70’~90’年代のホラー(※スラッシャー)映画で育った幼少期
※13日の金曜日に登場するジェイソンの様な殺人鬼映画
電気を消して布団に入ったままエッチなシーンで家族の空気が悪くなったり、スラッシャーが画面にでてくると布団をかぶって「もう行った?」と父に聞き嘘つかれて怒ったりそんな思い出を今でも思い出します。
子供心に怖かったのはその理不尽さだったのかなと思います
出会ってしまったら最後、別に悪い事して無くても追っかけてくるし、頼りになりそうなキャラクターが居ても絶対に勝てない恐怖
徐々に映画だと理解し怖さも薄れ始めた頃にに観たのが『マニアック・コップ』という警官が人を襲うという映画、困った時に助けてくれるべき存在がスラッシャーという設定にまた恐怖
そしてこの映画で語られるスラッシャーは元々はまともな警官で不正を正そうとしたら逆に陥れられて絶望してスラッシャーになるというものでした
ここで初めてスラッシャーに悲しい存在として同情したんですよね
当然生い立ちを知っても同情できないスラッシャーも居るわけですが映画と違い小説には大げさに言えば上映時間のような制限がないわけで
登場人物もスラッシャーも掘り下げる余裕が有る。それを自分なりに表現したいというのが今作
『モブ以下令嬢の私は殺人鬼にご退場を願う』
を書き始めた原動力です。
何処まで書き切れるのか不安もありますが最終回というか最終決戦の構想は先に考えました。そこへ向かって如何に話を続けていくかという戦いになりそうです