どうも皆様、はじめまして。平成の醜い残党です。
この度、第33回電撃小説大賞応募作として『言祝のバベル ~人魔共存学園譚~』を投稿させて頂きました。
手慰みに物語を書き初めてン十年。
ようやく初めて『長編』の『オリジナル小説』を書き上げる事が出来ました。
プロット作成に三か月、実際の執筆に二か月。
ギリギリでした。マジでギリギリでした。先週の時点で半泣きになりながら文字を削ってました。
だって15万字の規定に対して19万字以上書いちゃったんだもん。思わず頭ァ抱えたね。
4万字も削除となれば、いくつかエピソードを丸々カットしないと収まりません。
そんな訳で、出番が完全削除と相成ったキャラクターが一人います。
【真木 誠一】。
主人公エージの父親にして、母ミリアと絶賛遠距離熱愛中の大黒柱。
本編では名前だけの登場でしたが、実は最初は出演予定でした。
当初は四章と五章の間に『コハル受け入れにあたっての真木家リモート家族会議』エピソードがあり、そこでコハル嬢とパパ上が初顔合わせする予定だったんですが…
まあはい。いくらなんでもテンポ悪いなって事で。さらばパパ上。
そんなパパ上の供養(?)も兼ねて、ちょっとした裏設定を書きます。チラシの裏の自己満足です。
時に皆様。
今作主人公のエージくんですが、漢字で書くと【真木 鋭二】。
もしかしたら、読者の皆様はこう思われたかもしれません。
『あれ? 長子っぽいのに鋭【二】なの?』
誤解のないように申し上げると、エージは間違いなく真木家第一子です。
『父親の名前が誠【一】』なので、息子に【二】の字を付けたのですね。
…それにしたって、少し変わった名付けじゃないかって?
エージ誕生時点の真木家の様子を、想像してみてください。
父である誠一は【人間】。母であるミリアは【ラミア】。
息子のエージは、『蛇頭』の【スネークマン】です。
だからこそ、誠【一】は息子に鋭【二】と名付けました。
『誰がなんと言おうと、間違いなく、君は僕の息子だ。血を分けた、家族だ』
さりげなくもはっきりと、そんな主張をするように。
エージ誕生の2年後、真木家にはまた一人家族が増えました。
生まれた娘に名前をつけたのは、母のミリアです。女の子の名前ですからね、不器用なお父さんには少し荷が重かった。
【真木 更紗】。異国生まれのミリアらしい名付けに、誠一は嬉しそうに目を細めました。
そんな時、妻は突然こんな事を尋ねてきました。
「ねぇ、セーさん。【一】、【二】ときたら、次はなぁに?」
質問の意図が読めずに首を傾げる誠一の前で、彼女は紙にある文字を書きます。
『まき 【さ】ら【さ】』
…舌を出して笑う強かなラミアの妻に、人間の夫はますます魅了されてしまうのでした。
閑話休題。
皆様は、こんな言葉をご存知でしょうか。
【理屈と軟膏は、どこにでも付く】
はい、そうです。
上記エピソード、『おっ、AIくんいい名前付けてくれたじゃん!響きもカッコいいし採用!!』とノリノリで物語を書き上げた後、『…いやなんで長子なのに鋭【二】なんだよ……!』と気づいてから考えた後付設定です。
エージとパパ上の名付けタイミングも全然別だからマジ偶然の辻褄わせなのよね。
前半部分で『ヨシ!これで格好がついたな!』って安心してたら、『そんなの…サラちゃんがかわいそうだよねぇ…!』と脳内横綱が号泣したので再び頭を抱えました。
とりあえず私が何を言いたいのかというと、にほんごってすごいな、ってことです。
とっぴんぱらりんのぷう。
ちなみに『小春日和』の誤用は作者のリアル間違いです。プロット段階で気づけて本当に良かった。