
:憎しみとは、愛の対。
憧れと劣等感で燃え上がる、理不尽の炎だ。
他人がいれば己を愛せる、
儚くて優しい炎だ。
/憎しみは尊い感情だ。
誰にも邪魔できない、自分だけのもの。
尊い、自己への愛情だ。
己を焚べる、優しく淡い炎だ。
第六話「焼滅の蒼」
:滅びた空を見上げて、少女は夢見た。
腐りゆく世界を焼き尽くした、赫の火。
ある意味での自由の象徴。
怨愛の修羅に、憧れた。
第八話「焼き付いた猿夢」
:羨んだ怨みの裏庭。
いつか見た滅びの翅。
淵源の蒼光に、嗚呼。
不倶戴天、かくあるべし。
第九話「天上楽土」
:気高くて、優しくて、あどけない。
誰よりも強く、誰よりも愛しくて。
君を深遠の闇で汚して、苦しめて。
君の悲鳴を孕んで、嗚呼。
愛屋及烏、かくあるべし。
/愛とは、憎しみの対。
信頼と狂乱で燃え上がる、沈溺の炎だ。
己を磨り潰して他人を焼き尽くす、
激しく恐ろしい炎だ。
第十話「古びた火の王」
:怨恨に支配された、憐れな灰の騎士。
好奇に支配された、狂った黄の魔女。
彼らは確かに、愛し合っていた。
まるでそのどちらもが、互いを怨むように。
空の器に注がれた、憧憬のごとく。
/ある日、騎士は道を踏み外した。
少女の澱んだ愛情に、好奇心に。
黄色に沸騰した、炉心の中に。
二人でなら、どこまでも。
どこまでも、堕ちていけた。
第十一話「とこしえに眩みし無縁浄土」
:何度でも墓は掘り返される。
お前は大き過ぎたのだ。
遺された者たちが、幾度も縋るほどに。
世界すらも、温もりを忘れぬほどに。
第十二話「The Silent Line」
:激しく噛み合った歯車は、二度と止まらない。
全てを焼き尽くしてなお、燃え盛る。
/沸騰した魂は、止まらない。
全てを焼き尽くしてもなお、燃え盛る。
第十三話「Remember」
嗚呼、恐れだ。
そう、恐れだ。
全てが幻想だと、吐き捨てろ。
最終決戦「Great Filter for Answer」
:私たちは、戦いの中でしか生きられない。
どれだけ背を向けても、魂は惹かれていた。
戦場こそが、私たちの魂の場所だった。
/来る日も、来る日も。
私たちは戦場にあり続けた。
だってここが、私たちの場所。
戦いだけが、魂を繋ぎ止めてくれる。