本日3回行動、書かない時は何もしない、書く時はめっちゃ書く何者かですみなさんいかがお過ごしでしょうか。
ちなみに文字数の制限があるのでテキストファイルに下書き(文字数カウントがある)してから近況ノートにコピペしておるのですが、たぶん先の2回のノートで3,4エピソードぶんの文字数を費やしております(1エピソード3000字前後として)。
起承転結がどうこう書いてから多少時間が経って、自分なりにいろいろ考えてみたものをまとめてみようと思います。
とあるラノベの前書きだかあとがきだかに、人が一日だか一生に書ける(キーボードで打つ)文字数だったか読める文字数について計算してあるものがあって、人間にはそういう物理的限界があるのだ、ということをたまに考えます。
pixivなんかには文字数あたりの「このお話を読むのにかかる時間」みたいなものが表示される機能があります。カクヨムにも欲しいかも。
それはともあれ、ショート・ショートショートとか、エックスの1ポスト内の文字数で完結する短文小説とか、スマホで隙間時間に読むとか、「時間と文字数」についてはいろいろ考えるのを避けられない昨今ではあります。
とはいえ、自分は古い価値観の人間なのでそういうことはあまり考えず、ウェブ小説らしいと思ってる「読者への気遣い」的なものは段落のまとまりのあいだに空行を入れる程度しかしていません。そういうとなんか語弊はありそうですが、まあ。
それはそれとして、1日に書ける文字数とかを把握しておくとスケジュール管理とか、様々な計算に役立つでしょう。といっても自分の場合「ストーリーが出来てるかどうか」とか不確定要素による部分が大きいのでアテになりませんが。
時間と文字数の話からはじまりましたが本題はそこではなく。
起承転結と、文字数です。
小説の書き方とかに関する本によくある構成の仕方として代表的なのが、「起承転結」「序破急」「三幕・四幕」とかそういうやつです。
自分はかねてからこれらに「相応しい文字数はどれくらいか」をうまく当てはめて、キャラクターアークとかもろもろを活用して、「小説を書くためのアーキタイプ」的なものをつくれないかと考えております。今回もその一環です。
とはいえ先に述べたように自分は古い人間なので、これの目的は「本になった時」のかたちを意識したものです。ウェブ小説には対応してないかもしれない。再三書いてるのですがカクヨムだと「文字数」、一般公募だと「ページ数」で換算するあたりもいろいろ絡んでくるので。
めちゃくちゃざっくりしたデータを用意しました。適当なラノベの文字数です。ていうかカクヨムとかで1冊丸ごと公開されてるやつの総文字数見た方が早いかもだと今気づいたが、ともあれ。
まず、比較的1話あたりが短いと感じたラノベ(文庫)のデータ。
42字×17行。1ページあたりの文字数は約720字。
で、1話が平均20ページだとすると、文字数は14000字。
分かりやすく端数切捨てで「約」にしてるうえ、1話20ページといっても挿絵とか入って実際のページ数は少ないものもある。なので数字はアバウトなもの、ざっくりしたものだとお考え下さい。あくまで感覚です。
さて、エックスで拾い見した情報によれば、ラノベというのはページの下半分くらいは真っ白なものらしいです。
実際上述の文字数計算も、「1ページを埋め尽くした場合の文字数」になりますので、行数の方をざっくり削って再計算しますと、
まあばっさり半分の21字として、×17行=357字。
360くらいとして、×ページ数20=7200字。
1話、カクヨム感覚だと1エピソードあたり7200字……。
仮にこれが300ページだとすれば、216万字。
ラノベ1冊マックスそれくらいの文字数を覚悟すべきなんでしょう、たぶん。
しかし1話7000字というのは感覚的、個人的な経験としてもウェブ小説的には長すぎるので、その半分、3000字前後がベストだと思われます。カクヨム公式も以前そんな感じのことを言ってました。
ただまあ、投稿されてる作品の多くはもっと1エピあたりの文字数が少ないものもあります。なので古い人間の考え方、と前置きした訳です。
思うに、上述の7200字をひとまとまりのシーンだとしたら、それをさらに細かく……ワンカットずつに分割して投稿したかたち、というのが「読みやすいウェブ小説の最適な文字数」になるのではないか、と考えました。
しかしまあ、200万字ほどで1冊と考えると、10万字以上ってかなり緩いっていうか、ほんとに「このお話はこんな感じ」という選考委員に対する、雰囲気のセールスなんだなって。
まあ数字はアバウトなんですが。
なので、ウェブ発作品の文庫本から別のデータをとってみました。
こちらは40字×18行=720字。いうてそんな変わりませんが、これは1ページいっぱいの場合。
半分の20字にして×18行=360字。
1エピあたり(ウェブ発作品なので比較的短め)平均11ページ。この平均数は5章分のページ数からざっくり割り出してます。
分かりやすく10Pとしましょう。すると360字×10P=3600。
