空には、数え切れないほどの数多の星が散りばめられている。
現世の人間たちの小さな諍いなど、
最初から意にも介さぬ冷徹さで、星たちはただそこに、永遠の輝きを放ち続けている。
なんだか全てが馬鹿馬鹿しくなる。
私は静かに夜空を見上げ、そっと右手を伸ばしてみる。
決して掴み切ることのできない、遥か彼方のその輝きに向かって。
私も、そこに行きたい。
できることなら、今すぐにでも、あの光の場所へ。
この現世の泥に塗れた命を脱ぎ捨てて、
数多の星屑の、その最果ての一つとなり、
最後の清らかな灯火を、ただ静かに灯していたい。
>殺愛奇譚 更新しています。
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