穂波子行

小脳の手術も、脳幹の手術もできなかった30年も前のお話。

街にはクリスマスソングが流れ イルミネーションや色とりどりのオーナメントが光り輝き 赤・白・緑のクリスマストリコロールのリボンで彩られる 歳の差・でこぼこコンビのクリスマスラブ…

志峰と宜脩は宮崎市内の高校生。 宜脩には北海道の大学で畜産学を学び、宮崎に技術を持ち帰る夢を持っていた。 対する志峰は地元の大学に進み、バスガイドになる夢があった。 夢を追いかけ…

ローコストキャリアによる宇宙航路就航記念の初フライトに招待された、マイレージ・ダイヤモンドメンバーの日本人、蓼丸　宗也（たでまる　そうや）は、初めての宇宙空間で恐ろしい事件に遭遇…

各話どこから読んでも大丈夫です。 五分あれば一話読めます。

異世界から妖精の女の子がやって来て、通常の会話は魔法の力でなんとかなったものの肝心の彼女の名前がどうしても日本語で発音できずに四苦八苦する。

夜桜の下で、思いがけず恋人になった高校生の私とテツ。 泰然として不敵な彼は、私にとって強烈な憧れで、圧倒的な存在だった。 けれど、無敵のテツは消えてしまう。 人を惹きつけ惑わす春…

大阪府高槻市。私が生まれ育った街。歴史の息吹が宿る場所。 市内に点在する史跡を訪ねて、のんびり、てくてく、歩いてみると、子供の頃には気付かなかった郷土の魅力を再発見──ああ、や…

鉄器文明と言うと、得てして鉄鉱石産地と製鉄文化ばかりが着目されますが、実は石灰石の利用技術も重要です。石炭もそうです。 こう言う視点で考えると、邪馬台国九州説はソレっぽいのです。…

故郷である宮城県東松島市を題材に書きました。 少し賢い犬と、少年が散歩するお話です。

なんとなくSFだったんですが(もともとショートショート自主企画に参加していたので)、その縛りを忘れてデブの話を書いてしまったので、「その他」に移行しました。 １：心の優しい宇宙…

あらすじ：もともと体重97 kgの人間ががんばってダイエットをする話。 どこからでも読めますし、どこから読んでも有益なダイエット情報はありません。すみません。 2020年元旦の体…

「ねえ、ちゃんと風呂入っている？」 小学生の遼は友達の勇太にそう訊かれたが、やましいことなど何もない。 姉と弟が一緒に風呂にはいるのは、別に普通のことだ。 「いつも姉ちゃんと…

本格ガバガバミステリ小説です。 超短編かつ見るからにネタ臭いタイトルながら、 ミステリとしてまともに謎解きができるようになっています。 解決編に進む前に犯人は誰なのかちょっと…

激しく短いショートショート集。第一集。全百一話。

二月十四日。 大樹は想いを寄せていた愛美から屋上に呼び出されたのだが……。 「スシがスキ！ キング・オブ・寿司小説 決定戦」コンテスト参加作品です。

天真爛漫な女子学生、宇多麗。 小柄で笑顔が素敵で、そして礼儀正しい。 そんな彼女は一つの病気を抱えていた。 彼女には「もの」が「人」に見えるのだった…… ちょっと切ない短編…

「顧客のニーズを完璧に満たすことなどできない。完璧な絶望が存在しないようにね」 　僕が大学生のころに偶然知り合ったあるマーケターは僕に向かってそう言った。僕がその本当の意味を理解…

ツンデレな彼を好きになってしまった、ヒロインのあれやこれ。 この話はエタってます。終わる予定はまったくありません。 ハッピーエンドです。一応。

　これは筆者とその家族が体験した科学では説明できない、いわゆる「心霊体験」を記述するノンフィクションである。 　ほぼ全て筆者とその家族の記憶に基づく事実であり、霊的体験を信じられ…

「大好き……。だから……食べてよ、あたしのこと……」 　その言葉に誘われて、天使は少女の魂に歯を立てた。

朝起きたら俺は女になっていた。 それにしてもタイトルからあふれる出オチ感が半端無いですね。

【BLです】　いつも利用している最寄り駅で「写真お願いしてもいいですか」と声をかけられたのだが…

　夏の熱も冷めて、秋の十五夜が過ぎた神無月。 　この季節が好きだと言ったのは、今まさに窓辺で珈琲を飲む変わり者の彼だった。 ――初恋を追う教授と、教授を追う助手の話。 3年…

ある日、奴隷商に男の客がやって来て訳アリの少女の奴隷を買った。 少女の頭には大きな角が一本在り、その世界では他に見ない珍しい物。 だというのに少女は売れ残り続け、男に買われようや…

