設定メモというので今更なのですが、多くにネタバレを含みます。ご注意ください。
天瀬志季(主人公)
高校生二年生の冬に「先生」と出会う。十年前に見た舞台の背景の絵に憧れ、同じ高校に入学する。が、補色残像(現実にはない。白と黒以外が全て補色に見える)が憧れと同時に発症し、『普通の色』がわからないことにコンプレックスを感じている。というかそれどころじゃない。悩みに悩んで自分の中で雁字搦めになっている。それ故に一度中学時代に挫折したが、諦めきれずに高校では放課後に旧校舎の美術準備室で一人絵を描いていた。
正直しょうがない部分もあるが、本人の性格もあり自分からは動かない。まず幼馴染で壁にヒビを入れてから、先生によって壁を壊されるという二段攻撃じゃないと通じない。最終的には自分を受け入れる。
色(しき)→志季となった。最初は四季と一花、嶺二……みたいな感じで数字で行こうと思ったが、あまりにも南雲に合う名前がなくて諦めた。四季ではなく志季なのは、名前が四季だと意味を持つから邪推するか……?と思ったからです。伏線は全て回収していきたいので四季になるとしたらそれ相応のエピソードを書きたくなる。けれど文字数や自分の伝えたいこととズレると思ったので志季にしました。
有馬景(先生)
志季が十年前に憧れた絵の作者。天才。実はこの高校のOBである。こいつと南雲が高校生の時期の小説を途中まで書いていた、が今回は関係ない。「題材がないと描けない」というか自分が納得できない(クオリティは他人が見たら高い)限定付きの天才なので、色々と損をしている。作品にかける「何か」がないと描けない。今回は志季の絵への執着を見抜き先生となることを提案して、期待通りというか期待以上のものが出てくることとなる。そして志季の城(+絵を描いている少年=志季)を題材として書き、晴れて志季たちが通う高校の教師になった。でも個人採用とかされるのは確か私立だけだったからここの高校も私立かな……となっている。一応想像として描いたのは公立だが、細かいことは気にしない。
桐生一花(ヒロイン)
志季の幼馴染。演劇部。十年前に志季と一緒に舞台を見て、役者側に憧れた。この作品における一、二を争う光属性。友達が多い。なので夜の旧校舎で志季たちと会ったのは、友達に半ば無理やり連れられて肝試しに来たから。お化けは怖くないので、普通に「あ、電気つけっぱなしだ。消さなきゃ」ぐらいの気持ちで言ったらエンカウントした。しつこい性格。しかしそのおかげで志季も絵を描いたところがあるので、ある意味今作品のMVPである。ひたすらに主人公を救う。きちんと自分の芯を持っているので、志季の母親に真っ直ぐ思いをぶつける。志季の母親にはその後感謝された。舞台の上で咲く一輪の花、というイメージで名前をつけたのだが、結局使い所が難しくて断念した。脚本内で主人公を否定する「花」を書いたのは、自分のせいで志季を苦しめていたのではないかと考えていたから。自分が傷つけるつもりがなくても傷ついている人はいるということをきちんと知っており、そしてそれからも逃げない。聖者。
南雲先生(南雲昴)
一花が十年前に憧れた役者。兼脚本担当でもある。そして今の演劇部の顧問。部外者である先生を美術に入れていたのはコイツ。そのために最初生み出したのだが、どうせなら十年前の役者も欲しいよなと考えた瞬間色々湧いてきて突っ込んだ。秀才。今回はお調子者だがやるときはやる、みたいなキャラとして出ているが、高校生の時はどっちかっていうと優等生キャラだった。ので志季がやりたいことをやれていない、ということを最初の方に結構見抜いている。「(脚本について)絵を見てから思い浮かぶこともある(意訳)」と言っていたのは、南雲自身が有馬の絵を見て脚本を仕上げたから。一応この人を主人公として書いたスピンオフを別作品として出そうとしたが、普通に間に合わなかった。カクヨム甲子園に間に合わなかったのが本当に無念。たとえ遅れてもどっかで出す。天才と秀才の対比として書く予定だった。
人物設定としては以上。他にも先生(有馬)たちが使っていた美術室が、十年経って旧校舎になり、使われなくなった旧美術室が今志季たちが使っている場所……とか色々あるけどキリがないので終わりにします。
それではまた。