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完結「ワスレナグサを散らす前に、笑え。」――たまには完結後の一人語りなど。

初めましての方は初めまして。
お久しぶりの方はこんにちは。

もそもそといろいろ書き描きしている雨色銀水と申します。
ついに5月も終わりですね……とりあえず今は暑くてエアコンを全開にしています。

みなさんはこの5月、どう過ごされたでしょうか?
わたしはしばらく旅に出たりしておりました。まあ、一時的にですけども。

そんな中で、書いていた小説「ワスレナグサを散らす前に、笑え。」がつい先日完結いたしました。
こちらの作品は、『一応』SFカテゴリの作品です。ただ、メインテーマとなっているものは、そこまでSFチックではなく……どちらかと言えば人間ドラマに近いかもしれません。

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ここからはネタバレ多し。


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六年前に亡くなった姉が、父親の技術によって『デジタル地縛霊』として帰ってきた。
それが物語の始まりではあるのですが、実はそこから始まる大半のエピソードはある意味真相を隠すためのフェイクである……というのは、読んでいただいたらなんとなくは理解していただける……と思います。

主人公は結局、自分の真実を受け入れるために【姉】という存在がいる七日間に身を置いていたわけで。その真実が自分の認識を壊すのだとしても、いつかは受け入れなければいけなかったとことでもある。

……などと言っておりますが、ここだけの話、最初の段階での結末はもっと違うものでした。現在のエンディングよりももっとシンプルで、単に偽りの世界から現実に帰還するだけの話だったという……。
そう考えると、3万文字強の作品としてはややこしい内容になってしまったやもしれません。

本当なら、■■が□□になってしまった瞬間とか、親父の苦悩とか、三号の存在理由とかも入れられたかもしれないのですが。4万文字に収める目標のために、かなりスリムなお話になりました。いや、それらを全部入れこんだら、完全に長編ラインの長さになってしまいますしね……。

特に現時点で書く予定はないのですが、■■がどうやって□□として過ごしていたかとかも、外伝的な話としてあってもいいかも……とはちょっと思います。


ちょっとずつネタバレを投下すると……。

三号って実は主人公の母親だったりします。
完全に本人かと言えばそうではないのですが、思考を元に作られた存在ではあります。ゆえに料理上手。三号なら飾り切りもかつら剥きだってできます。

父親については、出番が最初以外になかった……。
と言いつつ、すべての黒幕ではあるのです。システムを作り上げたり、カラの製作者だったりと、まったくかかわりがないわけではない。のですが。
本編の構成上、絡ませる余地があまりなかったです。そこは改善点ではあるかもしれず。改めて自分で読みなおすと、いろいろ印象的であるのに出てこないんかい! には確かになりました。申し訳ない。

正樹、藤花については……。
何で正樹は17歳? っていう部分がありますが、それは藤花が現在17歳だからです。(盛大なネタバレ)
藤花が成長していく分、正樹についても成長させていった……って意味わかるでしょうか?
あと、正樹の見た目の描写が最後以外ないのは意図的にです。鏡でも見てしまったらたぶん、正樹自身ではなく藤花の顔が見えてしまったでしょうから。


……SFと言いつつ、やっぱり人間ドラマよりの作品にはなってしまっています。
藤花がデジタル地縛霊ではなく、実は……という点も明らかに人間ドラマっぽい。
内容全体を見渡せば、SF的なテーマではなく、明らかにそっち系ではあります。

テーマとしては「姉を救うために、弟の人格を使って姉自身に喪失を受容させる物語」ってなるのでしょうか。なんか入り組んでいる。

だけど、大体そんな感じ。
割と重い話になってしまいましたが、最後でどんでん返しが出来ていたらいいなぁ……と思いながら書いておりました。


書き終わってちょっと経つと、やはり粗が気になり出しますが。
とりあえず完成したことに安堵しつつ、ちょっと休憩したいと思います。

もし作品で気になる点などありましたら、教えていただけるとありがたいです。


さて、ひとまず今回はこの辺りで。

作品を読んでいただいた方々、ありがとうございます。
少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。

2件のコメント

  • SF的なギミックが主題ではなく、あくまで道具立てであって本筋は人間ドラマというSF作品も多いので、胸を張ってSFと言ってよいと思いますよー。

    三号の正体にはまったく気づきませんでした。
    なるほど、そんな裏設定があったんですね!
  • SFってそうなんですか……。がっつりサイエンスフィクションしていないとSFカテゴリに入らないのかと思えば、そういうわけでもなかったのか……。なるほど……!
    とりあえず「これはSFです!」と言っておこうと思います。……まあ、確かに最初の設定の現ファではありあませんしねぇ。

    三号の正体に気づくことはまずないかと。
    そもそもそれらしい表記は特にしていないし……完全に裏設定です。

    いろいろ出し切れない要素があったりするので、もうちょっと尺足しても良かったかなーと思いつつ、あんまり長くしてしまうと崩壊する可能性が高まるジレンマ。
    とりあえず現在の私の力ではこのくらいが限界です……。

    とにもかくにも、最後までお付き合い下さり感謝ですー!!
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