漠然とした構想から考えると十数年かかりましたが、このたび三国志に関する全十五作の物語の執筆が終わりました。公開自体は今後二年ほどかけて行う予定です。後になって決めたルール等もあり、初期の物語とその後の物語で、用語の漢字や採用基準が異なっていることもあります。そのため、細やかな修整は今後も入れていく予定です。
元々はこの人の物語を読みたい、けれど見つからない、それならば自分で物語にしてみようかと始めた執筆でした。そして、小説投稿サイトの存在を知り、私と同じように思っている人も世の中にはいるかもしれないとネット上での公開を決めました。
題材に選んだ人々は、その功績の割に知名度が低い、あるいは『三国志演義』『魏略』『魏氏春秋』などの影響で正史の姿とは全く異なる人物として物語の中で語られてきた人々です。
書き終わったあと、プロの作家の方が題材として選び、小説を出版されている人物がいることに気づき、そもそもの目的を考えて公開を止めようか悩んだ物語もあります。
ですが同じ史料を扱っていても、採用する史料が異なっていたり、解釈の違いもあったりと、これはこれでネットに置いておいても良いのではないかと考え、公開に踏み切りました。
十五の物語が、いつか彼ら彼女らを識るための誰かの入り口になれたら嬉しく思います。