少しずつですが、新しい連作を書き始めました。
『女神と番』のエレインとランスは、深い層に生きる人たちですが、
『市井の魔術師』のリオンは、地表で人々と共に呼吸する魔術師です。
――ちいさなざわめき。
――ふとした違和感。
――子どもの声。
――土地に残る、人の感情。
そうした“揺れ”に触れながら、
世界の表面をそっと支えている存在です。
……そして、『女神と番』よりは読みやすいと思います(笑)
世界観は同じですが、
『市井の魔術師』でこの世界の空気に触れてから
『女神と番』に進んでいただくと、より自然に入っていただけるかもしれません。
よろしければ、街角の灯りをのぞくような気持ちで、
そっと読んでいただければ嬉しいです。