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とても不思議なきもち。

「夢現~龍と蜂と檜~」
https://kakuyomu.jp/works/16817330659439181500

 第5章の初稿が書き上がりました。
 最終回である第30回は2月3日更新予定です。

 この物語は1章ごと完結の連作ミステリーで、第5章が最終章です。
 1章、2章、3章、4、5章で主人公が違い、それぞれが知っていることが描かれています。
 そのため、全章を読むと、まるでこの物語の神様の視点を得たように感じられるのではないでしょうか。すでに、1、2、3章を経て、4、5章をお読みの方は、この構造を体感しつつあるのでは、と思っています。

 そういう構造の物語だから、というわけではなく、いつものことなのですが、物語を書き終えた後というのは、とても不思議なきもちになります。
 卒業式から、入学式までの間に似ているでしょうか。
 確かに何かを成し遂げた自分なのに、からっぽのように感じられるのです。
 でも、さっきまで書いていた物語は終わったことが確定していて、作り続けていたときとは作者としての関わり方も違う。
 うれしいし、ホッとするのですが、どこかさびしい。
 満開の桜の下で、一人でぽかんとするようなきもちです。

 これから、手直しをしつつ、最終回まで更新していこうと思っています。
 その間、この不思議なきもちをじっくり味わいたい。

 最終回には、ノベプラ、小説家になろう版では、その後の登場人物たちの人生をかいつまんで説明した、あとがきをつける予定です。
 カクヨム版では、近況ノートに記せれば、と思っています。
 また、2月3日によろしくお願いいたします。

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