だいぶ作為的な感もありますが、狙った訳ではなく出てきたのがこの数字。やっぱり1エピ当たり3000字前後がベストらしいことが分かります。
で、マックス300Pだとすると、300×3600=1080000。
分かりやすく100万字としましょう。1冊あたり100万字が求められてる訳ですね。そのうちの10万字以上ってかなり以下略。
しかしまあ、
あ
い
とかで5行とれるし、
「うわああああああああああああ!」
ってだけで17字も文字数稼げるので、ここまでの数字もだいぶアバウトです。
ともあれ、出版を目指すなら100万字は覚悟しましょう、ということですかね。
実際はもっと少ないかもしれませんが、なんか数字で見るとハードルぐっと上がった感ある。ともあれ、分かりやすいのでこの数字で先に続きます。
本題です。ここまでで2500字くらい過ぎたかな。近況ノートのマックスは1万字くらいなので4分の1ですかね。このへんの「感覚」はさすがに長年の経験から意識しなくてもやれるようになってきた感あります。それはさておき。
起承転結です。
何かが起こって、それをうけて(承けて。反応)、転じて(転換、もしくは行動開始)、そして結ぶ。これが内訳になります。
海外の構成術系の本だと、
・セットアップ(世界観などの紹介。
・プロットポイント1(全体の25%、何かが起こる。
・ミッドポイント(全体の半分、転換。
・プロットポイント2(75%、クライマックスに向けた盛り上がり。
・エンディング(短いエピローグ。その後のお話。まとめ。
みたいに、ざっくり起承転結してます。以前も書いた覚えがありますが、日本と海外とでこうして似通った概念があるということは、これが王道というか黄金比なんだろうなと思います。
日本の場合、「起」の部分に「セットアップ、プロットポイント1」の2要素を含んでいる点が、ちょっと考え方を難しくしてるのではないか、と思ったのが今回のこのノートの要点です。
つまり「序・起承転結」というのが分かりやすいのではないか、と。
序破急の「序」がまさに「セットアップ、プロットポイント」を含んでるので。
たとえば異世界ファンタジーにしても、まずは「こういう世界観」とか「こういう主人公」っていうのを示してから、そこから「何かが起こって」本格的に冒険が始まるものです。
異世界転移とかも、最初から転移するものもありますが、まずは「現実世界と主人公」を描いて、そこから「異世界へ転移」ってもっていく流れの方が分かりやすさがあるのではないかと思います。
つまり全体の25%までは登場人物や世界観、設定などを紹介するフェーズにあてる。
そして25%から、「起」のフェーズ。何かが起こる。ミステリーなら事件発生、死体発見とか。
そこから50%までは、「承」のフェーズ。「起こったこと」に対するリアクションです。事件の調査フェーズとか、トラブルに巻き込まれて奔走する。
そして50%から動き出す「転」のフェーズ。アクション。調査の結果、新しい情報が見えてきて事件の見方が変わったり、2時間ドラマだと第2の事件が起こったり、主人公たちが能動的に動き出すフェーズ。
そんで75%が「転2」といったところ。ピンチに陥ったりする、クライマックス。ラストバトルの始まり、解決編のスタート。そういうイメージでしょうか。
で、「結」と。どれくらいから始まるかは分かりませんが、全体的に見ても短いパートになると思われます。
ざっくり、起(25)承(25)転(40))結(10)くらいの配分がいいのではないかと考えました。結はもっと短くてもいいかも。「承」「転」の配分も個人の裁量によるかな……。
でも「序・起」は早めに済ませるべきだと確信しております。
なんせ、最初の数話。「3話切り」っていうアニメ用の概念がありますが(これを小説に適用することに以前異を唱えてますが)、その最初の部分でいかに読者の気を引くか。
仮に3話で人が判断するとしたら、ざっくり9000字です。
100万字をマックスとした場合、100分の1です。ほんのさわり、プロローグでしかない。10万字単位で考えると10分の1ですけど、それでもやっぱり冒頭も冒頭。
この短い、もう「瞬間」といってもいいシーンだけでまず読者の心を掴まないといけない。だらだら人物の紹介とか生活の様子とかで25000字、もしくは25万字使ってたら飽きられますからね。
……いちおうまあ、あらすじとかキャッチコピーとかで先の展開を示す、という手もありますが、今回はさておき。
こうやって数字で見ると、いかにハードルが高いことか、と思われます。
個人の紹介、ビジュアル描写だけしてるうちに終わりかねない3000字……。
セットアップ、設定の紹介に一工夫することが求められるのではないか、と思いました。
こんな世界観、こんな人物、こんな設定、を同時に見せられるアクションシーン。詳しい説明はあとでするとして、「絵」を見せられるようなプロローグ、最初の約3000字。これが出来ればだいぶ安泰なのでは、と。
……それが出来たら苦労はしないがなぁ!
