今週から連載小説『IURA-異浦なんでも相談所』の第7章が始まりました!
本作は章ごとに事件が解決する連作短編のような構成になっていますので、これまでの章を読んだことがない方や、途中からのご新規さんも大歓迎です!
ぜひこの機会にお気軽に覗いてみてください。
今回の第7章は、シリーズ過去最長ボリュームでお届けする予定です。
だんだんと夜が長くなるこれからの季節、秋・冬のお供にゆっくりとお付き合いいただければ幸いです!
▼第7章『流れ、還る』のあらすじはこちら
夏休みを迎えた高校生・藤見惟(ふじみ ゆい)は、シロさん、荒屋敷さんと共に秋田県へと向かっていた。
相談所に舞い込んだ依頼は「様子がおかしい妻を除霊してほしい」というもの。
一年前の流産を境に塞ぎ込み、裏手の川から「赤ちゃんの泣き声がする」と呟いては川へ入ろうとするのだという。
事情により「大学のサークル仲間とその甥」という偽りの設定で、孤立して建つ依頼人・加屋津邸を訪れた三人。
しかし、出迎えた依頼人の様子や、言葉を発しない美しい妻、そして二階の踊り場からじっと見下ろす不気味な老人たちに、惟は言いようのない違和感を覚える。
さらに、家の裏手に流れる鬱蒼とした川を調査したその夜、惟の背後へ忍び寄る“冷たく湿った吐息”――。
やがて一行は、十四年前にその川で起きた青年の水難事故、そして加屋津家に代々受け継がれてきたという、おぞましい「因習」の存在へと行き当たる。
閉ざされた家が隠し続ける秘密と、川に潜む「何か」の正体とは――。
生きた人間の狂気と土着の闇が交錯する、緊迫の第7章!