なばかりのはばきり

犯人はヤス、と知らされても使われたトリックや動機まではわかるわけもなく、どちらかと言うと探偵に必要なのは犯人が誰か？よりもどのようなトリックか？の部分を推理できる能力の方が重要であ…続きを読む

納得できないこととか相容れないこととか、人生には付き物な感情を文字通り呑み込んでいくお話。 きっと、苦しいと途中で思ってページを捲る手を止めてしまう人もいるだろうけれど、最後まで読…続きを読む

この手の話において美しさというのは絶対条件とも言える。その裏にある儚さや寂しさのようなものが影として差すからこそ、美少年の美しさというのは増すのだと感じる作品でした。

いや、僻みではなく。一途に思うが故の一癖二癖ある行為をここまで嫌味なく魅せれるのは、簡素で適確な一人称目線ありき。最後までによによと楽しませてもらいました。