1月7日6:00より、新作『月を撮る人』を公開します。
主人公・圭太が構える古いデジタルカメラ。 そこには、隣にいる恋人の姿も、街の灯りも写りません。 記録されるのは、ただ冷たく静かな「月」の姿だけ。
「なぜ、月しか撮らないのか」 「なぜ、自分を写されることを拒むのか」
第一章「月しか写らない」では、そんな彼の孤独と、彼を見守り続ける愛梨の、どこか歪で切ない距離感を描きました。
防波堤を叩く波の音、冷たい夜風、そして銀色のカメラが立てる小さな機械音。 そんな「音」を感じながら読んでいただけたら嬉しいです。
夜、眠りにつく前の静寂のお供に。 どうぞ、よろしくお願いいたします。
