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📢更新しました。「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」

https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16817330665232120163

📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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第440話 ボクはそんな国で生きるのは嫌だ。

「そういうわけでボクは児童教育の道に進むことにしたよ」

 情革研の会合で、突然スールーが卒業後の進路を語り出した。休みの間、実家で考え抜いた結論である。

「スールーが教育? 随分と奇をてらった取り合わせだな」

 旧知の仲であるトーマにはまったくつながりが見えない。商売の道を目指すものだとばかり思っていたのである。

「話せば長くなるが戦後の世の中と、この国の将来を見据えた上での判断だよ。商売とは物を売れば良いというわけではないだろう?」
「そうかもしれないが、難しいことを考えても仕方がねぇだろ? 俺の場合は物作りが生きがいだからな、商売そのものに興味があるわけじゃない。戦争の最中は軍需物資が売れまくるし、戦争に勝てば景気が良くなって何でも売れる。結局のところ、俺たちは売れるものを作るだけだ」

 いい加減な言葉に聞こえるが、ほとんどの商売人たちはトーマのように考えて、その日その日を生きている。
 近視眼だと言われればそれまでだが、それを責めるのは酷というものだった。

 ふうと、大きなため息をついて、スールーはトーマに向き直った。

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