『紅蓮、また速度が上がってるわよ。2人にペースを合わせて?』
「んな事言ったって、引力に引っ張られたら加速するに決まってるだろ?」
『冥冥さんもダイアさんも、ずっと一定の速度で周回してるわよ?出来て無いのは紅蓮だけ』
「畜生め──なんで、そんな器用な真似が出来るんだよアイツ等。アタマおかしいんじゃ無えか?」
「聞こえてましてよ」
「紅蓮さん、私達は君の為を思って付き合ってあげているのだけどね?」
「嫌なら抜けろよダイア、別に頼んで無えよ」
「折角、磨けば光る原石のライバルが居ると言うのに、凡庸に圧勝しても詰まらないじゃないか」
「ダイア、喧嘩売ってんのかテメェ。勝つのはアタシだこのヤロー」
「残念ながら、グランプリで優勝するのは私ですわ」
冥冥が静かな対抗心を燃やす
彼女は口数が少なく、お淑やかな雰囲気だが、実は負けん気の塊である
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