• 現代ドラマ
  • 異世界ファンタジー

カクヨムWeb小説短編賞2022にて、短編特別賞を受賞しました!

こんばんわ。

本当に驚きだったのですが、カクヨムWeb小説短編賞2022にて、私が書いた短編小説「#5日後に退職する乳酸菌飲料販売レディ」が短編特別賞を受賞しました。
応援下さった方、本当にありがとうございました!
とても嬉しいです。

小説はこちら
#5日後に退職する乳酸菌飲料販売レディ
https://kakuyomu.jp/works/16817139555030648071

カクヨムWeb小説短編賞2022 最終選考結果はこちら
https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short_2022


私の処女作はファンタジー長編でしたが、ファンタジーは書いていて楽しいけど、設定を自分が違和感なく考えるのがすごく大変だなあと思ってなかなか書けなくなり、現代のお話を書くことが増えました。しかし、自分が書いている話が需要があるのか、面白いのか、あまり自信がありませんでした。
そんな中でこういう賞をいただけて、また、編集の方に「働くお母さんが抱える悩みと覚悟を社会派エンタメに昇華している」「秀作」と評していただけたのは嬉しい出来事でした。こういうの書いてもいいんだと背中を押してもらった気がします。これからも自分のペースで少しずつ書いていきたいと思います。

このお話を書き始めたのはちょうど、去年の今頃でした。早い人なら長編も余裕で書けそうな期間です。かなり書くのに時間がかかってしまいました。私はかなりお話書くの遅いのがコンプレックスでもあったのですが、この話は時間をかけないと絶対書けなかったため、こういう時間かけるやり方でやるのも間違ってないのかもなあと思えるようになり、これも嬉しかったです。

その頃私は、新卒からずっと就いてたプロダクトデザイナーの仕事が激務すぎるのと上司に酷めの扱いを受けて精神ダメージが重なり、休職して三ヶ月くらい経ったところでした。まだ全快ではないものの本当にやばい段階は抜けたかなーというところでした。

当時ヤ○ルト1000がすごく流行っていて買えなくて、ヤクル○レディ狩りという単語をネットで見て、以前の職場にいらっしゃっていた素敵なヤクル○レディさんを思い出していました。
レディさんっていろんな職場に堂々と入っていけるし、気遣いできてセールストークも上手いので、ヤクルトレディが企業スパイとして暗躍する話があったら面白そうだなあと思って考え始めた話でした。

そして一度、ヤクル○レディさんが企業スパイになった話をほぼ書き上げたのですが…
これは話としては面白い気がするけれど、冷静に考えたらヤクル○レディさんの営業妨害になるなと思ってしまい、残念だったのですが一回全部ボツにしてしまいました。
実際に問題になる可能性は低いと思いますが、素敵なレディさんたちにとってマイナスになるようなものを書くわけにはいかないと思ったので…いつか別のシチュエーションで再利用したいと思っています。

で、でもヤクル○レディさんを主人公にするアイデア自体は好きだし面白い気がするからどうにか使いたいと思い、解決方法を求めて今までと違う方向性を模索しました。
しかしそうは決めたもののなかなか筆が進まず、そしてその間に夏が来てだんだん体調も良くなってきたので執筆よりもまず、今後の身の振り方どうしようかなあと考えていました。

休職してましたが職場の同じチームの人たちはいい人で好きだし、私が担当していたデザインの内容が、いつか絶対こういう仕事したい!という希望のど真ん中だったので迷いましたが、デザイナーでいるより心身の健康を大事にしないとそもそも生きるの自体がが不可能になるしな思って辞めることにしました。
そして、就活をやるしかないと思ったのでマザーズハローワークに行って履歴書添削してもらったり就活サイトに登録したり今までデザインしたものをまとめた作品集を作ったりしてたくさん面接を受けました。
結果、たまたまちょうどいい求人があって、今はプロダクトデザイナーのアシスタントの仕事ををしてます。会社はちょっと変わった人が多くて、社会にいると大体、割と変な人の部類に入る私があまり浮かない状態で過ごせているので割と楽なのと、絶対に常に定時に帰りたいと面接で伝えたのがずっと継続できてるのと、今のチーム的には私の得意分野が割と重宝がってもらっているみたいで、今のところは、よかったなあと思っています。
そして秋になり、転職して数ヶ月経った上にいよいよカクヨムコンも近づいてきたところでそろそろ話をまとめていかないとと思いもう一度執筆を始めました。

ヤクル○レディさんのお話の執筆が止まっている間にリアルでの転職という割と大きな出来事があって、それが執筆のアイデアになったのは確かでした。
 主人公の櫻子をスパイではなくし、もう少し自分に状況を近づけつつ、彼女がどういう人で何を目指しているのかをもっともっと深く掘り下げたところ、話が上手くまとまりました。そして、これなら人に見せてもいいかなと思える、自分的に納得できる話になりました。それが#5日後に退職する乳酸菌飲料販売レディでした。

そんな感じで、私が書いている小説は自分の実体験や思ったことが中心にあるものばかりで、この小説も例外ではありませんでした。多分転職しなかったら書けなかった気がします。
そう思うと、人生の上ですごくきついことでも、どこかで役に立つんだなあと思えてお得だなあと思います。

これからも、己の心身の健康を最優先にした上で色々なお話書いていきたいので気が向いたら読んでみてください。
いつもありがとうございます〜

※写真は結構前に描いた自キャラです。

2件のコメント

  • 改めておめでとうございます!!
    お名前みつけて興奮しました(*゚∀゚*)ムッハー
    ほんとにすごいです!
    やったーヾ(*´∀`*)ノ
  • 小桃もこさん!
    わーありがとうございます!!見つけてくださって嬉しいです。
    めっちゃ嬉しかったですー!やったやったー!
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する