そんな理不尽な世界です。
ちなみに適当にちろっとpixivを覗いたところによると、約4000字で読了時間7分らしいです。3話って15分くらいで読める。これを長いととるか、短いととるかは人次第。5分で読める小説って3000字前後くらいか……?
ここまででだいたい9分くらいかかってます?
他人の時間をそれだけ使わせる、と考えると地味にプレッシャー。
読んでる人いるのか分かんないけどね。いちおう、個人用のまとめです。
閑話休題。
やりたいのは、具体的な文字数のパーセンテージ、全体像の把握、構成のアーキタイプというかテンプレの考案です。
早い段階でセットアップからのプロットポイントに行きたいところですが、それを何万字までに仕上げるべきか。
もうちょっとラノベの1Pあたりの文字数の平均値をより正確に調べて、1冊単位の総文字数を具体的に把握したいところです。それだけでも全体像の把握につながると思うので。全体像が分かれば、パーセントごとの区分も出来る。
……カクヨムも行数カウントみたいなのがあればいいのだが。ウインドウズのテキストファイルは若干重たくなった代わりに文字数と行数を表示してくれるので、なんならもうこちらをエディタにして今後はやっていこうか、とも一瞬思ったが、ノード分けが出来ないからな……。
最近だと、話数が9話目とかになってきたので「ここらで章を区切るかな……」くらいの感覚でやっておりますが、それをもっと事前に、計画出来て、その計画性をスケジュール管理だとか他の制作とかに使い回せるようにテンプレ化したい――といった感じで、ここまで話を進めてまいりました。
作業の効率化のための下準備、ですね。
小説は理論じゃないんだパッションだ、という考えの人もいるでしょうけど……いや実際のところ自分も、計画はするものの書き始めてからの方が話づくりが進む、というタイプではあるんですが、そういうのってペースにムラが出て、よくないと思うのです。
感覚的にやれて行き当たりばったりでもうまく演出回収できる人もいるでしょう。しかしそういうのはいわゆる才能とかに近いもので、みんながみんなマネできるものではない。……まあ、思い付きで設定したけどこれどう回収しよう、というゲーム感覚もあるといっちゃあ、あるんですけども……。
自分用という前提があるとはいえ、誰でも使えるような構成のアーキタイプ制作をこちらでは目指しております。
いちおう、今回のまとめというか大まかな案が以下になります。
10万字とか100万字という全体像の差はあれ、「起承転結の繰り返し」をうまく使ってマトリョーシカというかダンゴムシというか、そのローリングサンダーの積み重ねを頑張ればかたちになるのではないか、というざっくり案。
プロローグ(序の序
1章、起(序・起承転結、から次の起へ
2章、承(前の起から起承転結、また次へ
3章、転(以下略
……といった感じに、章単位、エピソード単位での序・起承転結を意識さえしていれば、どうにかなるのではないか、というのが今の結論。
そんで、この章単位というのは具体的に何万文字なのか、というのが今の疑問。何万文字までなら、セットアップが許されるのか、という言い方も出来る。いつまでに「イベント」を起こさないといけないのか。そこまで読者が悠長に待ってくれる保証もないから常に面白くあらねばならないとしても、である。
いちおうカクヨムのおもなコンテストは10万字以上が前提なので、2万字までにはセットアップを済ませて~、という考えを持つべきなのでしょう。選考委員もそこまでは読んで判断してくれるものと信じたいのだが、「書籍化」まで見据えると、「10万字」は「全体」ではない訳で~、というのが個人的な悩みなわけです。
前回キャラクターアークについて触れましたが、そこらも絡めると、「このキャラにとってこのシーンはどういう意味を持つのか」などという悩みも出てきます。
