私は『刀には竜、花は咲かず』を書いている、アサバハヤトです。
気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、6.5章完了後、私は連載をしばらく停止することになっています。
原因は、創作上の都合ではありません。
在留カードの更新に関するトラブルです。
少しだけ、差し支えなければ、自身の経験を語らせてください。
日本語の名前「浅羽隼人」は、本来、日本人として帰化する際に改名する予定だった名前でした。
けれど今は、それももう叶わない夢なのかもしれない、と考え始めています。
私は台湾出身です。
2013年、留学生として札幌に渡り、3年間日本に住んでいました。
必死に勉強した結果、わずか1年で卒業し、日本語能力試験N2も取得しました。
その後、札幌市内の派遣会社から内定をいただき、契約社員として、2016年6月までITエンジニアとして働いていました。
徹夜、終電、残業も非常に多い職場でした。
それでも、日本を愛していたから。
日本人になる夢があったから。
必死に頑張っていました。
けれど、結果的に身体を壊し、一度台湾へ戻ることになりました。
それでも、日本人になる夢を諦めたわけではありませんでした。
ラジオ番組、PC環境、読んでいる本、身の回りのものをすべて日本語にして、日本語を忘れないように努力していました。
その後、台北へ行き、上海へ行き、中国系派遣会社の社長さんにスカウトされ、2022年4月末に3年の技術・人文知識・国際業務ビザをいただきました。
そして、東京へ戻ってきました。
それから約2年半、ITエンジニアとして大手企業の職場に勤めました。
大手日本企業への正社員転職にも成功し、給料も上がり、日本人と結婚もしました。
これからようやく、夢が叶うのかもしれない。
そう思っていた時期もありました。
去年の年末、元妻があるコーチングの先生の影響を受けたこともあり、私たちは激しい喧嘩になりました。
その結果、離婚しました。
ただ、それについてはもう済んだ話であり、今回の本題でもありません。
それでも、私は必死に堪えて、仕事を続けていました。
けれど今年の2月28日、在留資格更新を申請し、4月末に在留期限が切れました。
3月26日に要求された追加書類も郵送しました。
しかし、それ以降、審査状態はずっと「審査中」のままです。
一か月が過ぎ、二か月が過ぎ、今になって、私に残された合法滞在期限はもう一か月ほどしかありません。
入管のホームページには、個別の審査進捗に関する問い合わせは受け付けないと明記されています。
そのため、私はなすすべもなく、ただ待つしかありませんでした。
その間、PayPayもクレジットカードも使えなくなりました。
銀行口座はまだ凍結されていませんが、銀行からは何度も何度も身分確認書の更新案内が届いています。
新しい在留カードがない今、マイナンバーカードも期限切れになり、健康診断の予約すらできません。
調べた限りでは、たとえ入管側の事情や不備があったとしても、6月末を過ぎれば、私がオーバーステイ、不法滞在になる可能性があるという現実は変わらないようです。
行政書士に頼んでも、入管の姿勢が急に柔らかくなるわけではない。
そういう話も目にしました。
明日、有休をいただいて、入管へ直接行く予定です。
私は、いつもきちんと納税をして、きちんと働いてきました。
日本人になりたいという夢を抱いて、親の反対を押し切り、もう一度日本へ来ました。
今度こそ、日本人になれるまで実家には帰らない。
そう思っていました。
けれど、今の結果はこうです。
正直に言えば、カクヨムもアルファポリスも、アカウントを削除しようかと考えています。
ただ、特にカクヨムでは、今でもフォローしてくださる読者様が、わずかながら増えています。
それを見るたびに、すぐに全部を消すことはできないと思い、いったん保留にしています。
今後も、連載は続けたいと思っています。
『刀には竜、花は咲かず』という物語も、浅羽隼人という名前も、私にとってはただの趣味ではありません。
けれど、もし最終的に日本から出ていくことになったら、私はもう二度とこの土地に足を踏み入れることはないかもしれません。
それほど、今は裏切られたような気持ちでいます。
結局、私は台湾人でも、中国人でもなく、そして日本人にもなれなかった半端者なのかもしれません。
結婚も守れず、離婚までされた、ひどい男なのかもしれません。
それでも、ここまで読んでくださった方。
作品を読んでくださった方。
フォローしてくださった方。
今まで、本当にありがとうございます。
できれば、今後もよろしくお願いいたします。