高校野球を題材にすると、どうしても展開がワンパターンになりがちです。これは、どんな名作でも完全には克服できなかった課題だと思っています。僕も今、それにぶつかっていて、「どうしようかなあ」と悩んでいるところです。
僕は子供の頃、図書館にあった漫画「ドカベン」を読んで育ちました。面白いんですが、長すぎだと思った記憶があります。
僕が好きな野球小説では、仲間の裏切りやチームメイトの発病といったドラマでマンネリを回避していました。でも、そういう展開って、今の「カクヨム」という媒体にはあまり合わない気もしていて、なかなか踏み出せずにいます。
もっと思いきって、主人公を“プログラミングガチ勢”に寄せてみる手もあるんですが……。
2年夏のエピソードなんかも、書いているとどうしても長くなってしまいそうで、もしかすると飛ばすかもしれません。高校野球編は、やっぱりボリュームが膨らみますね。
もちろんテンプレがあって書きやすいし、PVも伸びているので、しばらく同じように書き続けるのもありなんですが。
ただ、僕としては「高校野球」そのものよりも、その先を書きたい気持ちが強いです。おそらく、読者の皆さんも色んな小説を読んでいて、そろそろ高校野球はお腹いっぱいなんじゃないかな、とも思っています。