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【舞台裏メモ】あの“主任ノート”に書かれた謎ワード

現在、『医療事務ですが、病院で謎を追ってます!』第1部の言い回しなどを少し変えたりする作業を行っているのですが、
ある人物の残したノートに、こんな不穏なメモが記されていました。

「レセプト監査 21-B-72 件」
「薬品ロット差異 検証中」
「研究費支出タイムラグ → 来月まで調査保留」
「出勤記録 S:3/11〜3/17 重複あり」
「×M氏の指示、メール未達。伝聞? → 要確認」
第1章【03】ログ分析ごっこ

一見、ただの業務メモのようにも見えるこれらですが、実はすべてが“ある一連の出来事”として組み込まれています。

「レセプト監査」→ 一部の件数が過少・過大請求に該当しており、特定の端末ログと一致。

「薬品ロット差異」→ 指定医薬品が納品数と使用数で一致せず、帳簿に齟齬あり。

「研究費支出」→ 時期と金額が合わず、一部は不自然な繰越処理。

「出勤記録」→ 不正ログイン・代理打刻の疑いをほのめかす兆候。

「×M氏」→ “名前が記されていない”ことが逆に重要。伝聞で命じた形跡があり、責任の所在が曖昧に。

こうして見ると、すべてが「不正の痕跡」として繋がっていることに気づかれた方もいたかもしれません。


第1部の中で、これらがどのように絡み合い、そして“ある事件”に繋がっていくのか……。まだ読んでいない方は、そのあたりも気にして読んで頂けるとうれしいです。

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