穂波子行

コンテスト参加のため掌編集から独立させました。

どっぷり落ち込んだ平凡なOLにすらりと手を差し伸べたのは、とっても不思議でとびきり綺麗な青年。 ——これからどこ行くの！？ 爽やかでちょっと切ない、夜のお散歩。 ✳︎カクヨ…

　失恋の悲しみ、家族との不仲を苦に自ら命を絶った女子大生。彼女は死後の世界で次の転生先が決まるまでの間、魂の案内役と名乗る男と出会う。 ◆富士見Ｌ文庫　テーマ別超短編小説コンテ…

『人類史上、最もかわいいハルマゲドン』と呼ばれた大破壊によって地球の文明は滅び、千年と少し。 　地球はミュータントと呼ばれる巨大生物群が跋扈する魔の星と化していたが、生き残ってい…

風景の半分を、満開の桜が陽の光をあびながら輝いています。 凍てついた空気も、蕾が芽吹くたびに温めてくれたようです。 ぼくは今でも鮮明に、あのときのことを覚えています。 初めて手を…

主人公・恋人に振られてへこむ大学生 伊丹奈美子・主人公の部屋にしょっちゅう来る、がっちりパワー系女子。女子力は高め。 サメソテー・伊丹先輩の得意料理。酒の肴にもおかずにもなるよ。

クスノキマサヒコには毎週、日曜日になると必ず少女が助けを求めてやってくる。 そんな日曜の少女達の一人であった古代人、ホニャ・ララとともに奮闘したりしなかったり。 今週の少女はサ…

シニアを元気にしたい明るさがとりえの若い機能訓練指導員。様々な施設を経験し感性の摩耗した施設長。金さえ入ってくればいい社会福祉法人二代目理事長。若い時から男運がなく自活のため資格…

彼の名前は・・・そうだな、とりあえずオトナシ君としておこう。オトナシ君は事故にあってしまって全くなにも聞こえないんだ。そんな彼の事を思い出しながら話をしていこう。

　風に青葉の香りが混じる、初夏のこと――。 　 　写真を趣味とする彼女は、撮影旅行に訪れた地で一人の男性と出会った。 　俳句を趣味とする彼とのささやかな交流は、恋人との関係に思い…

　かつて俺は、作家を目指していた。 　――なんて、カッコいいもんじゃない。「作家を夢見ていた」ってあたりが、ちょうどいい感じだ。 　そんな俺が、夜更かし次男の部屋で見たものは、…

あなたは、毎夜不可解な悪夢にうなされていた。 悪夢の原因がわかるとき、あなたはどうするのだろうか。 二人称視点のホラーです。微妙にグロ注意です。 ※他サイトで公開したものをこ…

体内に移植される極小知性(マイクロインテリ)に、人生の選択のすべてを委ねた社会。 柊野学(ひらぎのがく)は何の疑問も持たず、五年に一度アップデートされるインテリの導きに従って人生…

探偵事務所『Worst』。 此処は、何かしらの呪縛から逃れられない者たちで構成されていた。 彼らは、探偵事務所の所長、弐沙（つぐさ）の不老不死の呪いを解く方法を探しながら、日夜…

わたしは、どんどん「女」になっていく。 愛した人から愛されないまま。 「女」としてのわたしを受け入れられないまま。 「男」という枠組みに、呼称に、焼け付くほどの憧れと嫉妬を抱…

小学五年生になる『さち子』は学校で出された宿題のため、 異世界についての話を婆に聞きに行ったのじゃ。

髪の生える市松人形と呼ばれる程、表情に乏しい引っ込み思案な十五歳の少女。 毎日でも会いたいと思ってしまう程気になる相手は、なけなしの勇気を振り絞って自分を救ってくれた二十三歳の刃…

感動系からコメディまで、ノンジャンルのショートショート小説集。タイトルのあいうえお順に並んでいます。各話につながりは無いので、どこから読み始めても大丈夫。

女に愛され続けたある男 その男には、とある秘密があって……！？

　革命を起こすべく将軍の指示により単身、王の居室にやってきたヒューイアス。そこには歓喜に満ちた王がいた。

拙作『僕だけが蘇生魔法を使える！』のパロディです。現代・大人版を6000字の短編で描きました。何か感じてくれたら嬉しいです。 母の日用に書いていたのが見事に消え……スマホの通信制…

ホームレスの写真を取っていた僕は老人から不思議な話を聞いた……。 この作品は、2016年5月28日公開時、現代ドラマ週間ランキング第1位でした！ ありがとうございます！^^…

