はじめまして!ほたてと申します。
こちらの駄文は拙作『望遠のパラドクス』完結に添えて書いております、非常に自己満足な執筆感想文です。
投稿を始めてからこっち、自作について何事かを書き連ねるような事は一切してこなかったのですが、最後ぐらい何か書いておこうみたいな、要は備忘録です。よって、一応誰かに読んで頂く事を想定した文体で書いてはいるものの、読んでいただいて面白くはないと思います。絶望。
と言う事で、早速。
①ちゃんと完結してない問題
もし今後奇跡的に本作を最後まで読み進めて頂けるマリアナ海溝くらい深い懐の持ち主の方が現れたとして。ほぼ間違い無く抱かれるであろう問題をこの作品は抱えております。
即ちそれは、『完全な形で完結していない』という致命的欠陥です。
合掌抄帷という少女が行き当たった異常と、それに纏わる大枠の問題は解決しました。ですが、作中世界構造の根底に存在する『パラドクス』という異能そのものであるだとか、花蕗静がパラドクスを有するに至った真相などについて、本編では一切触れていません。
勿論、作中登場する事柄の全てを事細かく描写する……起きた事象全てを詳らかにすることが正義だとは思いません。ただ、それにしたって未消化部分が多過ぎるよなー、と感じられるのではないかと思います。これには大きく分けて、二つの理由が存在します。
一つは、続きを執筆する場合、作品としては分割するべきだと判断したからです。
web小説連載には恐らく、殆どなんの制約も存在しません。故に、頭の中に広がる超大で広大無辺の物語を、言ってしまえば際限なしに発露することができます。いい時代。
ただ、そうした超大な物語を書こうと思った時『途中で執筆が不可能になる』恐れというのを完璧に払拭することが、結局私には最後まで出来ませんでした。
趣味でやっているただの真似事。そう割り切ってしまうことが悪いとは思いません。ただ個人として、各々のお話には明確な区切りを設けたいなー、と考えたのです。
『望遠のパラドクス』は、厳密には未完です。
ただ、公開している部分だけでも辛うじて『合掌抄帷と花蕗静の物語』としては成立するのでは、と自惚れています。
『完結』を謳った理由はこんなところです。
そしてもう一つは、『読まれない作品を、それでも書き続けるにあたっての戒め』みたいなものがあります。
『望遠のパラドクス』は……あえて強い言葉で言い切りますが……たくさんの方に読まれている作品ではないと思います。これは決して、読んでくださった一人一人の読者様を蔑ろにする為の言葉ではなくて……個人としては、単なる客観的な事実として捉えております。
そうした作品を、それでも自分の為に書き続けるならば。途中で力尽き、全てを放り出すかもしれない未来の自分に対しての保険みたいなものが、私には必要だと思えてしまったのです。
数少ないであろう読者様。私の思い描いた『面白い』に共感してくださる方々への最大の不義理がなんなのかと考えた時、真っ先に思い浮かんだのは『未完』という結末でした。
『望遠のパラドクス』の全像、詳細、そして結末は私の中にあります。それらは私にとって最高に面白く、胸躍る物語です。だから、書き連ねられる内は、その結末に向かってチクチク続きを書き続けるつもりです。しかしながら私にも生活があります。専業の作家でない以上、いつか続きを書くことが出来ない状況に陥らないという保証はありません。
ですので都度都度、区切りをつけたいと思うのです。……自己満足ですけどね。
そんな訳で。長々とはなりましたが、以上の駄文を『望遠のパラドクス』あとがきに代えて、こちらに投げつけていこうと思います。
お疲れ様でした、よしなに。