ここから先は「ネタバレ」なので、まだ読んでなかったり、考察を自分で広げたい人は戻ることを推奨します!
誰が天才なのか。
「世界中のやつらと友達になりたい」を達成したのはどちらなのか。
最後の皮肉ともとれる台詞の、"間"は何だったのか。
作者がこういうことを書くことに、否定的な意見はありそうだけど。
私はあまり言語化が得意ではなく、物語として必要じゃないなと思う部分を削りすぎるふしがあると思う。
なので、解釈の手助けというか、答えの1つ(ただの私の解釈なので、読み手の数だけ解釈が増えて良い)のようなものをおいておきたいなって。
重ねていうけど、この解釈が唯一の正解というわけじゃなく、作者はこう言ってるけど、私にはこう見える!っていう解釈を否定しない。
その自身の感受性を大切にしてほしいと思う。
勉強も努力できるタイプのサトウと、頭はいいのに発想がぶっとびすぎてて周囲に理解のされないタイプの僕のお話。
私としてはどっちのタイプも天才だと思う。
終盤の主人公の僕としては、実はサトウのプライドを傷つけようとか、論破してやろうとかの想いは微塵もなく。
ただ旧友が饒舌だったので、サトウがずっと言っている「コスパの良さ」をテーマに、コミュニケーションの手段として自分の意見を言っただけ。
サトウがどんなにいやみを言っても、マウントをとろうとしてきても、僕はぜんぜん効かずに、ただ事実としてそれは違ってるよねって言っただけ。
僕は「コスパの良さ」に対しての事実を述べていただけで、サトウは当初の目的である「全世界のやつらと友達になる」を達成している。
なんなら僕は友達がいない…。
サトウは鼻につくけど、僕はそんなの気にもとめずに、サトウってすごいなって本気で褒めている。
はぁっていうため息も、「対して、僕は努力できない、なんて無力な人なんだろう」って思って出た、自分に対しての呆れ。
決してサトウに向けたものではない。
といいつつ、サトウに向けたものだと解釈させようと書いてはいる。
最初のほうの「頭がいいといわれるやつも~」も、そもそも頭のいいなんだろうな?っていう定義への疑問があるから明言をしていないだけで、僕はずっとサトウを認めてはいる。
最後の間も、「やばい、いつもみたいにただ正論を言って相手を怒らせてしまった!」と感じている。
だから僕は全力で思いつく限りのフォローをした。嘘にならないように。
それが皮肉に映るわけなんだけども。
こういう人いるよね。
感情をあまり考慮せずに、事実だけ言っちゃう人。
私を知っている人からしたら「おまえのことだろ!」って言われてしまいそうではあるが。
努力して絶対に達成するタイプの天才と、全部わかっちゃうがゆえに努力はできないタイプの天才
ここの対比を強調させたかったので、サトウくんにはマウントを取らせてしまって申し訳ない。
プライドの高いキミのことだ、いつか僕を刺し殺しても驚かないよ笑