仕事人間である二十代中頃の女性、フラグラント・オリーブは、上司であるマヤキタに無理矢理有給休暇を取らされる。 手持ち無沙汰になってしまったフラグラントは、前々から気になっていたと…

私、朱里（あかり）は、学校帰りに、隕石襲来の警報を受け取る。

　西暦三十年頃、一人の男が十字架にかけられて死んだ。 　男は父母を愛し、また人を愛する温厚な人間であった。 　男には死に値する罪など無かった。 　ただ――男の愛は人にとってあまり…

アリ好きのミナミコアリクイとシロアリ好きのアードウルフ。気の合う二人は時間も忘れ……

神倉山からの風が気持ちいい、ごくふつうの昼下がり。 わたしは親友の遥歩に問いかけた。

昔、大飢饉が国を襲った頃、兄と妹が力を合わせて、困難に立ち向かう——のか？ 「ニートな兄と働き者の妹」編、 「勇者な兄と強い妹」編、 「ハンター(？)」編（エピローグ）がありま…

※寿司券10,000円分を貰えたら普段から迷惑をかけているおかーちゃんに美味い寿司を食わせてやろうと思っています。 ―――――――――――――――――――――――― 　今年…

ぼくのあさごはんが、まい日たまごかけごはんなのには、りゆうがあります。

『あたし』は卒業後、部室として使っていた美術室に美術部の後輩の『アイツ』に呼び出された。待っている間に学生生活を思い返す。でもその思い出の中には『アイツ』の影がちらほらする。一人…

付き合って１年になる紗那絵（さなえ）と直樹（なおき）。 近く催される明日香岬の花火大会で、亡くなった紗那絵の祖父、源太が最後に作った５尺玉が上がる。 紗那絵は花火大会に直樹を誘う…

ショートショートのフィクションです。背伸びして書きました。

『エデンへようこそ。この世界はNoahインダストリーが開発した、アークを使用する事により立ち入りが許可されます』 『理想郷を謳う新世界。夢がいくらでも叶う場所。永遠に続く電子の夢…

ある夏の日、部活の帰り道。森の中にひっそりと佇む図書館を見つける。そこで出会ったのは、謎の青年、紺野千秋。出会った瞬間から運命を感じた。だけど彼には何か秘密があるようで……？二人…

拓馬（たくま）と一穂（いちほ） 同じ大学の違う学部に通うふたりは仲よしカップル。 海で育った一穂はちょっと変わり者だけど、 山で育った和馬はそんな彼女が大好きで、 それぞれの…

予約して訪れた映画館。指定された席のまわりには誰も座っていなかった。上映間際、偶然隣の席を予約していた女性が現れる。言葉を交わさずに別れたその人に、僕はまた会いたいと思った。座席…

　同級生の女の子から告白された。ほかでもない、愛の告白だ。本来なら、意中の相手がいない今、私は断る理由がない。そりゃあ偏見くらいあるだろうが、そんなことは、はっきり言って問題では…

自殺を図るぼくの目の前に死んだはずの初恋の相手が現れる。そのとき彼女は何をぼくに語るのだろうか。 （注:作者の個人的な意見をかなり含みます）

あるところに、ラーメンを愛する二人の男がいた。人は彼らを恋愛映画『愛人/ラマン』にかけて「麺人/ラメン」と呼んだものだ。

これは何年も前に鬱を患っていた頃の私の実体験である。 ※参考文献 『高野山の精進料理』監修:高野山真言宗総本山金剛峯寺/学習研究社

　ある休日の日の優樹（ゆうき）と陽香（はるか）のお話です。その日、いつものように窓から優樹の家に入った陽香は、気になる人がいると言い出して――。

十七世紀、極東の島国での物語。 その国はスペインに占領され、植民地にされてから約百年経っていた。そこでは先住民族ワクワクが最も劣った人種として蔑まれていた。 そのワクワクの女性と…

今日から何かが始まる。 新しい何かが。 お題：「○○の始まりだった。」で完結する事

俺は、相良高広。 俺たちの通うド田舎の中学校に、三つ子の女の子が転校してきた。 三つ子を誘って、幼馴染たちと一緒にスキーに行った俺。 そこで小さな事件が起こった。

最近夢に毎晩出てくる十年前に死んだ幼なじみ。突然告白してきた秀才の優等生。伝えたかった思いが伝わる時、何かが起こる――！？

単なる書き手の食楽エッセイ、食レポ？そんな感じで作ったものや食べに行った物や店について書き散らす雑文でございます。地域食材やら珍味やら、ラーメンを一から作ったり、なんやかんやの記…

売れない小説家の男は、絶世の美女の寵愛を手に入れた。しかし…