瑛華国綺譚 ~芋女は伝説になる~
https://kakuyomu.jp/works/2912051604286444318 カクヨムときめく小説大賞【ナツガタリ'26】短編【ビギナー】部門参加作品。
※AI補助利用作品になります。
■冷製スープ(ヴィシソワーズ)の秘密
私は中華風ファンタジーを書くのが好きなので、設定はザックリと決まりました。
実際の中国の唐の時代ベースに本作の世界観は考えました。
夏の暑い時期の飲む冷製スープ「ヴィシソワーズ(ジャガイモのすりおろしスープ)」を作る料理人のヒロイン。
それを作るのは相手役が体が弱く、偏食気味であるから、少しでも食べられる物を、とヒロインが願う献身的な設定を考えつきました。
中華の世界観にジャガイモはまだ存在していないですし、冷たいスープを出す、というのもリアル中国では嫌われているので、ヒロインが突拍子もないことを考えついたのは、異国(西洋・白人系)の血を引いているから、死んだ父親が異国の料理人だから、という設定が思いつきました。
唐の時代であれば国際色豊かな時代なので、黒人も白人も宮中にいた、と文献が残っています。
■4999文字以下の短編のための組み立て
長編であればヒロインがただの料理人スタートのシンデレラストーリーにもできますが、4999文字以下の短編なので、実は高貴な血を引いている設定。
没落した家の娘(孤児)。
皇后陛下が後見人なる。
とまで、発想して、現皇帝陛下の異母妹が産んだ娘(駆け落ち)まで思いつきました。
血統的に半分は高貴な血筋であれば、皇太子妃(後の皇后)に推挙されてもファンタジーなので問題ないと思ったからです。
ヒロインが幼い頃から皇后の庇護下にあり、相手役が皇后の息子であれば、姉弟のように育った時期もある、から幼なじみラブとしても都合が良く、皇后から見れば、政治的にも問題がないヒロイン(妃候補)になるので、宮中でのトラブルは最低限になるとプロットの段階で思いました。
ヒロインが西洋系の血筋を引いたハーフ(混血児)であれば、中華系の一般的な美人像から離れますが、そういった雰囲気を異性に対して好む人物もいるので、現実に照らし合わせても問題ないと思いました。
■夏蓮(カレン)という名前の裏側
ヒロインの名前。
「カ」を使いたかった。
音のイメージ的に。
破裂音なので、硬い、鋭い、攻撃的があるそうなので。
中国系の名前でも、実際に夏蓮という名付けもあるみたいです。
中国のピンインを無視ったのは、カレンが西洋の女性の名前でも有名だからです。
その影響で、日本でもカレンちゃんがいるような。
今はKaren(カレン)はスラング化して良い意味がないようですが。
白人系の中年女性に対して使うようで。
まあ、それぐらいにカレンという名前は一般的な名前ということで。
キャサリンから異形した名前で「純粋」という意味があるみたいです。
異国で生まれ育ったの父親が名付けてもおかしくない。
そして漢字を当てた時にも女性名として不自然ではない。
という夏蓮の両親の愛がこもった名前、という設定です。
作中の舞台が夏なのと、中華圏では蓮は泥中に咲いて、君子の手本とされる花でもあります。
芋で泥臭いとイメージと泥から咲く香り高い蓮というのもヒロインのイメージが重なって良かった、というのもあります。
蓮はウィペディアなどを参照してくれればわかるとおり、薬として、あるいはデザート的な食べ物やお茶などにして楽しむように、地下茎から葉、種子、芽、花、茎まで使われます。
医食同源な世界観なので、料理人として相手役の祥栄を支えるヒロインにはピッタリ。
しかも蓮と恋が中国語では同音なのです。
漢詩などで隠喩で使われることもあります。
すでにWEBサイトで発表している自分の作品のキャラクターとかにはスライディング土下座しないといけない件だったりしますが。
■相手役の名前に難航した件
相手役の祥栄(しょうえい)は名前を考えるのは苦労しました。
有名な作品のキャラクターと名前の漢字が同一にならないように、かなり頭を悩ませました。
皇族らしいめでたい人名漢字は限られているため、避けるのが大変でした!!
めちゃくちゃ有名な作品のレギュラー陣と同じ漢字が一文字入っていますが、吉祥というか皇族クラスで使えるおめでたい人名漢字が限られているのでスミマセン><
瑞が第一候補だったんですが。有名すぎて。
自分の作品で、次点の鳳とか使っちゃったし。陽もいるし!
後に皇帝になる人物なんでしょう?
栄の字が悪い意味ではないですが、ちょっと皇子さまに使うには地味な漢字なのはそこが理由です。
響きで選びました。
最終的に落ち着いた『祥栄』という名前は、私にとってお気に入りの響きです。
発音した時に『しょうえい』とサ行イ段の柔らかな響きから始まるので、キャラクターの性格にぴったりと合っているんじゃないでしょうか?