……まあ、「読者選考」の影響が大きいので、ここまで頭ひねって構成考えてもぜんぶ最初の印象でアウト、っていう可能性もなきにしもあらずっていうね。単純に読んでる人がいないから評価もフォローもないのに、「これは星の少ない作品だから面白くないんだろう、アウトオブ眼中」ってなる人もいるでしょう。それ以前にランキングに入ってなきゃ人目にもつかん。「ちゃんと読んでくれたら面白さが伝わる」というのは言い訳、甘えなんです。そういう残酷な世界。
最後は愚痴になりましたが、ともあれ。
長編シリーズなどを読んでいると、ちょうど全体の半分になって、「第二部」というか、明らかに「これまで巻き込まれ形、受動的」だった主人公が、「自分から行動する」ようになっていったり……そうった成長が見られます。
シリーズを通した謎なども、伏線とか布石は前半部分で揃っていて、後半から新キャラとか多少の新情報は出るにしても、主要キャラとか大筋の部分では「前半」でしっかり固めていて、「後半」は収束、回収に向かう流れであったりします。
一冊一冊読んでてもピンとはきませんが、いったん全巻読んだあとになって振り返ってみると、そういう感じになってたりします。主要な要素、基本的な設定は前半に出て、後半はその延長です。
まあ、そこまで多数のシリーズものに触れてきた訳じゃないのではっきり断言はできませんが、最近読んだ完結した少年漫画とかでも、序盤に出てきた設定が最終決戦の要点になってたりします。新設定・新概念が出てきた第二部になっても、設定の前提の部分の伏線は第一部終盤などでほのめかされたりしてたり。
……古い少年漫画とかになると、連載っていう都合上、行き当たりばったり感あるものもありますが、最近の作品は「いつからこの展開考えてたんだろう」って感じにしっかり仕込まれているものが多い印象。
ともあれ、そういう良い感じの長編シリーズばっかり触れてきたから、変なクセがついちまってる訳ですね。はい。
ちなみに、スニーカー文庫のシリーズ作品を読んでたんですけど、途中から文庫の装丁というか見た目が変わってて。
読みはじめた際になんだか見開きに違和感があって、試しに行数を調べてみると、新調前の巻より行数が減っていて、行と行のあいだというか文字のサイズに若干の変化があったようです。
それで読みやすさに変化があったかといえば……その読んでた作品に問題があるんでしょうけども、なんか行数変わったと感じさせないくらいに改行もせずに1Pぎっしりで、そういうのが何ページにもわたって続いてて、文章量的にはよりハードな読み応えになってました。そんな近況。
ふと思ったんですが、カクヨムは見る端末によって表示の仕方が変わるだろうから、1行が何文字っていう計算はそもそも難しいのかもしれない。アプリで見たことないんで分かりません。でもやっぱ、空行とかも入れてるので、カクヨムにおいて「行数」の概念は重要じゃないのかも。
……7000字くらい書いてますかね。約15分くらいで読める文章量、なのかな?
でもこれ書くのに……開始時間見てないしあいだにお風呂入ったりしてるから断言は出来ないけど、2時間くらい?
……2時間の労力がその8分の1くらいの時間で消化されていく……。
個人の適当な文章でこれですからね、漫画とかアニメ制作とか、マジで消費者はもうちょっと敬意をもって視聴すべきだと思います。
……しかし、こうして具体的な文字数にかかる時間を示すと、「じゃあこの小説これだけの時間で書いたんだ、そんなにテマかかってないんだねー」とか思われそうだけども。ほんと世のなか表面とデータしか見ない人多いからいちおうね、めっちゃ下準備してるので倍以上の時間がかかっております、と付け加えておく。
追記
適当なページの文字数をざっくり数えて、文章のみのページ数とかけて、文庫一冊当たりの大まかな文字数を調べてみました。
上述のウェブ発ラノベだと約12万字。
上述の比較的普通なラノベだと約14万字。
厚さも中身もまあまああるラノベだと約19万字。
平均すると15万字ですかね。カクヨムやってる体感的にも納得できるし、それくらいが目安なのかもしれません。こちらの完結済み長編も17万字とかですし。最低でも12、マックス20万字くらいの感覚で構成するとよさそうかも?