巡察隊が駆け付ける前に逃げ出すした久坂と以蔵は、真っ暗な京都の街を走る
長州藩邸に駆け込めば安心である
あともう少し、という処で正面から白い着物姿が駆けて来た
「!!?」
以蔵が久坂を庇う様に刀を抜くが、刀ごと真っ二つにされる
久坂も自分の刀を抜こうとするが、抜く前に首が地面を転がった
ドンッ、コロコロコロ …
刀の血糊を懐紙で拭き取ると、納刀した彼女は白い着物が返り血で汚れたのに気付き舌打ちをする
その夜以降、アルケは着物の上に袴と羽織りを着用する様に為った
勿論男装が目的では無く、白い着物を汚したく無いからである
アルケは島津斉彬が上京した際に請われて護衛役として京都に入ったが、それ以降も京都守護の役目を仰せつかり日夜不逞浪士を粛清して回って居た
会津藩とは別系統なので、新撰組と協調する事は無かったが、何時しか新撰組が取り逃がした相手はアルケが始末を着ける様に為っていた
「不味いな、組の面目丸潰れじゃ無えか … 」
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