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RPGツクールで作りたいゲームのあらすじ⑦

帝都カンナヴァリス到着。ヨルデリア:伝令鳥を飛ばして先に事のあらましはご報告したが、急ぎ陛下に詳細な情報をお伝えしなければ。…ん?む?ヨルデリアとタイガスが固まった。その視線の先にはボロボロの服を着た一人の少年が帝都の子供達に混じって遊んでいる。ヨルデリア:こんな所で何をやっていらっしゃるのですか!少年:ぎゃー!出た!ヨルデリアだー!ヨルデリアは逃げようとした少年の首根っこを捕まえて連れて行く。ヨルデリア:また執務を放棄して!こんな場所で油を売って!許しませんよ!少年:やめて!許して!ヨルデリアぁあああああああああぁぁぁぁ…。タイガス:ハァ…陛下の放浪癖がまた出たのであるか…。ハルーン:えっ!?あの子が皇帝なの!?リトール:ああ、皇帝で間違いねえ。しかし皇帝ともあろう人間がここで何やってたんだ?タイガス:陛下はよく城から逃亡して民衆の中にふらふらと混ざって遊んでいるのである…。リトール:それマジか。タイガス:嘘だったらどれほど良かったであるか…ともかく城に行くであるぞ。皇帝ゲルマニクス:はい、すみませんでした、もう二度としません。リール騎士団の面々:ガミガミ!皇帝:そ、そんなに朕を怒らなくたって…。リール騎士団副団長ウルグス:よし、誰かコーガさんを呼んでこい!皇帝:もう二度としませんからそれだけは止めてええええええええええええ――!!!!タイガス:…何度見てもハァである…。ハルーン:…うわー。リトール:あちゃー…。ヨルデリア:それで、例の事態についてですが。皇帝:北方都督府の件だね。詳細を聞かせてもらえるかな。既に調査団を北方都督府に派遣した。その報告を待って数日以内に全貌が明らかになるだろうが…。ヨルデリアは北方都督府での詳細を話した。皇帝:なるほど、『姫』か…。人が魔物になる事件に『姫』が関与している。昔、ほとんどこれと同じ事件が起きたと朕は聞いている。『夜のレプティアの惨劇』だ。途端にざわめく陪臣達。皇帝:静粛に。実は北方の国境要塞の一つからの定時連絡が途絶えている。恐らくはずっと途絶えていたのだろうが、北方都督府が隠蔽していたようだ。既に2個師団を編成し出撃させた。だが、これから要塞の調査に入る…という報告から報告が途絶えた。…うん?傷だらけの伝令鳥が飛んできて、皇帝の膝の上で息絶えた。皇帝:…あの2個師団の伝令鳥だ。2個師団が殲滅された、か。おや。皇帝は伝令鳥が運んできた手紙に気付く。皇帝:…指揮官のシュービヒ大将からの最後の報告だ。『攻めたのが失敗だった。竜が要塞にいる』陪臣達はどよめいた。皇帝:現時刻より朕の名において非常事態を宣言せねばなるまい。北方の要塞を奪還せねば我らは二十年前と同じ目に遭うぞ。内大臣オスロッタ:で、ですがどうやって竜と戦うのですか!?竜は、アガートス最強の……!!!摂政ユーディン:陛下、私に策がございます。皇帝:申してみよ。ユーディン:まずは北方の地の治安の回復でございます。軍には要塞を包囲させますが、こちらからは手出しをせずに竜とにらみ合わせるのです。皇帝:ふむ。ユーディン:その隙に北方都督府への調査団からの報告と併せて事態の究明を。また、北方都督府に新たな太守を派遣し、北方の地の治安を回復させる事を第一の目的とするべきです。皇帝:だが、その内に何が起きるか…。ユーディン:陛下、奇妙だとは思われませぬか。皇帝:…アマルナイ王国が今まで何故我が帝国領土を侵略して来なかった、か。ユーディン:ええ。竜という恐ろしい戦力を持ちながら、何故これまで国境を侵してこなかったか。なにゆえに今頃になってこんな所業をしているのか。それを突き止めぬ限りは誰も安寧に暮らせぬでしょうし、国境要塞の奪還の手立ても見つからぬでしょう。皇帝:ふうむ…。良かろう。その案、直ちに実施せよ。ユーディン:はっ、御意に。リトール:おい、さっきとはえらい違いだな、あの皇帝さん。ボンクラお坊ちゃまかと思ったらえらく有能じゃねえか。タイガス:陛下とお呼びするのである!…陛下は公私のギャップが本当に凄いのである。ハルーン:へえ、奥さんがしっかりしていれば大丈夫なタイプだね。タイガス:陛下は十五歳になられたばかり、独身でいらっしゃるのであるぞ!ヨルデリア:陛下、恐れながら申し上げます。皇帝:何であるか。団長、申せ。ヨルデリア:アマルナイ王国の内情、私が探って参ります。ユーディンらが青ざめる。ユーディン:ば、馬鹿を申すでない!危険にも程がある!貴殿の命は無いぞ!ヨルデリア:あちらの内情を知らねば北方都督府のような内憂が繰り返されましょう。命がけなのは承知しております。されど、誰かがやらねばならぬことならば、リール騎士団長たる私がやりましょう。ユーディン:…し、しかし…。リール騎士団団長が万が一帰ってこなかった場合を考えると、陪臣の誰もが素直に行ってくれとは言えないのだ。だが、彼女以外の者を行かせた場合、更に帰還の確率が下がるであろう。どうすべきか。皇帝が決断を下す。皇帝:……良かろう。だが朕もただでお前を行かせるつもりは無い。出立の前に、帝国研究所のヤマナ所長を訪ねよ。ヨルデリア:はっ、御意に。

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