娘が5歳で亡くなって35年が経過しましたが,娘の面影がいつも私の脳裏につきまとっているのです。これは私が娘を追い求めるのでは無くて、娘が私に何らかのアクセスをなす事を暗示してるのではないかと思うようになったのです。そこで私はつぶらな瞳を輝かせながら飛び回っていた娘が病院に入院した後死亡した事、そして解剖のカルテ、その後の医局での鑑定がなかなか進まず、7年と云う長い年月の道のりを文書に描いて見ようと思いたったのですが、これは愛する娘を再び私の目の前に出現させ赤い鼻緒のサンダルで飛び回る姿を眺めたかったからなのです。