言葉にしたこととことごとく逆の不幸な現実を招いてしまう女性が、最後に見たものとは？

カクヨムを読んでいると、「こんなに素晴らしい作品なのに、なぜこんなに☆が少ないのだろう」という作品に巡り合うことが少なくありません。 良作が埋もれてしまう原因について、自分なりに…

負けないはずが、負け続ける男の人型兵器。その戦慄の理由。

一部、事実を含まなくも、無いかもしれないフィクション短編。

ラーメンの恋しくなる冬の日。 ラーメンを愛してやまない私と後輩の彩は、雑誌に掲載されている『ラーメン・ゴリ』という店へ赴いた。すると、彩は奇妙なことを言った——「私、ゴリラにしよ…

悪魔や天使を始めとし、獣人、怪物、妖怪etc…この世には様々な種族が存在していた。しかし、一番数が多かった"人間"というものは、自分達と異なるものは排除したがる傾向にあった。い…

２０４２年、初夏。 指名手配犯を追い、絶海の孤島〝真子島〟へと向かった女刑事 斑目壬澄《まだらめ みすみ》は、常軌を逸した超常犯罪に直面する。 絶対的な不可能犯罪を前にして、…

全ての元凶 第１話　ネイル学部修士一年 瓜生桜子（作者 大澤めぐみ） https://kakuyomu.jp/works/1177354054881885342 第２話　インテ…

出入り口すらない真っ白な部屋に閉じ込められた僕。そして目の前に現れる、自分とまったく同じ見た目の男。どこからともなく聞こえる声が、僕にこう告げる。 「これは実験です。二人で話し合…

僕はある理由で人を殺し、そのまま自分の命も絶ってしまった。 その行為に後悔はないつもりだった。 しかし、僕が自分を許せても、世界はそう簡単に許してはくれないらしい。 僕の魂はとあ…

学校にはひとつに噂があった。 曰く、「図書室には怖い番人がいる」。 ある日のこと、涼月はその図書室へひとり足を運ぶことになり――。 果たして、そこに『怖い番人』はいた？　い…

『あ』としか書かれていない本、見てみたくないですか？ 《第2回カクヨムWeb小説コンテスト ホラー部門 にエントリーしたものです。残念ながら対象外となってしまいましたが。》 …

わたし、御影楓。 ちゃんとたぶん女子高生をやっている大家族の上から二番目の女子。 どうしても、とあるお店の味を盗みたくて、兄ちゃんと一緒に行くことを決意する。 ※夜の閲覧は禁止…

　幼馴染の柊と春陽。 　保育園の年長にあがったばかりの彼らには、熱中していることがあって…… 　正反対だけどずっと一緒にいたふたりの、甘酸っぱくてちょっと切ない、日常の一ページ。…

【あらすじ】 九尾の「加代」さんは、現代社会に生きるしたたかな化け狐。 そんな彼女とひょんなことから知り合った毒舌な三十路男「桜」くん。 自由奔放な加代に振りまわれる毎日。 け…

恋愛は美しく描きたい。でもこの物語はちょっとだけどろどろ。「恋」は、目に見えない妖精であり魔物よ！

彼は、毎日ご飯を作る。 愛する、小さな我が姫の為に。 彼は、毎日仕事をする。 上司にはいびられ、馬鹿にされ。 ひたすら、仕事にいそしむ。 雨が降ろうが 嵐が来ようが 彼は、そ…

　コンテストランキング初登場4位、すったもんだで4,284文字。 オーケイ、カクヨム、まだまだイケるよなあ！？　カクヨム！　声出していくぉーぜえ、カ・ク・ヨ・ム！　オーケイ、セ…

ロシアと戦争がはじまる。 突如、現代日本の少年のノートにこのような落書きが成された。少年はいたずらと思いつつ、ノートに冗談で返信を書き込むと、また相手から書き込みが成される。 な…

「わたしと映画観に行くって言ってたよねぇ？　どういうこと？」 「私とデートの約束もしてたよね？　どうなってるの？」 　ゴールデンウィークは、修羅場から始まった。 季節…

どうせなら、どっちにも出せる話を書こうと思いました。

僕はいつものように病室を訪れる。少女のまま眠り続ける三歳下の従妹、由衣子に会うために。

先日まで「隙間短編集」として投稿していましたが、今回のコンテスト参加にあたり改稿・加筆し再投稿させていただきました。

涙ぐむような物語にふれたとき感動し胸が熱くなることをイタリア語ではコンムオーベレと表現するそうです。いつかそんな作品を書きたい願望の習作短編集。