わたしは基本、短いタイトルを付ける。
タイトルって「記号」であるべきと思うから。
一瞬で右脳に染みる類のものだと思っているから。
長タイトルも世に一作なら記号だけど、複数あるとぼやけちゃう。タイトルの文字をじっくり読む前に、もう文字の塊が記号として脳に染み入っちゃうのよ。
いや、もちろん考え人それぞれ。
好きな人はどんどんやるべし、好きくないけど読まれるからやる人という人もそれは戦略どんどんやるべし。
わたしはどうせ多くの方に読まれるものでないから関係ない。
単なるわたしのこだわり。
ただ、思うのよね。
ここまで短いタイトルばっかり作っているとさ、自分の作品がもし長いタイトルだったらどうなるかな、と。
で、考えてみた。
【飛行機墜落して赤い体のサイボーグに改造されました。なんか執拗に関西弁でインネンふっかけてくる青い子をブッ飛ばしたりしているうちに仲良くなって、このままラスボス倒しちゃいます。】
↑これは、そう、あれね。
【泣き虫ヘタレですぐオシッコもらす中二の音痴なアホ毛の女の子ですが、魔法少女に変身してもヘタレなオシッコ漏らしのままでした。しかしなんだかんだと超絶強くなってやがて神になり宇宙を救います。】
↑これは、みなさん分からないわね。以前に超長期連載していた 「魔法使い×あさき☆彡」
↓さらに、いま連載中のはこんな感じかしら。
【銀色のロボット女が頼んでもないのにやってきて、なんかムカつくこと言ってくるくせにちゃっかり住み着きやがりました。ブン殴りたいけど硬くて骨折するから殴れません。】
たださ、やっぱり無理よ。わたしの場合。
お話がさ、作風すらも変えながら予想もせぬ方へ展開また展開というのが特徴だから、どうしてもどこかでタイトルと内容が合わなくなっちゃう。
でもこうして長タイトル考えてて、ちょっと楽しかったわ。