書き終わりました。
今の率直な感想
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すっっっっげえたのしかったでござるな…………………。
いや、たのしかった。読者がどうかは全部おいておいて、まずぼくがたのしかった。すげーおもしろかった。たのしくてよかった。
なんだこの語彙。
『逆転する悪魔のパラベラム』は合計で43万字ほどかかった。
薄い文庫本で4冊ぶんくらい。当初の想定だと25~30万字くらいだったから、まあまあケツが出たといえる。
もともとは出版社の企画用に10万字くらい本文を書いて止まっていたものを、設定や構成を変えて9月なかばに着手して、同年のクリスマスイブに書き終わったから、だいたい3か月で30万字強やったことになる。
けっこうつきっきりだったので、まあそれくらいのものだろう。
この小説は、1作の長さとしてみたときに、自分史上2番目となる。
2022年に、ぼくは『楽園殺し』という商業作の3,4巻を続きもので書いていて、そちらはおおよそ50万字だったから、それの次に位置するかたちだ。
この楽園殺しの3,4巻だけど、小説としてはけっこういい出来になったと思っているものの、書いている最中にただたのしかっただけかというと、そういうわけではなかったように記憶している。
まあ、あの話は遠い未来が舞台だし、人が死ぬか生きるかの話ばかりするので精神の負担が違うといえば違うんだけど、それを踏まえたうえで、かなり難産だった。
それに比べると、今回は基本ずっとたのしかった。
更新の途中で、このWeb小説界というあきらかにやばそうな大海を泳ぐために、ジャンル(はじめは「恋愛」だった)やタイトル(はじめは「ヴェロシティ・オーバーポイント」だった)や、ほかにもあらすじやキャッチコピーやタグ、つまり本文以外のすべてにメスを入れることにしたのだが、そうした改造作業もたのしかった。おかげでみつけてもらって読んでもらえたひともいたみたいだし、やってよかった。
でももちろん、本文を進めるのがいちばんたのしかった!
これは、自分でも意外な結果だといえる。
はじめて連載形式で話を進めたけど、途中で詰まってしまうこともなかったし、展開で大きく頭を悩まされることもなかった。
そもそも1回お蔵入りとなっていた話なだけあって、1か月くらいがっつり停止するハメになるんじゃないかと思っていたけど、そんなことなくてよかった。
思うに、ぼくはこの小説の登場人物たちが好きだったのだろうと思う。
この話の青写真を思いついたのはおおよそ2年くらい前のことになるけども、その2年という長い期間、この奇妙な委員長のキャラクターと、かわいい翠というキャラクターが、ずっとぼくのなかで宙ぶらりんでいるような感覚があった。
ようやく自分の外に出ていってくれて、ほっとするというものだ。
ではこの小説がこれで完全に終わりなのかというと……そうでもない。
というか、なんならやりたい話はまだできていないといっていい。
「とりあえずここまで!」と思って駆け抜ける必要があったのが、電甲杯という作中イベントの終了までで、実際にぼくがいちばん書きたいのは、翠というキャラクターの話である。いやもちろん、赤城愛莉というキャラクターも同じくらい好きなのだけれども、翠はなんというか……
まあとにかく、書きたいのである、翠編を。
あと沖縄合宿編も書きたい。こっちはみじかそうだけど。
あらためて振り返るとこの話だけでは回収しきれていなかった要素の多さに驚く。学園長の話とか特に。やっぱり数十万字程度で書ける話の内容ってかぎられているものだな。
しかしなにはともあれ、いったんはこれで終わり。
これだけ長い話に最後までついてきて、読んでくれた方々、ありがとうございました。またなんかあれば、お願いします。
P.S
この1月の16日に一迅社さまから『永遠甚だしい』という小説が出ます。『逆転する悪魔のパラベラム』に着手する4か月くらい前に書き終わった話です。
もしよければ、こちらも!