クモガールの構想自体は、8年以上前から浮かんでいました。
その時は環境問題と結びつける考えも無く、関連付けることを思い付いたのは、今から3年ぐらい前だったと思います。
プロットを書き始めた頃は主人公を絡新婦にする気など無く、当初の予定では折紙術の使い手を主役にするはずでした。
しかし何度書いても物語が締まらず、没になり掛けていたところで、何がキッカケだったのかは覚えていませんが、絡新婦にしようと思い至りました。
元々絡新婦が好きだったと言うのもありますが、きっと何かビビッと来たんでしょうね。
確か、それが去年の3月か4月頃だったような気がします。
なので、今の形に落ち着いたのはわりと最近だったんですよ。
そこからは怒涛でした……。
作中に出したい土地へと足を運び、その土地の風土や生態系なんかを調べまくった挙句、凄い金額が掛かってしまい、もう大赤字どころの話ではないですよ。
まあ、旅行の一環として行っていたので良いのですが。
ただ時間は限られているので、僕が取った最善の情報収集方法は、文化なら民族資料館等、生態系なら博物館や水族館に行く事です。
おかげで、その土地の情報はある程度入手する事が出来ました。
予めアポを取っていたり、時間に余裕があった場合はきっちり取材させて頂きましたけれどね…!
ご協力頂き、本当にありがとうございました。
それと、これは絶対に話しておきたいことだったのですが、今回のイラストについて語らせて頂きます。
今回は『せきらあめ』先生にイラストを描いて頂いたのですが、実は私は元々せきらさんの大ファンで、いつか自作の表紙イラストをこのお方に描いて頂きたいと思いつつ、クモガールの構想を練り始めた頃から「この作品はせきらさんの絵が良いな…」と思っていたので、快諾して下さった事が本当に嬉しかったです。
余談ですが、僕の好きなせきらさんのオリキャラは、雨宮せきらちゃん、フィオラ・アリエーテちゃん、MiToちゃんです。
ちなみに納品して頂いた直後は、あまりの嬉しさに叫び散らかしました。
歓喜の歌も歌いました。
大好きな絵師様の絵柄で、僕の生み出したキャラクターが存在しているんだと……これ、前作の時にも同じ状態になりましたね。
素敵なイラストを描いてくださり、本当にありがとうございました!
まだまだ話し足りませんが、一先ず作品語りはこの辺りで止めておこうと思います。
長々と失礼致しました。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!