最新話『第20話 天井スピーカーの叔父貴』更新しました!
その時突然天井スピーカーから聞きなれた声が響いた。
それは室内の会話を盗聴していた嵯峨のモノだった。
どうやら自転車を運転しながらイヤホンで室内の会話を盗聴していたらしい。
あからさまに怒るかなめだが嵯峨は相変わらずその怒りの矛先をのらりくらりとかわした。
今回の『武悪』の移送に関してかかった苦労を愚痴りつつ話を逸らそうとする嵯峨。
かなめはあれだけ物騒なものを持ち込む以上は何か理由があるはずだと問い詰める。
ランの『方天画戟』については装備と言うよりデータ収集のために手近に置きたいと嵯峨は言った。
ランの機体に装備された法術増幅触媒の相性は誠のそれに比べてランには合わないらしい。
『方天画戟』には数々の実戦データとランの法術との相性に関するデータがあるという。
そして司法局に戦力を集める理由は遼帝国にあった。
遼帝国宰相アンリ・ブルゴーニュは最後まで遼帝国統一の障害となった武装組織だった。
彼の南都軍閥はどう考えても彼の指揮下の元地球人たちに有利な民主選挙を提示することで武装解除に応じた。
ただ、その武器は南都軍閥のスポンサーである南都の米軍基地に保管されているという。
その米軍基地で法術師対応型のシュツルム・パンツァーの機動実験が行われているという情報を嵯峨は手にしていた。
同盟加盟国の首脳自らが地球圏との距離を取るという同盟加盟の原則を破るような行為を平気でやっている。
かなめはそのすべてを自分に黙っていたランとアメリアを責めた。
そんな中、嵯峨は今はそんなことを言ってる場合ではないので後ろを見ろと言い出した。
かなめ達は言われるがままに後ろを振り向いた。
感想お待ちしています!
画像は嵯峨に指摘されて後ろを振り向くかなめ達
