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ヨシノ 静

  • @guchagucha123
  • 2026年3月5日に登録
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  • 1日前

    私が人生で一番理解できなかった人

    学生寮に住んでいた頃の寮生でとても記憶に残っている人がいます。 腰まであるボサボサの黒髪で、食事中は椅子の上にあぐらをかいて座ってました。 仙人か教祖か。どちらかと言うと尊師かな? 私と彼は、食堂で顔を合わせたときに軽く会釈をし合う程度の仲でした。 会話をしたことはありませんでしたが、なぜか食堂で顔を合わせると互いに視線を交わしていました。 ──うわ、尊師と目ぇ合った。やっば、導かれそう── ──なんか鳥の巣頭のやつがこっち見てるんだけど、きも── そのときちょうど、学生寮の管理人である寮長さんも食堂でご飯を食べていました。 このおじさんは何を思ったのか、私たちを見比べながら言ったのです。 「今ぁ二人しかおらんけん、話したりしたぁよかとに」 余計なお節介を。そう思いました。 「⋯⋯あ、いえぇ──」 なので、やんわり断ろうとした私でしたが、尊師が無言で席を立ったのです。 そしてお盆を持って私の隣に移動してきました。 二人して無言。 私は一瞬目線をやって、えへへ、と精一杯笑いかけましたが、彼は笑いませんでした。 非常に気まずい時間が流れましたが、寮長さんは満足気に微笑んでました。 「ごちそうさまでしたぁ」 そう言って去っていく寮長さんの背中を、私は恨めしく見つめました。 隣に座った尊師とは結局、その日は何も話すことはありませんでしたが、一つだけ確かに感じたことを覚えています。 ──良い匂いだなぁ── そう、甘い、花のような香りがしたということです。 尊師、お元気ですかね⋯⋯。 それはそうと後々知ったのですが、尊師の年齢は三十五歳でした! 学生ではありませんが、寮に住んでいたようです。 特に学生というわけでもないのに、10年以上寮に住み続けるロン毛の男。 というわけで彼が、私が人生で一番理解できない人です。 とあるキャラの外見は彼を想像しながら作成しました! ぜひ、今後とも拙作をお楽しみくださいませ。 ※ちなみに数日後、寮長は別件で寮を追放されました。
  • 2日前

    キュキュットは食べれる!

    キュキュットを食べたことはありますか? 私はあります。 その日、私たちは前日の激しい飲みのせいで二日酔いでした。 ふらふらする頭で台所に立ち、何かを焼いていた私たちは、味見をしながら、なかなか臭みが消えないことに気づきました。 流しからフライパンへ入れたこの謎の食材、色々と混ざっていました。 友人がキュキュットを掴んでソースみたいにかけました。 焼肉のような音がして焼けていきましたが、ずっと質感は生でした。 食べてみるとオレンジの爽やかさはなくて、生臭さと酸っぱさが勝っていました。 たとえるなら、鰹のたたきを温めたあと一日放置した電子レンジに、牛乳に浸したザリガニを粉々にして入れ、600Wで5分チンした風味です。 きっと今ヤケンはあのときの匂いだ、と思いながらこの作品を書いています。 喉の奥に引っかかったキュキュットのぬめりが、私は未だに忘れられません。
  • 3日前

    はじめまして、ヨシノ 静と申します。

    プロフィール欄を読んでいただいた方には伝わっているかもしれませんが、『なにかとなにかをくっつける話』を書きたいと思い立ちまして、連載を始めました。 どんな話か一文で表しますと『ダンジョン風の世界で、物をくっつけられる能力を持った探索好きの主人公が、魔物や武器、あらゆるものを「自分に」接合しながら旅をするお話。』です。 つまり、概ねタイトルの通りということです。 ストレスフリーに爆速で人間卒業していきますので、どうぞご安心ください。 人間らしさの欠片があるのは10話までです。 タイトルを『限界ハクスラ生活』にしようか迷った程度には、限界までハクスラします。 いえまあ、限界なんて気持ちの問題、ですよね。 昔、食堂のおばさんのヒモをしていた学生時代。 貰った諭吉2人をその日に使い果たし、なんとなく言い出せなかった私は、1000円で一週間を過ごすことになりました。 初日、とりあえずウィスキーを買い、残金120円。 百円コンビニの惣菜パンか、菓子パンか。 迷った挙句、ウィスキーにはツマミが欲しかったため、うまい棒を10本買いました。 あのとき飲んだトリスハイボールとうまい棒の味が、未だに舌に染み付いて忘れられません。 この話が、物語にどう関係してくるのかと言いますと、実は全く関係がございません。
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