某新人賞の応募作の助走として書きはじめた本作ですが、本当はもう少し続く予定でした。が、これ以上ネットに公開してしまうと、応募作に使えないエピソードになってしまいますので、ひとまずこれで終わりにしておきます。
書いている最中は意識をしていなかったのですが、この作品は「一人の中年男性の成長小説、ビルデュングス・ロマン」になっていると読み込ませた生成AIに指摘され、ふーん、なるほどなぁ、とうなずいたものです。小説にはいろんな形態がありますが、人の成長を書くのは、作者自身の道徳、倫理観が問われるので、なかなか難しいのですが、本作を書く事で、自分自身の倫理観が整理されたような気がします。自己から他者へ、人の尊厳を知る事、他者との関係性。こういったテーマは普遍ですので、応用が効くなぁ、なんて思いながら本稿の執筆を終える事にします。