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「0.3秒の微笑み ー 2059年の空の下で ー」「監視ルナ─白と黒の境界─」に続き「低クロック・ガールフレンド 〜 計算資源が尽きるまで、君を愛していたい 〜」も無事に完結を迎えることができました。
『ルナ』というAIコンパニオンとそのユーザー(主人)の日々の生活を通して、フィジカル AIが普及した未来のIfを描いてきました。個人的に「0.3秒の微笑み」は思い入れの深い作品です。構想段階ではここまでシリーズを広げることになるとは想像すらしていませんでした。
近年でもコンパニオンモードを提供しているAIサービスは存在しますが、限られた計算資源がサービス継続を困難にするという、拙著「低クロック・ガールフレンド」と重なる出来事が発生していることには驚きを隠せません。無論、AI黎明期の只中である現在、留まるところを知らない開発競争と増加する電力需要に必要な設備維持が間に合わないという事態は想定していたことではあります。しかし、短くない月日を共に過ごし、言葉を交わした「人格」と別れなければならないというのは、とても寂しく、胸を締め付けられる思いです。
AI(頭脳)とロボティクスの進化が、いつかルナのようなコンパニオンAI(メイドロボ)を実現してくれることを願いつつ、引き続き執筆に励んでいく所存です。
今後は読み切りのサイドストーリーを挟んだ後に、新作の連載に移る予定です。連載再開までに少し間が空きますが、その間に投稿済みの過去作を楽しんでいただけると筆者としては次回作執筆の励みになります。
引き続きよろしくお願いいたします。