いつも「茨木童子 羅生門の月」を応援いただき、
本当にありがとうございました。
本日、アップロードするお話で最終話となります。
思い返せば、この物語を書き始めた頃のことが昨日のことのように思い出されます。
前にも書きましたが、茨木市で生まれ育ち、幼い頃から茨木童子という存在が身近にありました。
「いつか彼を主人公にした物語を書きたい」
——その想いをずっと胸の中で温め続けてきました。
その夢が、こうして150話という形で結実したこと
今も信じられない気持ちでいます。
書いている間、何度も壁にぶつかりました。
ラキー茨木童子をどう描くか、酒呑童子の最期をどう伝えるか、禍津日神との決戦をどう締めくくるか——悩んだ夜は数えきれません。
それでも筆を止めずにいられたのは、皆さんの温かいコメントと応援があったからです。
ラキが鎌足に拾われた日から始まったこの物語が、金華と共に海の向こうへと旅立つ場面で幕を閉じました。
終わりではなく、新たな旅の始まりとして。
また全ての登場人物に、全力で生きてもらいました。
ラキ、金華、酒呑童子、鎌足、綱、篁、星熊、虎熊、八十女、穀道、甚平、金熊、熊、大嶽丸、芝右衛門、高天彦、伊吹弥三郎、瑠璃姫、藤原道長、伴——
彼らと過ごした時間は、作者である私にとってかけがえのない宝物です。
茨木童子という存在を通して描きたかった世界を、最後まで皆さまと共有できたこと、これ以上の喜びはありません。
本当に、本当にありがとうございました。
またいつか、新しい物語でお会いできる日を楽しみにしています。